グラタンやピザを好む我が家。いつもスーパーで適当なシュレッドチーズを購入していましたが、ものによっては「しょっぱすぎる」「美味しくない」と感じるものがありました。
そこで”コスパの良い美味しいチーズ”を購入し、食べ比べてみることに。
本記事では良いチーズと普通のチーズの原材料名や産地、価格、色、伸び、味などを比較しレビューをまとめました。
良いシュレッドチーズと普通のシュレッドチーズを比較
今回はチーズフォンデュで比較するため、シュレッドチーズを購入しました。
比較する良いシュレッドチーズ代表は「よつ葉 北海道十勝シュレッドチーズ」、楽天で1Kgのものを購入しました。
チーズ自体のレビューはこちらの記事にまとめています。よろしければ合わせてご確認ください。
普通のシュレッドチーズ代表はよくスーパーで目にする「エヌシーエルのとろけるナチュラルチーズ」です。
エヌシーエルは日本のチーズ加工会社です。
原材料名・産地
まずは裏面の原材料名を比較します。
良いチーズのよつ葉は「北海道十勝産の生乳と食塩のみ」を使用しています。
普通のチーズは、生乳・食塩のほか、セルロースが使用されていることが分かります。
セルロースは「粘着剤」とも言われる不溶性食物繊維で、食品添加物の1つで、チーズ同士の粘着防止・粘り気・カサ増しのために用いられます。
また、加工は日本の会社ですが、チーズの原産国はドイツです。
価格
良いチーズのよつ葉は公式価格1Kg2,220円ですが、ネットのみの販売のため送料が発生し約3,000円となります。
公式オンラインショップまたはAmazon、楽天、ヤフーショッピングなどのECサイトから購入が出来ます。
私は楽天で2,068円+送料880円の2,948円で購入したため、送料を入れても1gあたり約2.9円となります。
スーパーなどでも少量サイズのよつ葉シュレッドチーズが購入できますが、上記のものとは配合の違う別商品であり、送料を入れても1Kgを買う方がコスパは上です。
続いて普通のチーズはスーパーで260g376円で購入したため、1gあたり約1.4円となり、よつ葉チーズの半値で購入できることが出来ました。
色
袋を開けて鍋に移しました。
右の太めのチーズはよつ葉、左の細目のチーズが普通のチーズです。
画像だと分かりにくいですが、左に比べて右のよつ葉は非常に白いです。
続いて後ほどチーズフォンデュをするため、それぞれ同じ割合で片栗粉と牛乳を入れて火にかけて溶かしました。
やはり右のよつ葉は白いです。
チーズの色味はチーズの配合や餌となる牧草に含まれる色素などによって産地で違いが出るため、一概には言えませんが、白い方が見た目からミルクの濃厚さを感じますね。
伸び
続いてチーズフォンデュ仕様に溶かしたものを箸で持ち上げてみます。
どちらも写真に納まらないほど高くまで延びましたが、右のよつ葉はとろ~りと伸びていきます。
一方左の普通のチーズはビヨーンと粘り気のある伸び方です。
冷えたチーズをそれぞれ伸ばしてみると、右のよつ葉は伸びが弱くなったもののまだ伸びます。
一方左の普通のチーズは、ベタッとした塊になりました。
使用しているチーズの量に差はあるものの、加えた片栗粉と牛乳の割合は同じなので、やはりセルロースが出した粘り気かなと思います。
味
どっちがどっちか分からない状態にしたチーズを家族に試食してもらいました。
まずは右。
おいしい!まろやか!ミルク感すごい!
続いて左。
なんか苦い
正解は右がよつ葉、左が普通のチーズでした。
言われてみれば、普通のチーズには塩気の多さに加え、謎の苦みがありました。
どうやらチーズに苦みが出るのは熟成が上手く行っていなかったり、異常発酵をしていたりと作り手側に問題があるようです。
これからチーズフォンデュの実食なのですが、もはや比べるまでもないくらい全然違って驚きました。
チーズフォンデュで食べ比べしてみた
せっかくなのでチーズが主役の料理、チーズフォンデュで子供たちにも食べ比べてもらうことにしました。
片栗粉と牛乳で作ったフォンデュソースに、パンやウインナー、カボチャ、ポテト、トマト、ブロッコリーを付けて頂きます。
大きい鍋が良いチーズ代表のよつ葉、小さいのが普通のシュレッドチーズです。
一口ずつ食べ比べた後は、みんなよつ葉しか食べなくなりました。
(普通のチーズは少量にして良かった…)
我が家はホットプレートですが…ラクレットにもフォンデュにも使える専用プレートがあるとより盛り上がりますよね。
チーズが主役だと違いが明確すぎるのでチーズチヂミでも比べてみました。
右のフライパンがよつ葉、左が普通のチーズを使ったチーズチヂミです。
ごま油たっぷりのチヂミにはガツンと塩気の強い普通のチーズが合うかな?と期待したのですが、良いチーズはどの料理に使っても優勝でした。
セルロース不使用チーズのメリット・デメリット
今回使用した良いチーズ代表は「よつ葉 北海道十勝シュレッドチーズ」でしたが、美味しさと人気の秘訣は
- 十勝産の生乳を使っている
- 質が良いのに手が届く値段である
- セルロース不使用
- が挙げられます。
そこで、良いシュレッドチーズのカギともなるセルロース不使用のメリットとデメリットをまとめました。
メリット
セルロース不使用によるメリットは下記の5点です。
- 添加物不使用
- カサ増しされていない
- 安心して食べられる
- そのままで美味しすぎる
- 大容量はネットで買える
デメリット
セルロース不使用によるデメリットは下記の3点です。
- 価格が高い
- スーパーであまり売っていない
- 日持ちがしない
私が行くスーパーのチーズ売り場では、大手でもセルロース不使用のシュレッドチーズは、同じくよつ葉の製品が2種類置いてあるだけで、他はセルロース使用の外国産のものばかりでした。
小さなスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで売っているシュレッドチーズはほぼ確実にセルロース使用のものとなります。
セルロース不使用のシュレッドチーズは手に入れにくく、高価なのが難点ではありますが、ネットなら大容量で安く購入することが出来るほか、比較できないほどの美味しさの違いがあります。
また、セルロースの危険性はよく分かりませんが、EUではセルロースを含めた食品添加物が禁止されています。
以上のことから、セルロース不使用を選択するに越したことは無い思います。
おわりに
良いシュレッドチーズと、普通のシュレッドチーズを比較してみましたが、価格が倍違うだけあり、比べるに値しないほど、原産国・添加物の有無・風味・味ともに全てが違いました。
十勝産だから美味しいのか、セルロース不使用だから美味しいのかは分かりませんが、美味しくて無添加なのが1番です。
良いチーズを「高すぎる」と思うかは人それぞれですが、添加物使用のチーズでも高価なものは沢山あります。
それを考えると、安心して食べられる美味しい国産・無添加のチーズを1Kg3,000円程で(送料込)で購入できるのは高くはないと思います。
当ブログでは他にも色々と味やコスパの比較をしていますので宜しければご閲覧ください。
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