最近ではお小遣いや割り勘代なども、PayPay等のアプリから手軽に送金できるようになり便利さが増しています。
スマホユーザーの約8割が利用しているLINEアプリで利用できるLINE Payでも、元々「LINEウォレットからの送金機能」がありましたが、最近ではLINEのトーク画面から画面を切り替えることなくそのまま送金できる便利な機能が追加されています。
そこで実際に、2種類の方法でLINE Payの送金を行ってみました。
本記事では、
- 送金の流れ
- 受取方法
- 送金できる残高の種類
- 本人確認は?
等についてまとめています。
LINE Payの送金機能
従来は以下のようにウォレット画面から「送金」する流れだったため他のコード決済アプリと大差のない作りでした。
しかし、2023年末にトーク画面からの送金に対応。
わざわざLINEPay画面を開かずによくなったことで、
- グループトークの全員に集金を呼び掛けられる
- 会話の流れで画面を変えずにそのまま送金できる
など使い勝手が格段に良くなっています。
送れるのはLINE Payライト残高
LINE Payには、LINE Pay残高と、LINE Payライト残高がありますが、送金時にはLINE Payライト残高が使用されます。
ただし、本人確認済みのLINE Moneyアカウントでは、LINE Pay残高も送金可能です。
また、本人確認不要で送金可能なLINE Payライト残高は以下の通り、出金や銀行振込には非対応ですが、様々な支払いに使用することが可能です。
トーク画面からの送金方法は2つ
2023年末に実装されたトーク画面からの送金機能ですが、2種類の送り方があります。
以下では実際に「LINE Payのトーク画面」から2通りの方法で送金をしてみました。
①メニューからの送金の流れ
まずは送金メニューから送金する方法です。
トーク画面左下の「+」からメニューを表示させ、「送金」をタップします。
ちなみに、グループトーク画面では「送金依頼」ボタンのみ表示され、「送金」をすることはできません。
1:1のトーク画面の時のみメニューボタンからの送金が有効です。
次に「送金」or「送金依頼」を選択します。
今回は「送金」をタップし、
「次へ」に進みます。
パスワード認証を突破したら金額を入力します。
この時「本人確認済み」であれば「LINE Pay残高」を送金することが出来ます。
最後にカードを選択し送るだけです(カード無しは選択不可)。
なお、送り先がLINE Pay未登録の場合も送金可能ですが、その場合受け手が7日以内にLINE Payを登録する必要があります。
LINE Pay登録がされなかった場合には送金が取り消されます。
1度送った残高は自分でキャンセルできませんのでご注意ください。
②メッセージから送金してみた
次にメッセージ画面からの送金です。
例えば自分、友達、グループトークに関わらず「200円」というメッセージがある場合、以下のように金額をタップすることができ、ここから「送金」画面に移行が可能です(タップが出来ない場合は「LINEアプリの更新」が必要です)。
なお、この金額のリンク機能が不要な人は「設定→トーク→金額テキストのリンク表示」でリンクをオフに出来ます。
リンク表示されるのは「円」「Yen」「¥」で、大文字、小文字、全角、半角が混在していても問題ないことが確認できました。
また「ドル」や「えん」、小数点はリンクの対象とはならないほか「カンマ」の位置が間違っていると反応しませんでした。
メッセージからの送金時は金額が予め入力されているため手間が省けてとても簡単です。
受け取りの流れ
受け手がLINE Pay未登録の場合には受け取り後7日以内にLINE Pay登録をする必要がありますが、登録済みの場合には、送金メッセージを既読せずとも自動で残高に加算されるため何もすることはありません。
送金を依頼したい時は?
次はお金を送ってほしいシーンでの使い方です。
「〇〇円送って~」と言いたい場合には、メッセージではなく「メニューボタンから」のみの操作です。
「送金」から、
「送金・送付を依頼」に進み、
流れに沿って進むだけです。
尚、カードだけでなくメッセージの入力も可能です。
さらに送金依頼メッセージの「詳細を見る」から「依頼のキャンセル」も可能です。
LINEポイントは送れない
LINE Payの送金では「LINE Pay残高」と「LINE Payライト残高」が利用可能ですが、LINEポイントは送れません。
LINEポイントの使い道についてはこちらで詳しくまとめています。
受け取ったLINE残高は出金できる?
受け取った残高が「LINE Pay残高」である場合のみ出金が可能です。
但し、受け手が本人確認済みでない場合には本人確認をしないと出金することは出来ません。
また、お持ちの残高の種類が不明な場合は「残高詳細」をタップすると、
内訳が表示されます。
LINEPay残高を受け取る前に本人確認を完了させましょう。受け取ってから本人確認をしても、LINEPayライト残高が、LINEPay残高に昇格することはありません。
送金限度額
LINEで大きな金額のやり取りをすることは少ないかもしれませんが、個人間では月10~110万円(残高とアカウントの種類による)の送金が可能です。
これなら口座番号を教えたり、細かい現金を用意する手間なく日頃の割り勘から旅行代金の折半などの大きな金額までLINE一つで事足りるためとても便利です。
おわりに
スマホでの金銭のやり取りと言えばPayPayや楽天Payがメジャーな印象ですが、いつものメッセージのやり取りの流れからサクッと送金が出来る手軽さはLINE Payがずば抜けています。
特にメッセージの金額からそのまま送金できる機能は画期的で、利用の幅が広がりそうです。
当ブログでは他にもLINE Payやキャッシュレスに関する記事を多くまとめていますので宜しければご閲覧ください。
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