ドン・キホーテなどで利用できる電子マネー「majica」が一体型になっているクレジットカード、「majica donpen cardカード(以下マジカドンペンカード)」が2021/4/1にリニューアルされました。
変更点は大きく3つあり、人によってはかなり使いやすくなる変更も含まれていますが、改悪もあります。
本ページではマジカドンペンカードの3つの変更点について解説します。
そもそもmajicaってなに?どうやって作るの?という疑問は別ページにまとめていますので、こちらの記事をご参照ください。
2021年4月からの3つの変更点
2021年4月1日から、マジカドンペンカードは次のように変わります。
- ®Mastercardブランドが追加
- アプリ登録すると1.5%還元に
- ポイント付与タイミングが変更
3つ目の「ポイント付与タイミングが変更」についてはmajicaの変更点になりますが、マジカドンペンカードにも関わる部分ですので合わせて解説します。
Mastercardブランドが追加
1つ目の変更点はブランドの追加です。
それまではJCBブランドのみでしたが、Mastercardも追加になりました。
このカードはドン・キホーテ等のmajica加盟店で使われることが多いと思われるので、ブランドが追加されるメリットはそれほど多くありません。
メリットを挙げるとするなら非JCB加盟店で使えたり、auPayチャージが活用できたり等でしょうか。
ただMastercardの券面がJCBブランドに比べるとシンプルでカッコいいです。新しく作るならMastercardがオススメです。
2枚持ちができます
既にJCBブランドのマジカドンペンカードをお持ちの方はMastercardのマジカドンペンカードも新規に発行できます。
ブランド変更はできません
JCBからMastercardに変更することは出来ません。
変更したい場合にはJCBを解約して、Mastercardを新規発行しましょう(2枚持ちできるので解約・新規発行の順番はどちらでもOK)。
アプリ登録すると1.5%還元に
2つ目の変更点はドン・キホーテ等の店舗でお買い物の際、マジカドンペンカードでmajicaアプリを登録することで、1.5%還元(200円ごとに3P)になるという変更です。
今までは「マジカドンペンカードを使ってmajicaにチャージする」という流れで合計1.5%還元でしたが…
2021年4月1日からはマジカドンペンカードでmajicaアプリ登録をすると、クレジットカード決済で1.5%還元になります。
つまりmajicaチャージが必要なく、「使った分だけ1.5%還元に」なります。
チャージ派は今まで通り
もちろん今まで通りマジカドンペンカードでmajicaチャージをして、1.5%還元になるのは変わりませんので、チャージ派は今まで通り利用できます。
ですがクレジットカード決済であれば残高を気にせずお買い物ができるのは魅力的です。
他社マジカドンペンカードは従来通り0.5%
ここで注意したいのが「セディナ」や「JACCS」発行のマジカドンペンカードをお持ちの人です。
majicaアプリを登録して1.5%還元になるのは「UCS発行のマジカドンペンカードのみ」で、「セディナ」や「JACCS」のマジカドンペンカードは「従来通り0.5%還元」になります。
これらの人はUCS発行のマジカドンペンカードを新規発行するか、majicaチャージで利用することで1.5%還元を維持できます。
シルバー会員以上はチャージがお得
ドン・キホーテのヘビーユーザーにとって欠かせないのがランク制度です。
1年間のお買い物累計金額によって「一般」~「プラチナ」にランク分けがされます。
ランクによって特別ポイントが付与されるため、最上位のプラチナランクではなんと最大5.5%還元が常にうけられる大盤振る舞いです。
プラチナランクは「200万円/年」と言われているのでハードルが高いですが、シルバー・ゴールドあたりだと最寄りにMEGAドンキ等の大型店があれば日用品・食料品・雑貨を買うだけで達成できるかもしれませんね。
なおmajicaアプリを提示しなくても、majica登録したマジカドンペンカード支払いであれば累計金額に加算がされます。
しかし累計金額に加算はされますが、majicaアプリ登録済みのマジカドンペンカード決済(1.5%)ではランク特典が加算されません。
なのでランク特典があるシルバーランク以上は今まで通り「マジカドンペンカードでmajicaチャージ」が最大還元率となります。
アプリ登録が必須に
上で説明したランク特典およびポイント還元ですが、2021年7月からはアプリ登録をしたmajicaでないとポイント還元および累計金額に加算がされなくなります。
スマートフォンを持っている人でmajica愛用者は早めにmajicaアプリを入れておきましょう。
なおスマートフォンを持っていない人は
スマートフォンをお持ちでなくアプリ登録が出来ないお客様につきましては、店舗情報端末でご登録いただけますので、従業員にお問い合わせください。
https://www.donki.com/majica/notice.php
とのことですので、ガラケーユーザでも手続きさえしたら引き続きお得に利用できます。
ポイント付与タイミングが変更
最後の変更点はポイント付与タイミングの変更です。
今まではmajicaチャージした「その場」でポイントが付与されていましたが、2021年4月1日以降はお買い物時にポイントが付くように変更されます。
上の画像からは今までと同じ還元率のように書かれていますが、これは実質の改悪です。
今まで1000円等、キリ良くチャージしたら1%~が余すことなく付与されていましたが、買い物時に端数がでると還元率が1%を下回ることもあります。
公式にも
ポイント付与の対象額は2ケタの端数が切り捨てとなります。
https://www.donki.com/majica/notice.php
と記載があるため、税込99円未満は実質ポイント付与対象外となります。
例えば1000円majicaチャージ、599円の買い物をした場合…
- 今まで:1000円チャージ時に10ポイント付与されているので還元率1%
- これから:5ポイント付与(還元率0.83%)
と大きな差が生まれます。
おわりに
ポイント付与タイミング変更による改悪が混じりながらも、majica登録をしたマジカドンペンカードであればチャージしなくても1.5%還元になる改良も合わせて変更となったmajica。
ドン・キホーテ愛用者であればランク制度も合わせると「シルバーで2.5%」「ゴールドで3.5%」とかなりの高還元になります。
しかしランク特典を得られるのはやはり「majica決済の場合のみ」です。
マジカドンペンカード決済は最大で1.5%還元なので、シルバーランク以上の人は今まで通りmajicaチャージで利用しましょう。
マジカドンペンカードは年1回でも利用すると年会費無料です。
「ドン・キホーテをよく利用するけど、まだマジカドンペンカードを持っていない!」という人はぜひ新デザインのMastercardで発行することをオススメします。
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