ファミリーマートでお得に支払えるコード決済、ファミペイにバーチャルプリペイドカードが登場しました。
これによりファミペイ残高がインターネットのお買物で利用できるようになりました。
コード決済のネット利用は最早スタンダードとなりつつあり、例えばPayPayならヤフー系のサイトやAmazonなどのPayPay決済対応店で、auPAYならauPAYプリペイドカードを通すことでネット決済が出来ます。
ファミペイもこの流れに乗る形でバーチャルカードの発行を開始しました。
本ページではファミペイバーチャルカードの概要と、画像付きの発行手順や、メリット・デメリットをまとめています。
ファミペイにバーチャルカードが登場!!
2023年2月2日より、ファミペイにバーチャルプリペイドカードが誕生しました。
今までは「ファミペイ = 実店舗で使うもの」というイメージが強かったですが、バーチャルカードを使うことで、インターネット上に数多く存在するJCB加盟店でも利用可能となりました。
年会費・発行手数料
ファミペイバーチャルの発行手数料および年会費は無料です。
ファミペイアプリから即時発行が出来ます(発行手順は後述)。
ブランド
バーチャルカードの決済ブランドはJCBです。
ちなみにファミペイにチャージできるクレジットカードもJCBのみとなっています。
還元率
バーチャルカードの還元率は0.5%で、200円で1円相当のファミペイボーナスが付与されます。
モバイル決済
バーチャルカードはGooglePayに登録することで、QUICPayが利用できます(Androidのおサイフケータイ搭載機器のみ利用可能)。
ApplePayには本記事作成時点では未対応です。
プラスチックカードの発行はなし
今回実装されたのは「ファミペイバーチャルカード」という名前の通り、あくまでも「仮想カード」です。
プラスチックのリアルカードは本記事作成時点では発行不可となっているので、ご注意ください。
将来的にリアルカード発行の対応があるかも不明とのことです(カスタマーセンターに確認)。
iPhoneユーザーが多くの実店舗でファミペイ残高を使えるようになるのは、まだまだ先の話になりそうです。
ファミペイアプリから審査なしの即時発行
実際にファミペイバーチャルカードを発行してみました。
発行手順はすごく簡単で、まずはファミペイアプリを開いて、右側の「サービス一覧へ」をタップします。「ファミペイチャージ」などと同じ並びにバーチャルカードがあったらもっと分かりやすいのですが、本記事作成時点では「サービス一覧」の中から選択をします。
少し下にスクロールして、「FamiPay」カテゴリの「バーチャルカード」をタップします。
あとは利用規約を読み、同意にチェックを入れて、「発行申込」をタップするだけです。
これでファミペイバーチャルカードが発行完了です。数十秒ほどで発行が完了しました。
無記名式のプリペイドカードのため、審査が一切ないからです。
肝心のカード情報は中央部の「カード情報」をタップすると…
カード番号や有効期限など、ネット決済に必要な情報が表示されます。
ちなみにバーチャルカードは月間利用限度額が設定でき、発行直後は10万円に設定されています。
限度額は1万円~100万円まで指定が出来るので、不安な人は限度額を少なくしておきましょう。
未成年でも発行可能
ちなみにファミペイバーチャルカードは年齢制限なく発行可能です。
我が家では子供名義の銀行口座を紐づけたファミペイアカウントを持っているのですが、実際にバーチャルカードの発行ができました。
しかしこのアカウントでは「クレジットカードの登録」や「ファミペイあと払い」など、年齢制限があるサービスは利用できません。
以下ではファミペイのバーチャルカードを作るメリット・デメリットをまとめています。
メリットは大きく2つ
ファミペイのバーチャルカードを作成するメリットは大きく次の2つだと思います。
ネットやQUICPay支払いが可能に
1番のメリットはやはりファミペイ残高でネット決済が可能になった点です。
ファミペイは元々ファミリーマート以外にも、
- ヤマダ電機やトイザラスなどのファミペイ導入店舗
- スマートコード導入店舗(セブンイレブンなど一部店舗除く)
で利用可能でしたが、バーチャルカードを発行することで飛躍的に使い方の幅が広がりました。
またおサイフケータイ搭載のAndroid端末限定ですが、QUICPayで使えるようになったため、実店舗でも利用可能店舗が大幅に増えました。
利用先が増えたので、毎月第2・4金曜日に開催されているチャージの日が気軽に参加できるようになりました!
https://famipay.famidigi.jp
期間限定ボーナスの有効期限切れ対策に
バーチャルカードを使ったときのファミペイ残高の消費優先順位は
- ファミペイボーナス期間限定
- ファミペイボーナス通常
- ファミペイ残高
となっていて、有効期限があるファミペイボーナスが優先的に消費されます。
これはAmazonで3,000円分のギフトカードを購入したときの残高推移ですが、ファミペイボーナスのほうから使われていることが確認できました(左が支払い前、右が支払い後です)。
今までは期限が近いファミペイボーナスを失効前にどう使うか悩んでいましたが、これからは家にいながら、1円単位で買えるAmazonギフトで消費したらいいので、非常に便利になりました。
ファミペイ残高の使い切り・0円にする方法についてはこちらで詳しくまとめています。
デメリットは不正利用リスク?
一方、ファミペイバーチャルカードを発行するデメリットも存在します。
代表的なのは不正利用リスクです。
ただしファミペイバーチャルカードの場合はある程度の自己防衛が可能です。
例えば利用限度額を初期設定の10万円から1万円に減らしてみたり、
バーチャルカードを利用しないときは常に「一時停止」の設定をONにしておくことで、不正利用リスクを低減できます。
個人的にはファミペイユーザーであればデメリットよりメリットがはるかに大きいと思います。
他社決済サービスへのチャージ
最後に少しだけマニア向けのお話ですが、他社決済サービスのチャージにファミペイバーチャルカードが使えるのか検証をしてみました。
検証日は2023年2月10日で、本人確認済みアカウント(JCBセキュアが使える)で発行したバーチャルカードでのチャージです。
【チャージできた】
- モバイルSuica(アプリからのJCBクレジットカードチャージ)
- IDARE
- B43
モバイルSuica IDARE
【チャージできなかった、もしくはJCBが非対応】
- nanaco
- WAON
- Kyash
- MIXI M
- TOYOTA Wallet
- Revolut
SuicaやIDAREはチャージできたものの、無記名式のプリカだからか、色んなサービスでチャージエラーになりました。
チャージに成功したサービスはいずれもJCBセキュアが必要だったため、本人確認済みでないアカウントではエラーになると思われます。
チャージ可能な決済サービスがあるだけで、利用の幅がグッと広がりますね。
例えばRevolutにはチャージできませんが、ファミペイ➡IDARE➡Revolutとすることで間接的にチャージが可能です(2023年2月10日時点)。
おわりに
実店舗利用に限られていたファミペイですが、ついにバーチャルカードが登場し、ネット利用解禁となりました。
ファミペイ残高の利用先が激増したのはもちろん、個人的には期間限定ボーナスが実店舗に行かなくても消費できるのが嬉しいです。
ただファミペイは0と5のつく日にPOSAカードを購入で1.5%還元になるキャンペーンが開催されています。
これは実店舗に行かなければ参加できませんので、ファミペイをファミマで利用する機会もまだまだ多そうです。
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