私は仕事柄、1日8時間〜10時間ほど椅子に座って作業しています。
そのようなデスクワークを繰り返すうちに、必ず直面するのが「腰痛」です。
元々、「送料無料で3,980円くらいのメッシュオフィスチェア」を使っていました。
これはこれでコスパが良く、買って後悔はしていないのですが、腰痛は悪化させたら厄介…。
ということでいいオフィスチェアを探してみました。
その中で、オフィス用品大手のイトーキが販売する「サリダチェア」というものを発見。
本ページではサリダチェアの「YL9」という商品を買ってみましたので、開封〜組み立て、使用感をレビューしてみたいと思います。
サリダチェアの種類
イトーキのサリダチェアには全4つの種類があります。

この中でハイグレードモデルに位置付けられているのが「YL8」と「YL9」です。
腰痛対策の椅子を探していたので「YL8」で検討していたのですが、どうせならデザイン性も求めたいな…ということで「YL9」を選択しました。
背もたれ部分が樹脂で出来ていて「堅いのに柔らかい」と噂の椅子です。
購入したサイト
私はサリダチェアを「PayPayモール」で購入しました。
取り扱い自体は各サイトにありますので、ポイントを集中させている、または還元率が高いサイトを使うと良いと思います。
私はヤフープレミアム会員なのでPayPayモールで購入しました。
開封の儀
注文から6日後、イトーキから大型荷物が届きました。
重量が25kgもあったようで、配達員さんからは重かったアピールを頂きました。


ウキウキしつつ、早速開封…


部品数は意外と少ないですね、これだけです。

重量の大部分を占めるのがこの座面部分。
たぶんここだけで10kg以上はあったと思います。

お目当ての樹脂メッシュもカッコいいですね。

もちろん保証書も同封されています。万が一に備えしっかり保管しておきましょう。

設計・デザインは日本ですが、製造は海外(台湾)。
届いた時点で足部分に打痕がありましたが、目立つところではなかったので妥協。
これくらい大きな部品になると、返品・交換の手間のほうが勝りますね。

組み立て開始
サリダチェアは組み立て式なので自分で組み立てを行います。
実際の組み立て時には、同封されている説明書をご覧ください。
まずは袋から部品類をすべて取り出して…

背もたれと座面を結合します。
組み立て後に気付きましたが、ここで肘置きもくっつけるほうが後々楽なのですが、とりあえずは説明書通りに進めていきます。

その後支柱と足部分をがっちゃんこ。

ヘッドレスト部分が若干わかりにくかったですが、仕組みさえわかっちゃえば簡単でした。


ぐいっと差し込んでネジ固定。

次は肘部分を固定します。肘部品は左右があるのでお気をつけて。

ネジは内側に寄せる感じで止めます。
先述しましたが足部品があることでネジが絶妙に締め辛いです。

無事肘部品を付けれたら完成です。
思ったより簡単に組み立てができましたが、女性1人だと重量があるのでオススメしません。
ヘッドレスト・リクライニング・肘・奥行き調整など、動かせるところを全て動かしてみて不具合がないことを確認しましょう。

背面もカッコいいですね。樹脂製のメッシュが美しいです。

リクライニングはここでストップします。寝っ転がる感じは無理ですね。

サリダチェア YL9の良かったところ
約3ヶ月、サリダチェアを毎日使用してみて良かったところを挙げていきます。
各部が細かく調整できる
座面の高さを調整できるのは当たり前ですが、リクライニング(ロッキング)・ヘッドレスト・奥行き・肘の高さなど、各部を細かく調整できるのは有難いです。
特に個人的には肘置きの高さ調整を重宝していて、長時間タイピングしているときに大活躍しています。
座り心地がしっかりしてる
サリダチェアは座面が「硬め」の椅子です。
ふかっとした包み込むような座り心地を求めている人は不向きな椅子です。
私は硬い座面に姿勢よく座ることが腰痛対策に繋がると考えている人間なので、サリダチェアを選びました(この考えが正しいかはわかりません)。
背面のエラストマー樹脂も硬いのですがもたれかかると僅かな柔らかさを感じることができ、長時間作業に最適です。
リクライニング(ロッキング)が心地いい
リクライニング(ロッキング)は4段階調整でき、それなりに深い角度まで倒すことが出来ます。
ただゲーミングチェアであるような寝るような姿勢までのリクライニングは出来ません。

デザイン性が高い
言わずもがな、デザインが抜群です。
ホワイトにしたかった気持ちも少しあったのですが、汚れの付着を気にしてブラックにしました。ブラックはブラックで締まる感じでカッコいいです。
耐久性に期待したい
サリダチェアを選択した大きな理由に「耐久性」があります。
体が沈むような革張りのゲーミングチェアと最後まで迷っていたのですが、数年使っていると皮がボロボロになっていく、というレビューが多いことが気になりました。
YL9の場合には背もたれは樹脂だし、座面は硬めのメッシュ生地ということで、劣化が少ないのかなと判断しました。
こればっかりは5年ほど使ってみなければわかりませんが、十分に期待できると思っています。
サリダチェア YL9の悪かったところ
約3ヶ月、サリダチェアを毎日使用してみて悪かったところを挙げていきます。
組み立てが面倒
数千円のオフィスチェアと比較しての話になりますが、組み立てが大変でした。
予想していたよりは簡単だったのですが、部品が重い重い。
女性1人で組み立てるのはなるべく避けたほうがいいと思います。
オットマンが欲しくなった
個人的には足下に収納できる「オットマン」があれば仮眠用や、姿勢を変えてのPC作業時に活躍するのにな…と感じました。こんな感じの。

じゃあオットマン付きのオフィスチェアを買えば良かったのでは?と自分でも思うのですが、サリダチェアほどの「細かな調整」「耐久性」「デザイン性」を有しているものが見当たらなかったのです。
この参考画像に使っているものも検討したのですが、某サイトでサクラレビューがひどかったので購入に踏み切れず…といった感じです。
ヘッドレストがあまり活躍しない
これは私の体型が悪い可能性が高いのですが、どのような体勢で使ってもヘッドレストがしっくりくる位置に来ません。
ヘッドレストの高さと角度は調整できるのですが、使おうとしても首が痛い感じに。
ヘッドレストも樹脂製なのですが、背もたれと比べると硬く感じます。
三ヶ月の間に使ったのは数回程度で、飾りと化しています。
でかくて重い
元々安物の椅子を使っていたのと部屋が狭いことが原因なのですが、椅子が重くてデカイです。
場所が必要そうな作業をするのには椅子がデカくて邪魔。
他の部屋に移動させるにも持ち上げる必要があったならば重くて面倒…。
普通に使っている分にはデメリットではないのですが、狭い部屋では少々ポテンシャルが発揮できないかもしれないです。
これはサリダチェアだけではなく、ゲーミングチェア等、お高い椅子全般に言えるかもしれません。
総評
良かった点も悪かった点もありますが、全体としては「買ってよかった椅子」という評価で間違いありません。
ただこれを買って腰痛が良くなったのか?と言われると、「正直あまり変わらない」というのが現状です。
ただ腰が痛くなってきたな〜と思ったら、リクライニングの体勢にしてみたり、座面の奥行きを操作してみたりと、元々使っていた安物のオフィスチェアでは出来ない動きが出来るのは有難いです。
あとは耐久性ですね、3年・5年・10年と使っていってどれだけ劣化していくのか…。
長持ちしてくれることを期待したいと思います。
※2020年10月1日 追記:1年利用後のレビュー記事を作成しました!
おわりに
とりあえず三ヶ月使ってのレビュー記事を作成してみました。
特に耐久性については三ヶ月じゃわからないので、数年後にまたレビューしたいと思います。
そのときに現役の商品ラインナップにあるかはわかりませんが…。
本レビューが誰かの参考になれば幸いです。
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