2019年12月23日、Yahoo!カードから衝撃のメールが届きました。
メールのタイトルは「クレジットポイントの一部変更についてのお知らせ- Yahoo!カード」。
メールタイトルを見た段階で「改悪」の雰囲気がヒシヒシと伝わってきましたが、内容は予想を超えるものでした。
本記事ではヤフーカードの改悪内容や、お得なPayPayチャージ方法についてまとめてみました。
ヤフーカードのPayPayチャージでポイントが付かなくなる!?
2019年12月23日にYahoo!カードから届いたメールの内容がこちら。
要点をまとめると「2020年2月から下記のパターンでポイントが付与されなくなる」というもの。
- ヤフーカードでのPayPayチャージ
- ヤフーカードでのnanacoチャージ
特に前者の「ヤフーカードでのPayPayチャージ」は利用している人が多いことから、Twitter等では厳しい反応が相次ぎました。
ちなみにnanacoについては元々0.5%のチャージと、恩恵がリクルートカードの半分だったため、それほどのインパクトはありません。
ヤフーカードチャージのメリットについて
〜2020年1月31日までは、ヤフーカードでPayPayチャージを行うと「1%」のTポイントが付与されます。
2019年12月23日現在のPayPay還元率(店舗利用時)は1.5%のため、ヤフーカードのチャージと合わせると「2.5%」の還元を容易に実現していました。
この「2.5%」の還元率に合わせ、PayPayで毎月開催しているキャンペーンにも参加できるのがPayPayの強みです。
しかし2020年2月〜は先述したヤフーカード分の「1%」がなくなるため、現金でチャージするのと変わらない「1.5%」の還元率となってしまいます。
代わりのチャージ方法は?
ヤフーカードのPayPayチャージがお得ではなくなるので、代わりになるお得なチャージ方法を模索します。
チャージ方法は6種類
12月23日現在、PayPayのチャージ方法は下記の6種類です。
各チャージ方法のお得度合いと合わせて見てみましょう。
お得なチャージ方法は「ヤフーカード」と「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」の2種類でしたが、しつこいようですが「ヤフーカード」については2020年2月からは現金チャージと同等に成り下がります。
ヤフーカード以外のクレジットカードチャージはできない
「ヤフーカードが改悪されるなら、ほかのクレジットカードでチャージしたらいいのでは?」
と思いがちなのですが、PayPayではヤフーカード以外のクレジットカードではチャージできない仕組みです(2019年12月23日現在)。
ヤフーカード以外のクレジットカードを紐づけて直接の決済はできますが、チャージできるのはヤフーカードのみなのです。自社サービスの囲い込みが上手ですね。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いはお得?
携帯電話のキャリアが「ソフトバンク」または「ワイモバイル」を利用している人は「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」が利用できます。
一部契約プランによっては利用できない人もいるので、詳しくは下記記事をご参照ください。
「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でチャージを行うと、PayPayチャージ分がキャリア利用料と同時に支払いができます。
つまりキャリア利用料をクレジットカードで支払っている場合には、そのクレジットカード利用分のポイントが上乗せされます。
例えばリクルートカードでソフトバンク利用料を決済している場合には…
- リクルートカード決済(1.2%) + PayPay店舗決済(1.5%) = 2.7%
と高還元が実現可能です。
ただし上記方法を利用できるのは「ソフトバンク」または「ワイモバイル」を利用している人のみ。
それ以外のユーザの受け皿になっていたのが「ヤフーカードチャージ」だったのですが…。
ちなみに還元率2%を誇るクレジットカード、「リクルートカードプラス(現在新規受付停止)」や「アクシスカードプラス」を利用すると「3.5%」という他を寄せ付けない還元率も実現可能です。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用できない人は?
「ソフトバンク」または「ワイモバイル」を利用していない人にとっては、2019年12月23日現在でお得なチャージ方法は存在しません。
強いて言うのであれば、「ヤフオク!」や「PayPayフリマ」の売上金をジャパンネット銀行以外に振込している場合くらいでしょうか。
売上金のジャパンネット銀行以外の振り込みは100円の手数料がかかるため、PayPayにチャージしたほうがお得です。
PayPayカードは誕生するのか
ヤフーの「PayPay」への力の入れ方は尋常ではありません。
投入金額や市場シェアが相当なものになっていることから、「これからの事業の中核」という位置付けになっていることは間違いありません。
今回のヤフーカード改悪は、「PayPayチャージでポイントが付与される”唯一”のクレジットカード、【PayPayカード】」誕生への布石か?という噂もあります。
個人的には、「確かにTポイント離れを急速に進めているヤフーなので、ありえるかな…」といった感想です。
おわりに
PayPayと親和性が高いはずだったヤフーカードがまさかの改悪。
2019年最後にとんでもないニュースが飛び込んできたな、といった印象です。
ただ、ヤフーカードのPayPay決済(非チャージ)でPayPay関連のお得なキャンペーンに参加できることは間違いありません。
「事前入金が嫌い」「残高を気にするのが嫌」という人にとっては第一選択肢になりえる決済方法です。
※2020/2から始まる特定飲食店で40%還元キャンペーンではヤフーカード決済対象外でした。
PayPay、というよりQRコード決済の歴史は非常に浅いため、このような仕様変更は頻繁にあるものと割り切り、付き合っていくのが正解な気がしています。
どちらにせよPayPayの今後の動向に要注目です。
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