羽毛布団の寿命は10~20年と言われていますが、10年ほど使った我が家の羽毛布団の保管方法が悪かったのか…
何をしても取れない独特な臭いがするため、買い替えることにしました。
北海道に住む私にとって羽毛布団は必須の寝具です。
最近は「寝具 = ニトリで購入」というイメージが自分の中で強かったのですが、色々調べてみると、それなりの品質のものはニトリでもそこそこのお値段がします。
また、似たような品質のものをネット価格と比べると、意外にもニトリよりもネット購入の方が安かったため、今回は楽天で羽毛布団という高価な商品を購入してみました。
本記事では、羽毛布団をネット購入した開封レビューや、荷姿は?圧縮で届いてもちゃんと膨らむ?重さ・臭い・保証は?などの疑問をまとめています。
良い羽毛布団の条件は?
羽毛布団の価格はピンキリで、品質により大きく異なります。
とは言っても高価すぎるものを買うのはなかなか難しいので、下記の6点と価格、自分の好みとのバランスを見て決めることがオススメです。
- 毛の種類(鳥の種類)
- ダウン比率
- 充填量
- 立体キルトとマスの数
- ダウンパワーとかさ高
- 洗浄度
例えば、私が今回ネットで購入したこちらの羽毛布団は上記の6項目を押さえた高品質でお買い得な羽毛布団でした。
以下では羽毛布団購入の決め手となるポイントについて詳しくみていきます。
羽毛の種類・ダウン率
羽毛の種類にはグース(ガチョウ)やマザーグース(親鳥)など高級なものもあります。
もちろんお金のある方は高級品で良いのですが、そうでない場合はよりお手頃で一般的な「ダック(アヒル)」で十分です。
また、ダウン比率は90%以上が良いと言われていますが、最高品質は93%以上。
ダウン比率が高いほど胸の毛であるフワフワとした「ダウン」を多く使用しているから軽さ・保温性・吸湿性・放湿性に優れています。
反対に羽根であるフェザーが多いとふんわり感が薄くなります。
ダウンの割合が高いほど軽くて暖かいため、ダウン比率は羽毛布団を選ぶ上で重要な項目の1つです。
充填量
ダウンは軽いため、たった0.1kgで下の画像程あります。
私の調べた商品だと、同じメーカーの羽毛布団でも充填量が0.2kg減るだけで2,000円安くなっていました。
しかし、長く使うものなので2,000円高くても暖かいものが良いですね。
充填量が多ければ多いほど羽毛がたっぷりのフカフカのお布団になります。
立体キルトとマスの数
羽毛布団はキルト状になっていますが、生地の表と裏を縫い合わせたキルトだと縫い目に羽毛が無く暖かさに欠けます。
ですが、間にマチを入れて立体的にすることで体温で温まった空気をたっぷり含むことが出来ます。
だから選ぶべきは立体キルトの羽毛布団です。
そして、布団のキルトは一般的には20マスであることが多いですが、マスが多いことでよりしっかりと体にフィットして暖かさを保ちます。
だから選ぶべきは20マスより30マスです。
マス目が多いと手間もコストもかかりますが、より保温性に優れています。
ダウンパワーとかさ高
羽毛布団は、ダウンパワーと呼ばれる羽毛1gに含まれる体積と、羽毛の膨らむ力の強さである「かさ高」が大きいことが大切で、これらが大きい=より暖かくて軽い高品質の羽毛布団となります。
かさ高=布団の厚みではありませんが、今回購入したダウンパワー400dp、かさ高165mm以上の羽毛布団を大まかに測ってみたところ高さが16cmほどありました。
これまで使用していたダウン80%の羽毛布団も軽くて暖かいと感じていたのですが、並べると薄くてびっくり。
定規で測るとこれまで使用していたものは高さは約10cmでした。
洗浄度
こちらの記事でも洗濯を試みている通り、羽毛布団って久しぶりに出すと臭うことがあります。
しかも、カビ臭さだけでなく羽毛特有の動物性の臭いだから簡単には臭いは落ちません。
だからと言って臭いが少ないと言われるグース(がちょう)は値段が張ります。
それなら、ダックの羽毛布団でも洗浄度の高い商品を選べば良いのです。
私が今回購入したのは洗浄度1200mmの羽毛ですが、特に臭いは感じませんでした。
羽毛布団は安い買い物ではないため、臭った時のショックは大きいです。
ダックでもしっかりと洗浄されていれば臭いは抑えられるため洗浄度の高い布団を選ぶことが大切です。
羽毛布団が真空で届いた
ネットで購入しこちらの布団が届いたため開封してみます。
荷姿がこちら。
箱ティッシュと並べてみるとこんな感じ。「羽毛布団がこんなに小さくなるの?」と驚く荷姿です。
箱にはギュウギュウに圧縮された布団と、
説明書や布団収納袋などがついています。
この状態の重さは2kg弱。
この布団がどのように広がるのか、開封の様子は動画をご覧ください。
開封直後はぺたんこですが、
少し放置するだけで勝手に膨らみました。
布団に空気を入れるようにマッサージするとより早くふっくらするようです。
これでも十分に暖かいので、届いたその日から寝ることは可能です。
翌日の姿がこちら。(カバー装着後)
布団は2週間ほどで本来のボリュームに復元するとのことですが、もう十分にふっかふかです。
臭いについては敏感な人は多少気になるかもしれませんが、私は鼻を押し当てても臭いは感じられませんでした。さすが高洗浄度!
ボリュームは2週間で完全復活
完全復活したボリュームがこの通り、定規で測って16cmでした。
あまりのボリュームにベッドの上が布団でかさばりますが、めちゃめちゃ暖かく、大当たり商品です。
ニトリ店舗で羽毛布団
比較対象として、ニトリの実店舗にも行ってきました。
ただしニトリには羽毛以外の布団も多く、私の行った店舗での羽毛布団はこの1列のみでした。
ニトリの公式サイトで見ると多くの種類の羽毛布団がありますが、実際はどれも「ネット限定」の文字ばかりで実店舗だと意外と少ないようです。
店舗だと、布団の厚みなども分かりやすいのが良いですが、個人的にはニトリであっても種類が豊富な「ニトリネット」や「ニトリ楽天市場店」、「ニトリYahoo!店」がおすすめです。
ニトリのネット購入についてはこちらで詳しくまとめています。
また、新しい羽毛布団を買う際はニトリの無料回収キャンペーンに参加すると、処分代が浮くだけでなくポイントがもらえてとってもお得です。
ネット購入とニトリ商品の比較
ホワイトダックダウン93%のシングルサイズという、同じ条件のニトリ商品(ネット限定)と比較してみました。
ネットの方が安価なことが多い
一概には言えませんが、例えば私がネットで購入したものは17,999円でしたが、ニトリは19,900円とネットの方が安かったです。
また、各ECサイトのポイント還元を合わせると圧倒的にネット購入の方が安くなる場合が多いです。
同じ価格帯でも羽毛の量が多い
ネット商品では羽毛の充填量が1.2kgや1.3kgなどのものもありましたが、ニトリはほとんどの商品が1.0kgです。
同じような商品でも、ネットの方が安いのに羽毛が多いという現象が起こるため、明らかに「ネットの方がお得」であると言えます。
布団の厚さが違う
布団の厚みはもちろん購入する商品により異なりますが、ニトリの羽毛布団は高さ10cmである場合が多いようです。
実際に売り場で高さ10cmの羽毛布団を見てみると、こんな感じで意外と薄いです。
しかし、実測ですがネットで購入した布団の厚みは16cmだったため同じ93%でもそもそもの羽毛の量などが異なるためボリュームに大きな差が出ることが分かりました。
但し、充填量が多くボリュームがあると重く感じる場合も。
軽い布団がタイプの人はニトリがオススメかもしれません。
保証が長い
羽毛布団のニトリの保証は1年ですが、ネットでは店舗により保証期間がかなり長い場合があります。
例えば、私がネットで購入した羽毛布団は驚きの7年保証です。
普通に使って羽毛布団が壊れるとは思えないので保証期間の恩恵にあずかることはないと思われますが、特に現物をみることのできないネット購入だと保証期間が長いと安心感があります。
洗浄度が高い商品がある
例えばニトリの羽毛布団の清浄度は1,000mm以上の記載でしたが、
今回購入したのは洗浄度1,200mm以上です。
もちろん洗浄度は商品により異なりますが、私は羽毛布団が臭くなって買い替えた経緯があるためどうしても洗浄度には敏感になってしまいます。
洗浄度が高いのは羽毛の臭いにくさに繋がる大切なチェックポイントです。
カラーが豊富
布団はカバーをかぶせるのが一般的のため、布団自体の表面は白い無地であることが多く、ニトリも例にもれず白です。
しかし、ネット販売だと豊富なカラーやデザインから選ぶことが出来るのがポイントです。
例えば今回購入したものは無地とペイズリー柄で計6種類ありました。
カバーを外しても家族間で誰の布団か判別できるのは便利です。
羽毛布団をネットで購入するのはオススメできる?
以上の観点からネットで羽毛布団を購入するのはオススメできると言えます。
むしろ個人的には家まで届けてくれて、事前に多くの口コミを参考にできるネット購入こそオススメであると感じました。
羽毛布団のネット購入をオススメする主な理由は下記7点です。
- 店頭より安いものもある
- カラーが豊富
- 種類が豊富
- 家まで届く
- ECサイトのポイント還元がある
- 売れ筋商品、リアルなレビューが見られる
- ゆっくり吟味できる
実際に手持ちの羽毛布団と、今回吟味してネット購入した布団を比べると、暖かさが段違いでした。
おわりに
羽毛布団は高い買い物のためネット購入を不安に感じますが、個人的に今回の羽毛布団はネットで買って大正解の買い物でした。
まず車のない我が家がニトリに布団を買いに行くとなると、カーシェアで車を借りるかニトリで軽トラを借りなければなりません。
ネット購入なら羽毛布団において重要である、羽毛の種類やダウン比率、充填量、ボリューム、洗浄度などを吟味することで質の良い羽毛布団が店頭よりお得に購入できます。
また、各ECサイトのお買い得デーに買い物することでよりお得に購入することが出来ます。
楽天市場、ヤフーショッピング、auPayマーケットのお買い得デーについては以下の記事をご閲覧ください。
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