今や新三種の神器の1つに数えられている「食洗機」。
食洗機は1度使えばその虜…。食洗機がない生活なんて考えられない、というほど便利な家電です。
我が家は2016年末に据え置き型の食洗機を導入したのですが、当初は「本当に毎日使うの?そんな高いもの買って使わなかったら最悪だよ?」などと言っていたのですが、そんなものは杞憂に終わりました…。
本ページでは食洗機導入のきっかけや、我が家で利用している食洗機のレビューと、2024年に買うべき食洗機をまとめています。
食洗機導入のきっかけ
食洗機の購入を検討していたのはもう少しで育休から復帰する、という時期。
共働きで子供が産まれた我が家は育休からの職場復帰に備え、家事負担を減らすべく思い切って食洗機を購入しました。
当時はロボット掃除機など、家事負担を減らすための家電を買い揃えていた時期でした。
購入当初は「どうせ手洗いもしなきゃ汚れが取れないから、あんまり手間が変わらないんじゃ…」などと思っていましたが、とりあえず購入してみることに…。
食洗機を購入して良かった点(メリット)
食洗機を購入すると水道代の節約になる、と色んなサイトで見るのですが、我が家ではそこまで実感できませんでした…。
私が感じた食洗機を購入して良かった点は下記の2点です。
たった2点だけですがこれがあまりにも大きかったです。
時間の節約になる
食洗機は食器を詰めて電源を押せば、あとは自動で洗ってくれます。
食洗機を持っている人には当たり前かもしれませんが、「食器を洗っている時間でほかの事ができる幸せ」は後片付けの負担を時間的にも体力的にも軽くしてくれます。
私は食洗機の乾燥機能はあまり使わず、稼働後に扉を開けて放置乾燥させていることが多いです。
これで食器を拭く時間の節約にも…(乾燥機能はついていますが使っていません)。
この使い方が良いのかはわかりませんが、「80℃すすぎ」なら食器洗いの余熱で良い感じに乾いてくれます。
食器洗いの精神的負担から開放される
食洗機を導入してから、食後の「食器洗わなきゃな〜」という気持ちがとても軽くなりました。
汚なすぎるものを軽く濯ぐ作業は必要ですが、基本的には食洗機にINするだけ。
食洗機に入らないような大きなお鍋は手洗いの必要がありますが、箸やスプーンを始めとする細かいものを1回で洗えるのは革命的でした。
手洗いのときは箸やスプーンを汚されるだけでもプチストレスでしたが、今は食洗機に入れるだけなので本当に買ってよかったと日々感じています。
食洗機を購入して悪かった点(デメリット)
いいところもあれば悪いところも…
私が感じた食洗機を購入時のデメリットは下記の4点です。
初期費用がかかる
食洗機を導入するときには下記の費用がかかります。
- 食洗機本体代
- 分岐水栓代
- 工事費
食洗機の本体代金は購入するモデルによりますが、高いものだと10万円近くするものも。
意外と盲点なのが分岐水栓で、普通の蛇口と食洗機の両方が利用できるようにする器具です。こんなの。
これが意外に高くて6,000円〜14,000円くらい。
あとは分岐水栓と食洗機の設置を業者に委託するのであれば工事費に10,000円〜がかかります。
私は説明書を熟読し、なんとか自力で取り付けました。
少しでも安く済ませたい場合はフリマアプリで中古品を購入(品番要確認)して自力取り付ける手も。
これから「メルカリを利用しようかな」という人は下記の紹介コード
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良かったら使ってやってください。
キッチンに圧迫感が生まれる
これは置く場所・キッチンの広さにもよりますが、食洗機はなかなか大きいため我が家ではキッチンに圧迫感が生まれました。
ですがそれを上回る快適さが手に入ったと思っています。
専用洗剤を用意する必要がある
食洗機に使用する洗剤は、手洗い洗剤とは全く別物です。
手洗い洗剤を食洗機に入れると泡で壊れますのでご注意を…。
我が家ではいくつか試しましたが、結局「クリスタ」という食洗機用洗剤に落ち着きました。
何種類か洗剤を買ってみましたが、クリスタが価格もお安めですし、汚れもよく取れた気がするので愛用しています。
電気の契約を変更した
これは元々の契約アンペア数の問題もあるのですが、「食洗機+ドライヤー」や「食洗機+電子レンジ」が使えなかったためアンペア数無制限の電力会社に変更しました。
詳しくは別記事にまとていますので宜しければ合わせてご確認ください。
購入したサイト
食洗機を導入するにあたり、3点準備するものがあります。
私はすべてYahooショッピングで調達しましたが、購入サイトは自分がポイントを貯めているサイトで購入するのが1番ですね。
食洗機本体
食洗機を購入したのは2016年。
その当時の最新型であるパナソニックのNP-TR9のホワイトを購入しました。
2024年現在は主に中古が流通していますが、取り扱いは各サイトにあるようです。
我が家では現役も現役、毎日快適に利用しています。
中古品が嫌でない人や、外箱傷があり未使用のお品等を見かけたらお安く手に入るチャンスです。
分岐水栓
キッチンに水栓が1つの場合には分岐水栓というものが必要になります。
蛇口の型番により購入するものが異なりますのでご注意ください。
食洗機用洗剤
デメリットのところでも書きましたが、食洗機を使うには専用の洗剤が必要です。
我が家はクリスタを愛用しています。本体を1つ買ったら、あとは大容量の詰め替えがお得ですよ。
食洗機の選び方
食洗機には大きく分けてビルドイン型と据え置き型の2種類があります。
ビルドイン型は新築時やリフォーム時等に検討するもので、私が購入したNP-TR9のようなものは後から置く「据え置き型」になります。
このページを見ているほとんどの人は据え置き型の食洗機を検討していると思うのですが、据え置き型の食洗機を生産している会社はほぼ「パナソニック一択」です。
なのでまずは大容量の「ファミリータイプ」か
置く場所に合わせた「スリムタイプ」、
そして少人数向けの「コンパクトタイプ」か、
さらには極小の「パーソナルタイプ」かを決めます。
そのあとは機能比較ですが、パナソニックのホームページに比較表がありますのでこれを参考にします。
型番が決まったらあとはカラーを決めるだけ。
メーカーが一強な分、選ぶ手間が省けます。
大きさに注意
食洗機は思ったより大きいです。そのため実寸と置く場所は念入りにチェックしましょう。
細かい寸法図はパナソニックのHPに載っているので必ずチェックしましょう。
オススメは大容量
私がオススメするのは大容量の「ファミリータイプ」です。
少人数向けの「コンパクトタイプ」を買うと、この食器は入らないな…とか朝昼夜まとめて洗えないな…とか、結局は大きいものが欲しくなってきます。
「大は小を兼ねる」とは食洗機のためにある言葉だったのか?というほど当てはまります。
なのでちょっと初期費用はかかりますが、大容量の「ファミリータイプ」を是非検討してみてください。
最近の上位モデル(NP-TZ500、NP-TZ300)だと、ナノイーXにより朝昼晩をまとめて洗っても庫内の清潔が保てます。
NP-TR9の使用感・レビュー
2024年にNP-TR9の使用感が知りたい人は少ないとは思いますがせっかく(?)なので…
複数人分の食器を一度に洗える
メーカーページには6人分の食器が1度に洗えるとありますが、実際に使ってみると4人が限度だと思います。
鍋は手洗いし、食洗機に綺麗に収まるように同じ形の食器を家族分揃えたり、沢山入るように浅い食器を使うようにすれば別ですが、家に元々ある食器を適当に使用している我が家では4人でもパンパンです。
高温すすぎとスピーディーモード
我が家では毎回スピーディーモードで使用していますが、油ギトギトや卵などのタンパク質がべったりついていなければ問題なく綺麗に洗い上がります。
油がついた食器を多く洗う際は80℃すすぎを選ぶと、ツルピカになるだけでなく余熱で食器も早く乾きます。
普通通り洗うとぬめりが残ることがあります。
特に子供用のプラスティック食器はなかなか油のギトギトが取れません。
「80℃すすぎ」は上位2モデルにのみ搭載です。
乾燥機能はあまり使ってない
乾燥機能は電力消費が大きいこともあり、あまり利用していません。
食器洗い後すぐにドアを開けて自然乾燥させてます。
80℃すすぎだと乾くのも早いです。
予約機能はもう一声
4時間後に運転がスタートする予約機能があります。
夜間に電気料金が安くなる家庭だとありがたい機能ですが、4時間後以外の時間設定がないため帰宅時間に合わせて使用するなどはできません。
2024年6月発売の「NP-TZ500」のみ、8時間後まで予約が可能です(後述します)。
所要時間はコースによる
所要時間は選択コース・水温などの条件により異なりますが、通常コースで約80分と長いです。
我が家はスピーディーで約30分で終わらせています。
お手入れモードをお忘れなく
庫内を清潔に保つため、月に2〜3回「お手入れコース」で洗浄をします。
①洗剤10グラムを投入
②「お手入れ」を選んでスタート
約130分で終了します。
取説には記載なしでしたが、残さいフィルターのさらに下を外すと水垢が溜まっていました。
外れにくいのでフォークを使って無理やり外してたまに清掃しています。
総評
現在では食洗機なしの生活は考えられないほど、買う価値のある買い物でした。
また、ザッと調べただけで最新型が欲しくなってしまうほどのNP-TZ500の魅力…(後述します)。
洗えれば良いのであれば型落ち品でも十分ですが、最新型は従来の食洗機に感じていた日々のプチストレスを無くしてくれると確信します。
2024年に買うならこの食洗機!
NP-TR9購入から8年。
パナソニックのサイトを見てみると、最新型は進化を遂げておりました。
特に4年ぶりのファミリー向け新モデルとなる「NP-TZ500」は高機能です。
液体洗剤自動投入
洗剤の自動投入は洗濯機だけだと思っていましたが、ついに食洗機にも自動投入機能が付きました。
これは最新モデルの最上位モデルNP-TZ500だけです。
専用タンクに約30回分の液体洗剤が入るため、洗剤の入れすぎ、入れ忘れが防げます!
これなら洗剤の本体ボトル不要でキッチンもスッキリします!
おまかせコース
汚れの量に合わせて、自動で洗い方を設定してくれる「おまかせコース」も最新最上位モデルNP-TZ500だけです。
着色汚れと油脂汚れを検知して、洗剤量や洗浄を自動で設定するため何も考える必要がありません。
予約機能の向上
これまでの食洗機は全て「4時間後にスタート」のみでした。
これだと、夜間に電気料金が安くなる家庭だとありがたい機能ですが、4時間後以外の時間設定がないため帰宅時間に合わせて使用するなどはできません。
特に節電のために乾燥機能を使わない人であれば、すすぎ終了後はすぐに庫内を開けておきたいものです。
しかし、NP-TZ500にはついに1~8hまで1時間刻みでスタート時刻が設定できる機能が備わりました。
ナノイーX
最上位モデル(NP-TZ500、NP-TZ300)にのみ搭載しているナノイーXの送風により、臭い抑制+除菌をし、朝の食器を入れっぱなしにして夜の食器と合せて一度に洗えるため、食器の少ない単身世帯でもファミリータイプの食洗機が推しです。
また、手洗いした食器を食洗機に入れるだけで除菌になります。
そのほか、
- 汚れレベルに合わせた洗浄
- 自動ドアオープン、静電タッチ
- リバーシブルエリア(食器に合わせて上段をフルフラットにできる)
- ちょこっとホルダー(小さいもの、軽いものが飛ばずに洗える)
- ボトルホルダー(マイボトルやタンブラーも奥底までキレイに洗浄)
- 残さいフィルター(お手入れが簡単に)
- 節水(従来品と比較)
と大変高機能です。
ここまでの機能は必要ないな、という人は「NP-TH5」もしくは「NP-TA5」を選択すると若干安価に手に入ります。
繰り返しになりますが私のオススメは「大容量のファミリータイプ」です。
なので2024年に選ぶべき食洗機は…
ハイグレードモデルの「NP-TZ500」
庫内も除菌の「ナノイー X」が非搭載ですが十分高機能の「NP-TH5」
エコナビは非搭載だけれども基本機能はしっかりしている「NP-TA5」
の3つを強くオススメします。
スリムタイプも発売されていますが、個人的にはファミリータイプ(大容量タイプ)を強くお勧めします。
「新型3機種の性能差・各機種がおすすめの人」については以下で詳しくまとめています。
おわりに
購入前は「本当に毎日使うの?そんな高いもの買って使わなかったら最悪だよ?」と言っていたのが馬鹿らしいほど、今では毎日使用しています。
たまに「今使っている食洗機が壊れたらどうする?」と話をするときがあるのですが、結論は「もちろん最新型に買い替えよう」ということで落ち着きます。
モデルによっては7万円〜10万円ほどする食洗機ですが、そのお金と引き換えに得るものがあまりにも大きい家電でした。
また、2024年は久しぶりにファミリータイプに新モデルが登場したため、購入に迷っている方や買い替えを検討している方には絶好のタイミングとなりそうです。
その他、「食洗機」や「ドラム式洗濯乾燥機」等についてもまとめています。
コメント
こんにちは!
食洗機の購入を迷っています。
我が家は主人の私、小さい子供2人の4人家族です。
食器の量はそこまで多くないし、メニュー的に油でギトギトということも少ないのですが、子供を寝かしつけた後、様々家事をするのに、「絶対にやらないといけない家事が一つ減る」という心理的メリットに惹かれ、購入を考え始めました。
購入するなら5〜6人分の物を買うつもりです。
でもほんとにわざわざ購入する程必要かなとか、設置したら圧迫感あるよなとか不安も抱える中で8〜10万円払うには、かなりのハードルがあったので今まで買わずにいたのですが、ふと、フリマアプリや中古等で2万円前後で数年前のものが売っているのを見て、これなら最悪、失敗してもいいかなと思うようになりました。
何より、パナソニック食洗機の口コミで、「少しずつリニューアルはされてるものの、大して大幅リニューアルではなく、このご時世、単に価格のみ上がった印象が強い」等の投稿をみて、最新のものでなくてもいいなと思うようになりました。
なので、もし「この年に画期的な大変革が起きた!」「総合的にこの年の食洗機がオススメ!」みたいなものがあれば教えて頂きたく…。
どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m
読んで頂きありがとうございます!
記事担当者から以下の返信がありました!
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コメントありがとうございます。
最上位モデルの機能までは必要ないと思うので、現行モデルだとベーシックの「NP-TA4(2020年発売)」が良いと思います。
機能面では、私がレビューしているNP-TR9(2016年購入)でも問題ないのですが、2018年発売の「NP-TA2」以降からは「ちょこっとホルダ」というお弁当の仕切りやカップ等の小物を入れられる部分がついているため、お弁当を作られるのであれば便利な機能です。
また、2020年の「NP-TA4」からは、水筒などを奥まで洗える「ボトルホルダー」が備わったため、タンブラーや水筒を日々お使いであれば、「NP-TA4」一択だと思います。
それ以外は古いものでも全く問題ないかと思いますが、水回りに置いておく食洗機はどうしても、取り切れないところまで汚れてしまい、2016年から使用している我が家の物もかなり見た目は小汚くなっていますので、見た目が気になるのであればとにかく使用期間の短いものを狙うのがオススメです。
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早々にこんなに詳しい返信を頂けて感激です😍
ありがとうございます!
そうなんですね、すごくよくわかりました✨
まずは2016,2018あたりの2万円台でお試ししてみようかと思いつつ、たしかに子供の水筒が毎日あるので思い切って2020にするか迷うところです笑
とても助かりました!
本当にありがとうございました🥹