大人1人の受診ならともかく、子供を連れての受診は、「こどもの機嫌問題」「長い待ち時間」「周りから風邪をもらう恐れ」、そして「そもそも病院に連れて行く」という事自体が大変なものです。
そんな時に大助かりなのが、オンライン受診です。
しかしオンライン受診は、「各自治体の子供医療助成の対象なのかな…?」「料金体系が不明で手数料が高くつきそう…」など、心配な面も多いです。
そこで実際にファストドクターでオンライン受診を利用し、自治体の医療費申請を行ってみました。

本記事では、オンライン申請について、
- 実際にファストドクターで小児科を利用した流れ
- 医療費申請~入金の流れ
- メリット、デメリット
等についてまとめています。
ファストドクターでオンライン診療
ずっと興味はあったものの、初めてのことに腰が重くて利用を避けていたオンライン診療に挑戦してみました。
使用したのはおそらく最もメジャーなオンライン診療サービス「ファストドクター」です。

ファストドクターはLINEやスマホアプリ、パソコンから利用できますが、今回はスマホのブラウザから登録を行いました。しかし、おすすめはアプリです(後述します)。
登録~診察までの流れ
実際にスマホのブラウザから、ファストドクターを使ってみました。
まずはファストドクターのオンライン診療ページから「診療依頼」に進み、

次に氏名、生年月日、症状、受取りの薬局等を選択して診療依頼を行います。

診察までの間に保険証、医療証、おくすり手帳をカメラで撮影して登録したり、支払い方法の登録、問診票の入力…とやることが多いです。
そのため、今後もオンライン診療を受診する場合にはあらかじめ撮影しておいたものをすぐにアップできるようにしておくのがオススメです(お薬手帳アプリのスクリーンショットなど)。

1度ページを閉じてしまった場合でも、SMSで送られてくるURLを開くと簡単です。

順番が来ると「診察ルームへ入る」ボタンが表示されるほか、SMSでも診察ルームへの入室URLが届きます。

こちらは実際の患者側の診察中のパソコン画面ですが、お医者さんとテレビ電話をする要領で、自分は右下に映っています。
普段の診療のように、例えば口を開けて喉の赤みを見せる等はせず、入力した問診をもとに症状と薬の確認をするだけで、通常の診療よりすぐに終わったのが印象的でした。

薬を受け取るまで
今回は薬の受け取りを「薬局受取」にしたため、診察終了から15分ほどでSMSに「処方箋を薬局に送付した」という通知が届きました。
薬局にはFAXで処方箋が届くようで、そこに「患者に処方箋が届いたことを連絡するように」などと記載があるそうで、場合によっては薬局から電話がくることがあります。
私は薬局のアプリを使用しているため、アプリで薬の準備ができたことを確認してから取りに行きましたが、今回は子供の受診、かつジェネリック医薬品だったためオンライン診療でもいつもの小児科受診と変わらなく薬を受け取ることが出来ました。
家族分はまとめて診察できる?
例えば子供が2人いる場合など、一緒に診てほしい場合もありますよね。
しかし家族でもそれぞれで診療予約や保険証、クレジットカードの登録が必要です。
ですが登録の電話番号が同じ場合は家族と認識できるため、1回の通話でまとめて診察が受けられ、人数制限もありません。
実際、登録人数分だけそれぞれ「診療開始のSMS」が届きますが、まとめて診察した場合は2通目以降のSMSはスルーして構いません。

ただし1度の通話で家族分の診察をした場合でも、システム利用料330円(税込)はそれぞれに発生します(費用については後述します)。
2回目以降も都度登録が必要
検証のため、2か月連続でオンライン受診を利用してみました。
1度目は「保険証」「医療証」「支払い方法」など登録するものが多く面倒だったのですが、残念ながら2回目も同様に各登録が必要でした。
これは利用するサービスによるかもしれませんが、保険証などの情報をシステム側で保持しておくのは危険なので、多くのサービスが受診ごとに登録する仕組みなのかもしれません。

ただ、2回目以降は要領をつかめているため、淡々と入力出来て楽に感じました。
また、保険証等はあらかじめ撮影しておいたものフォルダにまとめておいて、サッと登録できるようにしておくとさらに手間が省けます(お薬手帳アプリのスクリーンショットなど)。
おすすめはアプリ
今回は知識不足でスマホのブラウザから利用してしまいましたが、数回利用して分かったのは「アプリ」利用の便利さです。
ブラウザの場合、アカウントやマイページのようなものがありません。
アプリでも、都度保険証等の登録は必須ですが、アプリから予約をした場合に限りアプリ上に履歴が残るほか、アプリ予約に限り、4回受診でかかりつけ認定(過去1年間の受診実績に基づく)されます。
かかりつけ会員にになると、混雑時でも「かかりつけ専用窓口から30分程度で受診可能」となる利点があります。



私は子供2人を2回受診しているため、アプリから申し込んでいれば既に「かかりつけ会員」だったのですが…
ブラウザから利用してしまったため、まだ一般会員のままです。
実際にかかる費用
気になるのはオンライン診療時の費用ですが、私が住む札幌では手厚い子ども医療費助成制度があり、基本的には高校生までの医療費助成があります。
保険適用になる治療の場合、かかるのは初診料の580円(歯科の場合は510円)のみです。
そしてファストドクターを利用して、普段の診療以上に発生する金額は、システム利用料330円だけです。

ただし、薬を薬局受取でなく配送にした場合には配送料が別途発生しますのでご注意ください。

請求金額は診療翌日にSMSに届きますが、風邪症状+肌の薬で受診した際の初診時は3割負担の小学生が2,370円(システム利用料330円、初診料580円を含む)、

2割負担の未就学児が1,920円(システム利用料330円、初診料580円を含む)でした。

また、2回目は小学生が790円(システム利用料330円を含む)、

未就学児が1,150円(システム利用料330円を含む)でした。


保険適用分も含めた全額を一旦支払う必要がありますが、後日申請により返金されるため、子供の場合、実際に負担するのは「システム利用料+初診料」となります。
なおファストドクターの場合、会社の所在が東京都なので、東京都にお住まいの方は最初から子ども医療助成制度が適用された金額が請求されます。
医療費助成金の支給申請
2度のオンライン診療を利用した後、自治体に医療費助成金の支給申請を行いました。償還手続きというやつです。
以下は札幌市の場合ですが、他の自治体でも似た感じかと思われます。
申請に必要な書類、提出物
今回の申請に必要だった書類は、以下2点のみです。
- 領収書
- 医療費助成金支給申請書(人数分)
まず、オンライン診療時の領収書を印刷しておきます。

申請書は自治体のサイトから印刷できますが、札幌市の場合は赤枠部分に保険証の情報や口座情報を記載するだけのとても簡単なものでした。
※今回は子供の申請でしたが、この時、申請者(親)と口座名義が同じである必要があります。


公式サイトには、「本人確認書類の写し」や「保険給付内容に関する証明」などもっと細かく提出物が書かれていたのですが、実際は用紙に必要事項さえ記入すればOKでした(区役所に確認がオススメです)。
提出方法
札幌市の場合は提出方法は以下の2通りで、オンライン申請はできませんでした。
- 直接窓口に行く
- 郵送
郵送先は「各区の福祉助成係」でしたが、不明な点は申請前に電話で問い合わせると確実です。

今回はこれらを2人分、郵送しました。
申請は数回分まとめてしてOKです。

支給決定通知書の到着~入金まで
申請書送付から1か月ほどで、「医療助成金支給決定通知書」が届きました。
申請時に「領収書の返却」にチェックを入れていたため、領収書も一緒に返送されてきました。

今回の支給額は以下の通りで、やはり「システム利用料330円」と「初診料」以外の金額が支払われることが確認できました。

口座を確認すると、全申請分が振り込まれていることが確認できました。


申請が完了するまで2か月程かかると聞いていたのですが、とてもスムーズで驚きました。
手間を省くためにも次回は1年分などまとめて申請しようと思います。
メリット
実際にオンライン受診&医療費申請を行って感じたメリットは6点です。
- 子供を病院に連れて行く、精神的・身体的ストレスの緩和
- 待ち時間も家で好きなことが出来るため時間の有効活用ができる
- 薬が用意されてから取りに行けるため、かなり時短になる
- 病院で風邪などを移される感染症リスク回避
- 何時でも診察してもらえる
- 登園許可証・診断書も発行してもらえる

初回利用時は、システムも料金もよく分からず不安でしたが、1度使ってみると楽すぎてビックリです。
デメリット
実際にオンライン受診&医療費申請を使用して感じたデメリットは5点です。
- 手数料が毎回330円発生する(システム利用料)
- 2回目以降も毎回1人ずつ、保険証等の登録が必要
- 7日分の薬しか出してもらえない
- 薬局に行くまで処方箋が確認できないため、処方漏れに気づけない
- 医療費の申請が必要(ファストドクターは東京都外だと要申請)

いつもの小児科では2週間分の鼻水の薬を出してくれるのですが、「ファストドクターは緊急用の立ち位置なので7日分しか出せません」とのことでした(お医者さんによるかもしれません)。
また、処方箋がすぐに確認できないため、薬の不足等があっても指摘できないのが困った点でした。
おわりに
ファストドクターのオンライン診療~医療費申請までを行ってみました。
利用するまでは登録の多さや、医療費申請を面倒に感じていましたが、1度やってしまえばどれも簡単な作業でした。
子供を病院に連れていくストレスや時間を考えると、検査が必要な場合や直接診てほしい症状の場合を除いてはオンライン診療が圧倒的に便利だなと感じました。
毎回システム利用料は発生してしまいますが、交通費や疲労感と天秤にかけると、子供が複数人いる場合や、忙しい人には本当に有難いサービスだなと感じました。
当ブログでは他にも「子育て」や「医療費」、「商品・サービスのレビュー」等についてまとめています。
宜しければ併せてご閲覧ください。









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