我が家では長らくPanasonicのシンプルな機能のオーブンレンジを使用していましたが、先日、日立のヘルシーシェフMRO-S8Xに買い替えました。
「ヘルシーシェフ」という名前の通り、ヘルシーなノンフライレシピや過熱水蒸気によるスチーム調理が得意なのだとか…。
本記事ではそんな高機能本当に使うの?MRO-S8Xのおすすめポイントと残念な点についてレビューします。
ヘルシーシェフの特長と種類
日立のヘルシーシェフにはいくつものタイプがありますが、基本的には加熱水蒸気でのスチーム調理が得意であり、掃除のしやすさも売りの1つです。
我が家のMRO-S8Xでも電子レンジでの加熱ムラは少ないですが、高性能のMRO-W10Xならさらにムラが無く、トーストもMRO-S8Xの半分の時間で焼ける他、オーブン皿が2枚に焼網も付いているなどやはり価格によってグレードもアップします。
またホームベーカリー機能付きのヘルシーシェフMRO-SBK1はオーブンレンジ1つでパンを捏ねる→発酵→焼くまで出来るため、ホームベーカリーを買う必要が無く場所も取らずオススメです。
ヘルシーシェフ MRO-S8X
我が家が購入したヘルシーシェフMRO-S8Xはヘルシーシェフの中でもスタンダードなものです。
2021年4月現在ではMRO-S8Yが最新版となりますがレシピが増えているだけで大きな進化はありません。
開封してみた
31LのヘルシーシェフMRO-S8Xが届きました。
電子レンジって大きくて重いですね。
早速開封。発泡スチロールでがっちり固定されています。
ツルツルピカピカ。
やっとの思いで箱から取り出すと…
あまりの重さで下の発泡スチロールが砕けていましたが本体は傷なしです。
初めての赤い家電、なかなか良いです。
31Lは庫内も広くって、
中にはオーブン用の黒皿と電子レンジ用のテーブルプレートが入っていました。
特に細かい付属品はありません。
MRO-S8Xのおすすめポイント
到着後から毎日ヘルシーシェフを使用して感じたMRO-S8Xのおすすめポイントを7つご紹介します。
加熱ムラが少ない
電子レンジを高機能の物に買い替えたら加熱ムラがひどくて後悔した!
電子レンジはシンプルが1番!
なんて話を聞いたことはないですか?
MRO-S8Xは重さにあわせて加熱量を算出する「重量センサー」と、蒸気・温度を検知して加熱を制御する「蒸気・温度センサー」のWセンサーによってムラ無く温めてくれます。
私も使用していて特に「ムラがひどい」と感じたことはありません。
しかし、多少は「まだここだけ冷たい」などはあります。
説明書にも上手に温めるコツが載っていますので熟読してコツを掴みましょう。
お手入れ簡単
お手入れのしやすさは抜群です。
私も苦にならずにオーブン調理後は毎回庫内を拭き上げてキレイを保っています。
掃除が楽なポイントは下記の3つです。
- 丸洗い可能なテーブルプレート
- 汚れが分かりやすい明るい色の側面
- 拭きやすいフラットな天面
まずはテーブルプレートが外せて丸洗いできます。
側面は色が明るいからどこが汚れたのかはっきり分かり、天面は平らで拭くのが楽です。
更に「お手入れボタン」で脱臭や汚れを取りやすくするスチームを発生してくれるなどキレイに使うための機能が搭載されています。
仕上がり調節
青枠の「仕上がり」ボタンがめちゃくちゃ便利です。
例えば子供用に牛乳を温める時は「仕上がり」ボタンで「弱」にしたり、熱々が好みなら「強」にすれば再度追加加熱することなく一発で好みの温度に仕上がります。
追加加熱ボタン
加熱後の食品をもう少し温めたい、焼きたい時に「追加加熱」を押せばワット数や温度を設定し直さずに追加で加熱がスタートできます。
冷凍品+冷蔵品の同時温め
冷凍品と冷蔵品など、温度の違う食品をオートメニューで同時にあたためることができます。
今までは冷蔵庫の冷ご飯と冷凍ご飯を合わせてチンしたい時、それぞれ別に温めていましたがヘルシーシェフは1度で済むのが便利です。
オーブン調理後もすぐにレンジが使える
オーブン調理後もすぐにオートメニューを含めたレンジ加熱ができます。
庫内が冷めるまで次の調理に移れないとなるとなかなかのタイムロスです。
しかしオーブンでメイン料理を調理して、冷凍ご飯を温めるなんて流れもスムーズに行くので忙しい夕飯時にも大助かりです。
どの便利機能も我が家では高頻度で使用しており、とても重宝しています。
ながら調理ができる
調理方法に電子レンジやオーブンを選ぶ大きな理由の1つに「目を離せる」ことが挙げられます。
ノンライやスチーム調理が得意なヘルシーシェフにお任せすれば、他の料理をしている間に、お風呂に入っている間に、在宅ワークをしている間にメイン料理が完成するんです。
私はお風呂前にオートメニュー調理を開始するから夕飯前にバタバタしません!
ながら調理でハンバーグも焼けました~!
トースト機能について
いい所もありますが悪いところも…
残念なことにMRO-S8Xにはトースト機能がありません。
よって、パンも餅も上手く焼けません(パンは焼けるが時間が14~23分もかかる)
餅が上手く焼けないのはどのヘルシーシェフも同じようです。
我が家ではトースターを購入せず、魚焼きグリルを活用することにしました。
魚焼きグリルでパンと餅を焼く方法をまとめていますので宜しければご覧ください。
パン機能について
発酵機能が付いており、庫内も広いためパン作りに適しています。
こちらはパンではないですが、スコーン8つを焼いてもまだまだ余裕がありました。
しかし、捏ねたりするホームベーカリー機能はついていません。
捏ねる→発酵→焼くまでを求めている方はMRO-SBK1が機能を備えています。
ノンフライレシピ
ヘルシーシェフは、唐揚げ・とんかつ・天ぷら等のノンフライ調理に適しています。
実際に唐揚げととんかつを作ってみましたが、上から油を回しかけることもなく本当にノンオイルでした。
油を使わないためとてもあっさりと食べられ、掃除も楽々です。
揚げ物が食べたいけど胃もたれする人には特にオススメな「胃もたれしない揚げ物」が完成します。
ヘルシーシェフでノンフライから揚げ・とんかつ、ハンバーグや焼き芋など色々作ってまとめていますので併せてご覧ください。
ヘルシーシェフMRO-S8Xはこんな人におすすめ
ヘルシーシェフMRO-S8Xを使用して感じたオススメできる人は下記の項目に当てはまる人です。
- 目を離して調理がしたい(お風呂前にセットして上がったら出来てるなど)
- ノンフライ調理がしたい
- 揚げ物後の後片付けが嫌い
- お菓子やパンを作る
- スチーム調理に興味がある
- 魚もオーブンで焼きたい
- トーストは別に持っているまたは使わない
- オーブンレンジの掃除に困っている
目が離せる電子レンジ調理やオーブン調理が好きな人にはとても相性の良い家電です。
お手入れが簡単なのでズボラさんにもぴったりです。
ヘルシーシェフMRO-S8Xが向かない人
ヘルシーシェフMRO-S8Xに向かない人は下記の人です。
- オーブンで調理はしない
- お菓子やパンも作らない
- オーブン・電子レンジ・トースターは1台で済ませたい
トースター機能が無いことが欠点でもあるので、トースター機能もオーブンレンジ1台で賄いたい人には合いません。
総評
日立 ヘルシーシェフMRO-S8Xは電子レンジやオーブンでの調理をする人にぴったりのオーブンレンジです。
優秀なレンジのあたため機能、加熱水蒸気によるスチーム調理、広くて掃除のしやすい庫内と普段から沢山オーブンレンジを使用する人にオススメしたい商品です。
仕上がり調節や追加加熱、冷蔵品と冷凍品の同時加熱などボタンが多いがゆえに「そんな機能使う?」「もっと安いのでいいんじゃない?」と思われがちですが、無駄な機能はなくどれも日常使いする便利な機能でした。
高機能なだけなく、基本的なレンジでのあたためがしっかりとしているのもおススメできる安心ポイントです。
おわりに
オーブンレンジと言っても各メーカーから似たような製品が出ていて迷うところです。
今回ご紹介した日立ヘルシーシェフMRO-S8Xは、トースター機能は無いもののお肉に野菜にパンやお菓子となんでも焼ける使い勝手のよいオーブンレンジです。
初期費用は発生しますが、時短家電を駆使して効率的な生活を送れると思います。
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