楽天市場で頻繁にお買い物される方は、キャンペーンを駆使してお得にポイントを貯めるのが通例です。
しかし、お買い物マラソンなどのイベントではポイント付与の上限が定められているため1人1アカウントでは足りない!と感じる人も。
またAppleギフトカードなど、月に購入できる上限が定められている商品もあります。
かといって、楽天では1人が複数のアカウントを作成、保持することは禁止されています。
そこで考えられるのが「子供の楽天アカウントの作成」です。
本記事では、
- 子供用楽天アカウントを作るメリット・デメリット
- 子供のアカウント、メールアドレスは作れるの?
- 制限や支払い方法は?
等についてまとめています。
楽天アカウントは子供でも作れる?
まず、未成年の楽天アカウント取得についてですが、楽天アカウントの取得に年齢制限はありません。
そのため、例え18歳未満の未成年でも、未就学児であってもアカウントを取得して保護者同意のもと、楽天市場でお買い物することが可能です。
メールアドレスが必要
楽天アカウントの取得には「登録者本人のメールアドレス」が必要です。
楽天に登録済みのメールアドレスを利用することは出来ないため、親のメールアドレスを使い回すのではなく、新たに本人のメールアドレスを取得するのがオススメです。
実際に未就学児の生年月日でもGoogleのメールアドレスを取得することが出来ました。
ただし、日本では自身でGoogle アカウントを管理できるのは13歳以上です。
13歳未満の場合は保護者の同意や確認、管理が必要になります。(詳細はこちら)
実際にこの手順で子供のメールアドレスを取得してみましたが、保護者のメールアドレスを入力するなど、流れのままに進んでいくだけなので難しいことは何一つありません。
実際に子供用アカウントを作ってみた
実際に取得したGmailアドレスを使用して子供の楽天アカウントを作成してみました。
楽天の会員登録時には生年月日の入力が無いため、アドレス、パスワード、氏名を入力するだけで子供のアカウントが取得できました。
子供用アカウント作成の注意点・疑問まとめ
子供用の楽天アカウントを取得するにあたり、自分専用のスマホや電話番号をもっていない子供の場合、
親と同じ電話番号を登録してもいいのかな…
などの疑問があったため楽天市場に問い合わせてみました。
電話番号は親と同じでも良い?
既に楽天に登録済みの親の電話番号を子供のアカウントに重複して登録することに問題がないのか、聞いてみたところ・・・
電話番号の重複は問題ございませんが、楽天市場ではご利用者ご本人様の情報の登録をお願いしております。
そのため可能であればご本人様の情報をご入力いただきたく存じますが、お持ちでない場合は家族様の電話番号を登録いただいても問題ございません。
とのことで、できれば本人の電話番号が好ましいけれど、ないなら親のでもOKという旨の返答が得られました。
生年月日は必須?
また、マイページには生年月日を登録する箇所があるものの強制はされていないため、生年月日の登録のタイミングや必要性について聞いてみたところ・・・
生年月日はお客様の任意のタイミングで登録をお願いいたします。
とのことで、敢えて登録をしない限りは楽天に「未成年である旨」を伝えるきっかけがないことも分かりました。
親と同じデバイスからのログインは?
最後に、親と子が同じデバイスからそれぞれのアカウントで楽天市場を利用した際の影響について聞いたところ・・・
それぞれのアカウントをご利用いただく分には同じ端末をご利用いただいても問題ございません。
とのことでした。
念のため、
同じIPアドレスで複数のアカウントを使用していると認識されることでアカウントが停止されることは無いのか?
についても聞いてみましたが、「名言が不可能です」とはっきりした返答は得られませんでした。
同一端末の利用自体は問題ないため、同じ端末から1人1つまでの商品を何度も、親と子のアカウントで購入するなど「いかにも」な使い方をするなど、不正が疑われるような利用方法でなければ大丈夫そうですね。
子供用アカウントを作るメリット
子供用の楽天アカウントが取得できることが分かったところで、以下では子供用の楽天アカウントを取得するお得度的なメリットを4つまとめています。
初めてサービスを利用する際にポイントがもらえる
楽天市場では、初めて利用する人限定でクーポンが配布されています。
また、お子さんが18歳以上であれば楽天カードを作ることも可能です。
楽天カード新規入会で数千ポイントがゲットできますし、楽天市場のキャンペーン参加には欠かせないカードです。
楽天カードに限らず、クレジットカードを作成するときは必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事更新時点(2024年11月29日)では、ハピタスというポイントサイトを経由して楽天カードを作成すると、公式特典とは別に6,000円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
還元枠を分散できる
お得なのは新規入会時だけではありません。
お買い物マラソンまたはスーパーセールのような買い回りイベントには7,000ポイントの付与上限が設定されているため、家族それぞれが自分が使う商品を、自分のアカウントで購入することでお買い物の還元枠を分散できます。
購入制限商品が多く買える
子供用アカウントを作れば、1人1つまでのように、購入制限のある商品を家族それぞれが自身のアカウントから購入することでお買い得商品を多く購入することが可能です。
例えば楽天市場でAppleギフトカードを購入する際は
- 初回購入~45日間は上限1万円
- 46日以降は上限5万円
などの制限があります。
そのため、子供用のiPhoneやiPadをAppleギフトで購入したいと思っても購入を複数に分ける必要があるためすぐ必要額が用意できません。
そんな時でも、家族それぞれのアカウントで購入することであっという間に希望額が買い揃いられます。
割引クーポンが多くゲット出来る
楽天市場では、このようなお得なクーポンが配布されています。
例えばこちらの「割れチョコ」は「対象商品1個につき」半額のクーポンです。
チョコ好きの我が家は上記の割れチョコも争奪戦なのですが、子供を含めた家族それぞれが自身のアカウントでクーポンを獲得して購入すれば、大好きな割れチョコが家族分お得に購入できます。
このように、家族それぞれが楽天アカウントを所有して買い物をすることで使い勝手やお得度がアップします。
子供用アカウントを作るデメリット
子供用の楽天アカウントを取得・利用するデメリットは2点です。
18歳未満はお得な支払い方法がない
デメリット1つ目は、支払い方法が限られてることです。
楽天市場でお得な支払い方法と言えば楽天カードですが、クレジットカードの申し込みは高校生を除く18歳以上であり、留学等の特別な事情が無い限り家族カードの作成も出来ません。
もちろん、クレジットカードの利用は「本人名義」に限られるため、例え決済が出来たとしても、子供の楽天アカウントで親のクレジットカードを使用することは規約違反です。
参加できるキャンペーンが少ない
楽天市場では、ポイントアップする5と0のつく日などのイベントがあります。
しかし、このような還元率アップには楽天カードでの支払いで+2%、楽天プレミアムカードでの支払いで+4%など支払い方法に関する条件があることが多いです。
つまり、クレジットカードを作ることのできない未成年は恩恵が受けられません。
そのため、毎月18日の「いちばの日」や、
毎月1日のワンダフルデーなど、支払い方法に関係なくポイントがアップするイベントを狙う必要があります。
楽天市場でのお得なお買い物デーについては月に2回更新しています。
お買い物前にこちらでお得なキャンペーンと条件をチェックしましょう。
未成年のおすすめの支払い方法は?
クレジットカードがなくても未成年がお得に支払える方法を模索しました。
楽天ポイントで支払う
おすすめの支払い方法1つ目は「楽天ポイント」の利用です。
楽天ポイントは楽天カードを持っているのであれば支払いに充当することで効率的に消化できますが、未成年の場合は直接お買い物に使うのが1番です。
支払い時に「ポイント利用」を選択することで、通常ポイントはもちろん、期間限定ポイントを無駄なく消費することが出来ます。
例えば子供の楽天モバイル契約で獲得したポイントなども、楽天市場で消費できます。
楽天モバイルのお得な入会キャンペーンについては以下の記事で毎月更新予定です!
楽天キャッシュ
2つ目のおすすめの支払い方法は、「楽天キャッシュ」です。
楽天キャッシュの入手方法は
- 楽天カードからのチャージ
- 楽天銀行からチャージ
- ラクマの売上金をチャージ
- 楽天ウォレットの暗号資産からチャージ
- 楽天ギフトからのチャージ
- 楽天アフィリエイトの報酬受取り
など、多くの入手手段がありますがオススメは「楽天ギフトからのチャージ」です。
以下の記事で詳しく解説していますが、楽天ギフトカードは
- セブンイレブンでnanaco支払い
- ファミリーマートでファミペイ支払い
- ミニストップでWAON支払い
などの方法でお得に購入することが可能です。
楽天キャッシュは楽天ペイアプリを使えば送ることが出来るのも魅力です。
プリペイドカードで支払い
クレジットカードが作れない未成年ですが、プリペイドカードなら未成年でも利用可能です。
有名どころで言えばKyash(キャッシュ)というサービスで、年齢制限なくバーチャルカードもしくはリアルカードが作成できます。
そのほか、バーチャルカードのVisa LINE Payプリペイドカードなどもオススメです。Visa LINE Payプリペイドカードはオンラインショッピングでいつでも0.5%オフなので、現金で後払いするよりもずっとお得です。
※Visa LINE Payプリペイドカードの「オンライン0.5%還元」は2023年3月31日確定分をもって終了しました(2024.4.11追記)
また、Visa LINE PayプリペイドカードではLINEポイントの消費も可能です。
LINEポイントを利用する手順はこちらの記事でまとめています。
支払い時の注意点
購入するもの(ギフト券など)によっては、楽天ポイントだけでなく1円以上をクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードなどで支払う必要のある商品もあります。
しかしプリペイドカードの中には決済方法に登録は出来るものの、決済時に弾かれてしまう場合もあります。(実際にいくつかのプリペイドカードでAppleギフトカードを購入しようとしたら、出来ませんでした)
おそらくですが、デビットカードや、JCBやVISAなどが発行元の「ブランドプリペイドカード」と呼ばれるカードであれば決済が通るかと思われます。
例えば、三井住友カードの「かぞくのおさいふ」というプリペイドカードであれば、
- 6歳以上(小学生以上)が利用可
- 年会費、発行費無料
- 家族間の残高移行可
- オンライン決済可
という試しやすいブランドプリペイドカードです(これでAppleギフトが購入できるかは不明です)。
おわりに
子供の楽天アカウントを作成してみたところ、年齢制限なくメールアドレスと楽天アカウントを取得できることが分かりました。
しかし、未成年はクレジットカードを持てないことが大きなデメリットとなり、参加できないイベントなどもあることが分かりました。
それでも家族それぞれが各自のアカウントを所有して買い物することで、買い回り等のポイント上限があるイベントや、購入制限がある商品を購入する際に有利でありお得であることが分かりました。
とりあえずは、親と同じデバイスからの利用や同じ電話番号の利用でも可能であることが確認できましたので、1人1つの楽天アカウントを所有していても損はないようです。
また、子供のお小遣いについての記事をまとめていますので宜しければご閲覧ください。
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