昔からある「アイロンでくっつくビーズ」ですが、最も有名なのは「カワダのパーラービーズ」です。
この手の商品はビーズを買い足さなければ遊べなくなってしまうのですが、なくなったビーズを単色で追加しようとすると、正規価格で1色1,000粒で275円(税込)します。
しかし、アイロンビーズはダイソー100円商品にあるんです。
そこで、大きさやくっつき具合などを王道のパーラービーズと比較してみました。
本記事では、ダイソーの「アイロンビーズ」の特徴や、パーラービーズとの互換性について検証した結果をまとめています。
ダイソーでアイロンビーズが買える?
ダイソーのアイロンビーズはおもちゃコーナーにあります。
通常サイズのアイロンビーズのほか、2000粒入ったミニアイロンビーズや水でくっつくビーズも販売されています。
こちらはダイソーネットストアの商品ページですが、よく使う黒と白は単色で、それ以外は3~4色が混ざっているほか、袋はジッパーのため保存しやすいです。
また、1商品で作品が完成する「図案やプレート、ビーズ等」のセットや、プレート、アイロンペーパー、ピンセットが入った「プレートセット」も110円(税込)というから驚きです。
なお、お近くの店舗に在庫がない場合はダイソーネットストアで購入できます。
全43色
ダイソーのアイロンビーズは1袋に3色(クリアは4色)入っているため、私が数えたところ、15袋(計1,650円)で43色揃います。
食べ物や生き物を作る際は同系色を組み合わせることが多いため、色が豊富なのは嬉しい限りです。
実際に買ってみた
実際に購入したのがこちらです。
これでたったの330円(税込)でした。もし全15種類 + プレートを購入しても1,760円(税込)なので破格です!
色が混ざるのが嫌な人は、ちょっと面倒ですが100円均一のケースで事前に仕分けすると、子供からの「ママ、〇色集めてー」から解放されます。
パーラービーズと比較
見た目も性質もパーラービーズと同じ?「ダイソーアイロンビーズ」を比べてみました。
単価は?
まず、パーラービーズを単品購入すると、1色1000粒で税込275円(公式価格より)、つまり1粒当たり約0.27円です。
家電量販店だと税込198円で1粒当たり約0.2円で購入できます。
また、最もお買い得なビーズ11,000粒入りの「筒入り」をAmazonで購入すると一粒当たり0.14円とかなり安いです。
そして、ダイソーの「アイロンビーズ」は、実際に購入して数えたところ、私の購入した商品では110円で514粒だったので、1粒当たり約0.21円となり、期待したお得度にはなりませんでした。
お得度には欠けますが、ダイソーのビーズは「欲しい系統の色を110円(税込み)という低価格から購入できる、という強みがあります。
パーラービーズやその他の類似商品の価格比較についての詳細はこちらです。
大きさは同じ
ダイソーの「アイロンビーズ」は、0.5cm ×0.48cm ×0.48cmです。
パーラービーズにサイズの記載はありませんが、計測したところ縦は0.5cmで、ダイソービーズと重ねても差はみられませんでした(幅については後述します)。
旧在庫なのか、ダイソー商品の中には高さも0.48cmのビーズがあります。
誤差なので、他と混ざっても問題なく使用できると思われますが、商品にはサイズの記載はありません。
気になる方はJANコードを照らし合わせてダイソーネットストアで詳細を確認することをオススメします。
色味・ツヤは?
手持ちのビーズで、同系色を並べてみました。
左がパーラービーズ、右がダイソーです。
右のダイソーの方が艶がある気がします。
また、クリアカラーは右のダイソーの方が色味が薄く、同じ「透明」でもパーラービーズの方が白っぽさがみられます。
遠目では分かりませんが、近くで見ると差が見られるのは断面です。
左のパーラービーズはまっすぐカットされていて、穴もキレイな〇ですが、右のダイソーは、若干斜めにカットされている物や、断面がボソボソしているもの、穴がいびつなものなど個体差があります。
プレートは連結しない
パーラービーズには様々な大きさや形のプレートがありますが、下記の「プレートL」は連結が出来るため、大きな作品を作ることが出来ます。
左はパーラービーズのプレートL、右はダイソーです。
大きさや突起の間隔などは同様ですが、連結部の形状が異なるため、両者に互換性はありません。
大きい作品を作る際は、パーラービーズ同士、ダイソー同士のプレートを連結させる必要があります。
パーラービーズの方がプレートの種類(ハートや円など)は豊富ですが、四角いプレートが複数欲しい時はダイソーがお得です。
ピンセットのコスパが良すぎ!
パーラービーズは専用のピンセットが販売されています。
色が混ざったビーズの中から目当ての粒を取り出すときや、間違いを修正する際にとても便利なアイテムです。
元々高いものではないのですが、ダイソーだとプレート、ピンセット、アイロンシートがセットで110円(税込)です。
価格も違うので機能面ではパーラービーズに敵いませんが、ダイソーのピンセットもかなり使い勝手が良いです。
3点セットなので実質36円くらいでしょうか?
比べてみると、左のパーラービーズはカチカチと鳴るくらい硬めでしっかりとビーズが掴めますが、右のダイソーはペラペラでふにゃふにゃしています。
使い比べると別物ですが、ダイソーのピンセットも有ると無いとでは、便利さが違います。
互換性比較
肝心なのは、両者の互換性です。
以下ではビーズやトレイを混ぜて使用しても問題ないのか?について検証しています。
パーラービーズのプレートで100円ビーズを作ってみた
まずは「イラスト台紙が問題なく使えるのか」という点ですが…
プレートのくぼみの位置などは差がないためパーラービーズの台紙にダイソーのプレートを乗せても問題なく使えます。
次に、パーラービーズのプレートにビーズをはめます。
左がパーラービーズ、右がダイソーですが、ダイソービーズは隙間が出来ます。
続いて、ダイソープレートにビーズを乗せても何故だかダイソービーズには隙間が出来ます。
アイロンの熱で溶けて広がるため、問題なくくっつくと思われます。
パーラービーズと100円ビーズはくっつくのか?
両者を使ってアイロンビーズを固めてみます。
まずは、ダイソービーズのみをアイロンにかけると・・・
隙間はあったものの、しっかりとくっつきました。
熱を加える前から歪な丸い穴でしたが、熱を加えると更に穴の歪さが目立ちます。
また、クリアカラーのため余計に目立つのかもしれませんが、熱で溶けた周囲が白っぽくなります。
今度は、パーラービーズとダイソーを混ぜてアイロンをします。
ピンクがパーラービーズ、青がダイソー、透明ビーズは青線で示したものがパーラービーズ、それ以外をダイソービーズを使用しましたが、ダイソービーズの方が溶けやすく感じました。
また、隙間があっても熱でくっついたものの、隙間が大きかったのか一部剥がれてしまいました。
確かにパーラービーズのみの箇所(画像左)は表面以外も隙間なくくっついていますが、パーラービーズとダイソービーズが隣り合った箇所は表面は熱で溶けても、中心には微妙に隙間がみられます。
互換性はアリですが、やはりパーラービーズの作りの良さには敵いません。
ダイソービーズを使用する際は、隙間を埋めるようにしっかりとアイロンをかけるのが良さそうです。
おわりに
人気のパーラービーズとダイソーのアイロンビーズを購入し、違いや互換性について検証してみました。
ビーズの色の豊富さや、断面の美しさなどはパーラービーズに敵いませんが、
- 特定の色だけを安価に買い足したい
- ピンセットやプレートを別途購入したい
- とりあえず試しに遊んでみたい
などの場合にはとても試しやすく、オススメの商品であることが分かりました。
対象年齢は6歳~ですが、4歳の次男も小さな手で器用にビーズをはめています。
また、突起にビーズをはめ込むため、くぼみに乗せるアクアビーズよりも作業中にズレることがなく、簡単に作ることが出来ます。
ダイソーはプレートやビーズもより気軽に揃えられるため、「うちの子にビーズはまだ早いかな?」というご家庭もダイソー商品でお試ししてみることをオススメします。
他にも「ダイソー商品に関する記事」や「商品の比較・レビュー」をまとめていますので宜しければご閲覧ください。
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