2026年2月1日より、郵便物を料金別納で「切手払い」する際の条件や方法が変更になりました。
その変更内容がちょっと複雑で、利用者・郵便局員ともに混乱を招いているようです。
実際に私も利用しましたが、本記事作成時点(2026.2.19)では局員さんも人によって理解が異なる状況です。
そこで、料金別納・切手払いをよく利用する私が、大きめの郵便局(通称、本局)で教えてもらった「正しい切手別納方法」をまとめました。

本記事では「切手別納」について、
- 変更点
- 用紙は郵便局でもらえる?
- 切手貼付の正解とNG例
- 注意点
等についてまとめています。
料金別納(切手別納)の条件が変更
2026年2月1日より、郵便物を料金別納で「切手払い」する際の条件が変更になりました。
変更点は大きく以下の2点です。
- 5万円を超える場合は切手払い不可(現金別納のみ)
- 切手払い(切手別納)は、所定の用紙に貼って提出
詳細はこちら(PDF)で確認できますが、「切手別納の所定の用紙」に関しては文字だけだと分かりにくく、慣れるまでかなり手間取ります。
なぜこんなルールになったの?
局員さんも戸惑う切手別納ルールですが、馴染みの郵便局員さんが言うには、

大量の切手を紙に貼り付ける作業で残業が多く発生していたので、それを改善するために導入されたルールみたいです~。
とのことで、局員さんの仕事を減らすために、これまで局内でしていた作業をお客にやらせよう!という話のようです。
そもそも切手別納って?後納との違いは?
通常、郵便代を切手で支払うとなると、下記画像の様に荷物に貼り付けるパターンが一般的ですが、切手の枚数が増えれば増えるほど見た目は美しくありません。

そんな時に便利なのが「切手別納」です。
正確には「料金別納の切手払い」となりますが、「料金別納」には以下のメリットがあります。
- 大量の郵便物・荷物を差し出すときに、各荷物に切手をはる手間が省ける
- 複数の荷物の料金を一括して支払える
- 領収証がもらえる
- 少額切手も気軽に使える
ちなみに、似た言葉で「料金後納」がありますが、これは「一カ月分の料金を翌月に一括払い」できる制度です。
「料金後納」を利用するのは、以下の条件があるため個人で利用することはまず無い制度です。
- 毎月50通(個)以上の郵便物・荷物があること
- 事前に料金後納の承認を受けること
- 一カ月間に差し出す郵便物・荷物の料金等の概算額の2倍以上に相当する額の担保を提供する可能性あり
切手別納は専用用紙が必要に
従来、荷物と一緒に切手を渡すだけだった「切手別納」ですが、2026年2月1日以降は専用の「郵便切手貼付用紙」が必要になります。それがこちらの用紙です。

郵便局でもらえる?
「郵便切手貼付用紙」は全国の郵便局でもらえるA3サイズの用紙です。
ゆうパック伝票のように「ご自由にお持ちください」方式ではない郵便局が多いため、局員さんに声をかけて受け取る必要がありそうです。

私の利用した郵便局では、あまり枚数の用意がありませんでした。
言えば印刷してくれそうですが、沢山欲しい場合には事前に連絡しておくのが確実です。
【A3指定】自宅印刷に注意
貼付用紙はこちらから印刷可能ですが、「A3・横向き」の指定があります。

A4の用紙に印刷して使えないか聞いたところ、「ダメ」と言われました。
自宅プリンターがA3対応であればいいのですが、個人宅だと用紙はA4サイズしか用意がない場合が多いと思われますので、用紙は「郵便局でもらう」のがおすすめです。
切手払いで領収書をもらうには別納必須
例えばゆうパック差出時には「依頼主控」がもらえますが、「切手払いで領収証が欲しい」場合には別納一択です。
荷物に切手を貼った場合には、画像右のように「金額」と「切手貼付」を書かれた控えがもらえるだけです。


しかし、これが「切手別納」だと控えの他に「領収書」がもらえます(担当者によってはくれない場合があるので、必要な場合は伝えましょう)。
下は実際の領収書ですが、お預かり金額に「現金¥0、切手¥1,290」と印字があるのが分かります。

貼付用紙の正しい貼り方
貼付用紙には細かい決まりがあります。
切手が50枚以下の場合
切手が50枚超か50枚以下かにより、記載方法は異なりますが以下は50枚以下の場合の切手の貼り方・記載方法です。

押さえておくポイントは以下5点です。
- 切手は1枚ずつ貼る(繋がってたらダメ)
- 額面ごとにまとめる
- 異なる額面を貼る場合は次の段に
- ①貼付郵便切手の金額は「同じ額面だけを貼った場合」のみ記載
- 用紙が2枚以上の場合は「通し番号」を書く
切手が大きく、枠に収まらない場合
記念切手やオリジナルフレーム切手など、切手が大きく1つの枠に収まらない場合は、2枠を使用して貼付することができます。
ただし、その場合は切手の合計枚数が50枚以下であっても、その用紙には当該切手のみ貼付する必要があります。
切手が51枚以上の場合(50枚シートあり)
切手が51枚以上で、かつ「50枚シートが含まれている場合」の貼り方は以下の通りです。
今回は合計金額が「1,290円」で、50円切手×50枚(シート)+端数の例です。
用紙1枚目の記入方法
この時、使用する用紙は2枚ですが、1枚目には50枚シートのみを貼ります。
- シートは切り離さずに左上の「1」の枠に合わせて丸ごと貼ります。
- 全部が同じ額のため、「①貼付郵便切手の金額」に「10(円)」と記入。
- ②には切手枚数、③には1枚目に貼った合計金額を記入。
- 通し番号(今回は2枚のため「1/2」)を記入。

用紙2枚目の記入方法
2枚目には残りの切手を貼ります。
- 額面ごとに段を分けて貼る。
- 異なる額面のため「①貼付郵便切手の金額」には未記入。
- ②には切手枚数、③には2枚目に貼った合計金額を記入。
- 通し番号(今回は2枚のため「2/2」)を記入。

押さえておくポイントは以下5点です。
- 用紙1枚に貼る上限は50枚まで
- 合計の枚数が50枚を超える場合は、1枚目の用紙は全てが同じ額
- ①貼付郵便切手の金額は「同じ額面だけを貼った場合」のみ記載
- 用紙が2枚以上の場合は「通し番号」を書く
- 50枚シートの場合はシートのまま貼ってOK
切手が51枚以上の場合(50枚シートなし)
切手が51枚以上で50枚シートが無い場合は、切手を1枚1枚切り離して貼る必要があります。
例えば、1,000円分を切手別納したい場合、10円切手×45枚(450円分)とその他(550円分)で出したいときは
- 1枚目の用紙に10円切手45枚を切り離して貼る(1枚1枚貼る)
- 2枚目の用紙に残りの切手を額面ごとに貼る
となり、かなり手間がかかります。なので枚数が多く、かつ50枚シートになっていない場合は切手別納の利用はオススメしません。

少額切手で50枚シートになっていない場合は、切手別納以外で使用するのがおすすめです。
少額切手のおすすめの使い道についてはこちらでまとめています。
貼付用紙の貼り方 NG集・ダメな例
以下はNGな貼り方例です。
つながった状態はダメ
切手は1枠1枚です。また、つながった状態で貼るのはNGです。
1枚ずつ切り離して1枠に1枚貼りましょう。

1枚1枠でもつながってたらダメ
このようにまたがった状態で1枠1枚ででも、切り離していないのでNGです。

異なる額面を同じ段に貼るのはダメ
これは額面ごとの塊ではありますが、異なる額面を同じ段に貼っているためNGです(ただ郵便局によってはOKが出ることもあるようです)。出来るだけ、額面ごとに段を変えましょう。

貼付用紙の注意点まとめ
上記で書いた切手別納の貼付用紙の記入に関する注意事項は以下の通りです。
- 用紙はA3・横向き(A4印刷NG)
- 1枚の用紙に貼る上限は50枚
- 50枚シート以外は1枚1枚切り離す
- 切手が大きい場合は、2枠を使用する(2枠利用した場合は、その他の切手は別用紙に)
- できるだけ額面ごとに段をまとめる
- 50枚以上の場合は、1番多い切手を1枚目に、残りは2枚目以降に貼る
- ①貼付郵便切手の金額は「同じ額面だけを貼った場合」のみ記載
- 合計枚数、合計金額は用紙ごとに書く
- 2枚以上の場合は通し番号を記入

注意事項が多いため、用紙に切手を貼るのが不安な人は最寄りの郵便局に聞きながら作業するのが確実です。
着払いははこれまで通り!
ここまで読んで、「切手別納」はルールが細かく「面倒」であることが伝わったかと思います。
しかし、多くの人が利用する可能性のある「着払い受取り時の切手払い」については、これまで通り「切手を渡すだけ」なのでご安心を。

面倒なのは、郵便発送時に「切手で料金別納」をする一部の人だけです。
切手で大量の荷物を別納支払いしていた個人事業主・法人が大打撃
今回の切手別納に関する仕様変更で、大打撃を受けたのは「切手で大量の荷物を別納支払いしていた個人事業主や法人」です。
キリ良く1シート(50枚)の場合には、ドドンと貼るだけですが、「1枚1枚切り離して貼る」作業は、手間も時間もかかります。

この一件が要因で、金券ショップで切手の値段が下がっているという情報も目にしたほどです。
これまで大量に切手別納で荷物を出してした人は
- ゆうパケットの法人契約:年間500個が目安
- ゆうパックの法人契約:持ち込みで年間100個、集荷で年間200個が目安
- ヤマト運輸や佐川急便との契約
など、別途の特別料金での契約を結ぶのがオススメです。まずは管轄の窓口や担当者に相談してみましょう。
おわりに
郵便局の「料金別納、切手払い」に関する変更を受け、実際に規定通りに切手別納を試みたものの、ルールが細かく、なかなか難しいことが分かりました。
指導を受けながら「現時点での正しい貼り方・書き方」をやっと理解したものの、やはり貼付枚数が多い人ほど面倒な作業だと感じます。
郵便窓口では多様なキャッシュレスに対応していますが、集荷利用だと現金か切手の2択のため、どうにか改善されないかと願うばかりです。
当ブログでは他にも「日本郵便」「ヤマト運輸」「佐川急便」等に関する記事を多くまとめています。
宜しければご閲覧下さい。










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