飲食店の時短営業や外出自粛ムードも相まって、すっかり自宅での晩酌が主流になっている方も多いのではないでしょうか。
ここ数年、アルコール市場ではハイボールと並んでレモンサワーが人気を博しており、各メーカーからは様々なレモンの缶酎ハイが発売されています。
また、爽やかなレモンサワーは1杯目からも飲みやすく、シンプルで自宅でも作りやすいため家飲みの定番でもあります。
レモンサワーの作り方は様々ありますが、ここでは美味しいレモンサワーを自宅でコスパ良く飲む方法を模索しました。
本記事では、缶チューハイや炭酸水の価格を比較して美味しいレモンサワーをいかにコスパ良く飲めるかをまとめています。
こちらの記事では「コスパ最強ハイボール」についてまとめています。
レモンサワーに使用するお酒
レモンサワーに欠かせないのがレモンサワーの素、もしくは焼酎+レモンですが、安すぎるお酒を使うと安いけど美味しくないものが出来上がってしまいます。
これではただ安いだけで、「コスパが良い」とは言えません。
なので今回は、コンビニやスーパーなどで手に入りやすく、また味も美味しいサントリーの「こだわり酒場シリーズ」の「缶」や「素(もと)」などを使って、グラス1杯あたりの価格を比較してみます。
350ml レモンサワー缶
炭酸水を用意しなくても缶を開けてすぐに飲めるのが魅力の缶チューハイ。
定番の「こだわり酒場 レモンサワー」はコンビニ・スーパーで必ず置いてある人気商品です。
最寄りのコンビニやスーパーの平均価格は131円(税込)で販売されていました。
ネットでまとめ買いするともう少しお安くなりますが、今回は上記の価格で計算します。
500ml レモンサワー缶
350ml缶よりコスパが良い500ml缶の価格も比較します。
こちらは最寄りのコンビニやスーパーの平均値では181円(税込)でした。
こちらも毎日ペースで飲むならネットでの箱買いがお得そうですが、今回は上記の価格で計算します。
レモンサワーの素500ml
次に比較するのが「レモンサワーの素」です。
これに炭酸水を足すだけで、お好みの濃さでレモンサワーが作れる優れものです。
後ほど紹介する炭酸水メーカーと併用すれば場所も取らないのが嬉しいですね。
こちらは最寄りのコンビニやスーパーの平均値では686円(税込)でした。
レモンサワーの素1800ml
今回の検証で最もコスパが良いと思われるのがレモンサワーの素1800mlパックです。
1回に60ml使用すると仮定すると、30杯飲めるため1日1杯なら約1か月持つ計算です。
こちらはコンビニでの取り扱いは確認できませんでしたが、最寄りのスーパーの平均値では1815円(税込)でした。
4L焼酎+レモン
最後は生のレモンでレモンサワーを作りたいこだわり派の方向けに、焼酎を使用します。
一般的に、レモンサワーには鏡月やビッグマンなどの甲類の焼酎が使用されるようです。
今回使用するのはお馴染みの「ビッグマン」です。
4Lのビッグマンは最寄りのコンビニやスーパーの平均値では1881円(税込)でした。
また、中にはハーブを使用した「レモンサワー専用」の焼酎もありました。ちょっとお高めですがこだわりたい方はこちらもオススメです。
レモンは最寄りのスーパーでは5個入り429円(税込)で販売されていました。
今回は1杯に半分のレモンを使用するため、1回あたりのレモンは約43円と仮定します。
生のレモンはすぐに鮮度が落ちますが、より手軽なレモン果汁や、
ストック可能な冷凍カットレモンでも便利ですね。
炭酸水は3つを比較
レモンサワーを作る上で欠かせないのが炭酸水です。
どうせならレモンサワーの素だけではなく、炭酸水もコスパよく入手したいですよね。
今回は
- 飲みきりサイズの350ml缶
- どこにでも売っている500mlボトル
- ゴミが出ない炭酸水メーカー
の3つを比較してみます。
350ml缶
500mlのペットボトルだと多くて毎回残しちゃう…という人は350ml缶の炭酸水がオススメです。
今回はイオンのプライベートブランドで38円(税込み)という超破格値で購入しました。
ネットだと50円~60円くらいが相場のようです。
500ml ペットボトル
たぶんハイボールを作る上で、1番多く使われるのが500mlペットボトルの炭酸水です。
こちらもトップバリュー商品で73円(税込み)で購入しました。
これはネットだと1本50円~60円ぐらいで売っているので、買う場所によってはネット購入のほうがお得です。
ちなみに近くに業務スーパーがあるなら500mlの炭酸水が1本約35円という破格ぶりなのでオススメです。
強炭酸ではないけれど、破格なのに普通に美味しいのでオススメです。
炭酸水メーカー
コスパや使い勝手共にオススメなのが炭酸水メーカーです。
機械を買うので初期費用はかかりますが、長く使うと炭酸水を買うよりもずっとお得になります。
例えばソーダ―ストリームという炭酸水メーカーの公表値は500mlあたり18円と格安です。
我が家にはソーダストリームとドリンクメイトの2つがありますが、もちらもコスパが良いうえに炭酸水を置く場所を取らず、ゴミもでないのでオススメです。
ソーダストリームとドリンクメイトに関する記事を複数掲載していますので、宜しければご閲覧下さい。
1杯あたりの価格を計算
ということで上記のお酒と炭酸水を組み合わせて、1杯あたりの価格を計算してみます。
今回使うグラスはこちらの真空断熱タンブラーです。
容量は400mlのものですが、氷をぎっちり詰めると250ml入るので、1杯 = 250mlで計算します。
また缶酎ハイは炭酸水を使う必要がないですが、それ以外は3種類(350ml・500ml・炭酸水メーカー)の炭酸水でそれぞれの価格を算出してみます。また炭酸水メーカーにはソーダストリームを使用しています。
ちなみにレモンサワーの素の黄金比は「素1:炭酸水3」らしいので、「レモンサワーの素60ml、炭酸水190ml」の価格で算出します。
焼酎で作るレモンサワーはアルコール度数20%のもので焼酎と炭酸水が1:1または1:2がベストとのことで、間をとって「焼酎100ml、炭酸水150ml:レモン半分」で作ります。
今回は炭酸水が350ml缶のほうが500mlペットボトルより安い、ちょっとおかしな現象が起きていたので変な表になってしまいましたが…こんな感じの価格になりました。
やはり1番安いのは「1800mlのレモンサワーの素×ソーダストリーム」の組み合わせです。
反対に焼酎+生レモンの組み合わせは、素よりも焼酎の使用量が多いことと、レモンの費用がかさむことから絶対的に高くなることが分かりました。
当たり前ですがレモンサワーの素や焼酎の量を減らすと1杯あたりの価格が安くなるため、毎回入れすぎてしまう人は後から紹介する定量ポーラーを導入するのがオススメです。
コスパ最強はレモンサワーの素1.8L
以上の結果から、コスパ最強な自宅ハイボールは1800mlのレモンサワーの素×ソーダストリームの組み合わせであることがわかりました。
同じレモンサワーでも作り方によって1杯当たりの価格が2倍以上も違うという結果になりました。
レモンサワーの素はスーパーでも手に入りますが、何せ重いので私はAmazonで注文しています。
紙パックでも蓋付きなので飲み終えるまで特に劣化した感じはなく、美味しく頂けています。
レモンサワーの素は各メーカーから発売されているためお気に入りが見つかりそうです。
レモンサワー缶は意外とコスパが悪くない
価格を比較してみると、「350ml缶と500ml缶のレモンサワー」と「500mlのレモンサワーの素で作ったレモンサワー」はそこまで価格は変わらないことがわかりました。
むしろ使う炭酸水によってはレモンサワーの素のほうが割高になることも…
レモンサワーの素から作ったほうが安くなりそうなイメージですが、500mlボトルの素を使った場合には実はそうでもなかったようです。
ただしレモンサワーの素は自分で入れる量を調節できるメリットがあります。
レモンサワー缶の味が濃く感じる人は、レモンサワーの素の量を減らすことで、よりコスパ良く楽しめそうです。
実際に飲み比べてみた
1杯あたりの価格は上記の通りですが「コスパ = 安さ」ではないので、味も重要です。
特に空けた瞬間飲める缶のレモンサワーと、焼酎から作る自家製レモンサワーでは味の差はあるのでしょうか。
手軽さは缶、お得度はレモンサワーの素ですがお酒は日々の楽しみですから味も肝心です。
そこで、缶、素×炭酸水、焼酎×炭酸水×レモンの3種を飲み比べてみることにしました。
たっぷり氷を入れたコップに注ぎます。
レモンサワーの素は「素1:炭酸水3」、焼酎は「焼酎1:炭酸水1.5」です。
せっかくなのでレモンの旨味が濃い「濃い旨」も併せて飲んでみます。
缶も素も「こだわり酒場のレモンサワー」は無色透明なのに対し、「濃い旨」は若干の濁り、「焼酎+レモン」はレモン果汁ではっきりと濁っています。
続いて香りは、搾りたてのレモンを使った焼酎が際立っているかと思いきや、缶(定番の味)も負けて劣らず爽やかな良い匂いがします。
いざ、試飲。
「濃い旨」美味しい!!!!!!
個人的な意見ですが、美味しさは「濃い旨 > 定番の味(缶)> 素 > 焼酎+レモン」という順に美味しかったです。
今回「濃い旨」はおまけとして試したのですが、個人的には1番好みでした。
しかし家族に試飲をお願いすると「濃すぎ…」とのことで、炭酸水で割って飲んでいました。
ここらへんは好みではっきり分かれそうです。
ちなみに濃い旨でもコスパ最強の「レモンサワーの素1800ml×ソーダストリーム」が出来るため、濃い旨派の人はこちらがオススメです。
一方、最も高い「焼酎+炭酸水+レモン」は、さわやかさは1番ですが、缶チューハイや素と違い甘みがないため個人的には好みでは無かったです。
レモンを追加してみてもやはり甘みが無く、程よい甘みの重要性を知りました。
スーパーやコンビニで「お酒と割る」レモン飲料が販売されており、「レモン炭酸水と何が違うの?」と思っていましたが、専用の商品はレモンだけでなく香料や甘みなどが加えられていて美味しい工夫がされているようです。
宅飲みレモンサワーにオススメグッズ
最後に自宅での晩酌にあったら便利、あったら楽しいオススメグッズを6つまとめました。
レモン絞り
生のレモンを使用する際に欠かせないのがレモン絞り器です。
手で握りつぶすことも出来なくはないですが、専用の絞り器を使用すれば種が入ることなくキレイに果汁を絞り出せます。
他の柑橘を絞る際にも使用できるのであると便利な逸品です。
真空断熱タンブラー&マドラー
レモンサワーに関わらず、アイスコーヒーや麦茶など冷たい飲み物にオススメなのが「真空断熱タンブラー」です。
普通のグラスやタンブラーだと氷が溶けて薄まってしまいますが「真空断熱」と書いてある商品は氷が溶けにくくいつまでもキンキンで美味しく飲めます。
前の晩に呑んだコップを置いたまま寝ても、朝起きるとまだ氷が残っていてびっくりしますよ!
コップの長さに合せたマドラーもあれば便利ですが、混ぜすぎると炭酸が抜けるので注意です。
定量ポーラー
ボトルから直接注ぐ際にオススメなのがプロも使う「定量ポーラー」です。
傾けると30mlの定量が出てくるから、入れすぎを防いで毎度丁度いい濃さのレモンサワーが作れます。
紙パックには付けられないので、1.8Lを500mlのボトルに移せばOKです。
定量ディスペンサー
4Lなどのボトルサイズで焼酎を購入した際でも「定量ディスペンサー いちおしくん」があれば空き瓶に移し替えることなく直接グラスにお酒を注ぐことが出来ます。
30mlまたは45mlの定量をワンプッシュで出せるため、重いボトルを持ち上げる必要がありません。
ロート
大容量サイズから空き瓶に詰め替える際に無くてはならないのが漏斗(ロート)です。
これさえあればこぼすことなく上手に詰め替えできます。
ドリンクメイト
炭酸水メーカーにも色々ありますが、ドリンクメイトは唯一「水以外の飲料にも直接炭酸を注入できる炭酸水メーカー」です。
時間が経って炭酸が薄くなってきても炭酸水を追加せずに直接炭酸だけを復活させることが出来るため、チビチビと飲みたい方にオススメです。
また、好みに合った強度の炭酸を注入することが出来ます。
炭酸水のペットボトルや缶などのゴミも貯まらず良いことずくめです。
おわりに
美味しい高コスパのレモンサワーを求めて検証してみましたが、結果は「レモンサワーの素×ソーダストリーム」がコスパ最強でした。
好みの「レモンサワーの素」を見つけてお得に晩酌を楽しみましょう。
また、缶チューハイ、レモンサワーの素、焼酎などをセブンイレブンやトップバリュのPB商品で揃えることでより安く楽しめるのでオススメです。
トップバリュの大当たり商品についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
当ブログでは他にも色々と味やコスパの比較をしていますので宜しければご閲覧ください。
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