ご家庭で気軽に炭酸水が作れる、ペットボトルゴミが出ない等で人気を博しているソーダストリーム。
コスパが気になる私は以前にも、ソーダストリームやドリンクメイトでガスシリンダーのコスパ検証を行ってきました。
しかし、ソーダストリームのガスシリンダーには従来のねじ込み式に加えて、画期的なワンタッチ式のクイックコネクトガスシリンダーが登場しているのです。
そこで、最新のクイックコネクトガスシリンダーを使用したソーダストリームのコスパを調べるべく、古典的な方法で計測を開始してみました。
本記事では、公表値と比べて実際は何リットル分の炭酸水が作れたの?の検証の他、コスパ最強のソーダメーカー、ガスシリンダーについてまとめています。
公表値は?
ソーダストリームはガス1本あたり60Lの炭酸水が作れると公表しています。
ですが必ず60Lの炭酸水が作れるわけではなく、炭酸の強弱によって生成量は上下してしまいます。
公式HPのQ&Aにも下記の記載があります。
Q.ガスシリンダー(ガスボンベ)は60L使えると記載があるのですが60L分作れません、どうしてでしょうか?
A.60Lは通常の濃度の炭酸水をお作りいただいた際の目安となっております。炭酸ガスを注入いただく量によってお作り頂ける炭酸水の量は異なります。
http://www.sodastream.jp/contact/
具体的には、強めの炭酸水をお作りいただくとお作り頂ける量は60Lを下回り、微炭酸をお作りいただくと60L以上の炭酸水をお作り頂けます。
つまりどれくらいの炭酸水を作れるのかは「利用者次第」。
また、ガスシリンダーはブルーのねじ込み式も、ピンクのクイックコネクトも410gであり、どちらも60L分と同等です。
今回は、我が家でどれくらいの炭酸水が作れているの?コスパは良いのか?という疑問を検証してみました。
青いガスシリンダーでは500mlあたり約20円、ドリンクメイトのマグナムシリンダーは500mlあたり約21.5円という検証結果だったためそれを上回るのか気になるところです。
検証環境について
我が家での使用環境は下記の通りです。
利用している機械
クイックコネクトガスシリンダーに対応しているのはART(アート)、TERRA(テラ)、DUOの3つですが、我が家で使っているのは最も低価格、高コスパのTERRAのブラックです。
こちらの記事でも比較していますが、以前検証したジェネシスとは対応するガスやボトル、着脱方法が異なります。
炭酸度合い
公式によると、1度に押す長さは1秒程度ですがプッシュ回数は
- 微炭酸:2回
- 中炭酸:3回
- 強炭酸:5回
が目安とのことでした。
個人的には普通程度の炭酸が好みですが、3回では物足りなく5回では口の中が痛いため4回で使用することにしました。
利用ボトル
利用するボトルは、食洗器対応のスリムなDWSボトル1Lと、
全機種対応のヒューズボトル500mlです。
炭酸水を飲みたいけど、1リットルは持て余すな…というときには500mlを利用しています。
1Lと500mlに見えますが正確な適正容量は840mlと455mlですので、そこも最後に計算します。
計測方法
肝心な「どれくらいの炭酸水を作ったか」の計測方法ですが、古典的に「紙に正の字」を書いてカウントしていきます。
1リットルを入れたら1リットル枠に正の字の線を1本追加。
500ミリリットルを入れたら500ミリリットル枠に正の字の線を1本追加。
という要領です。
カウント開始は「ガスの交換直後」、カウント終了は「ガスが減ってきて炭酸水が作れなくなるまで」とします。
実際にカウントした結果
カウントを初めて2ヶ月弱、ガスが減ってきて炭酸水がうまく作れなくなったのでカウント終了。
カウント結果はこちら。
1Lが51本(840ml×51本=42,840ml)、500mlが9本(455ml×9本=4,095ml)作れました。
つまり合わせて46リットル(端数切捨て)作れました。
公表値は60Lだったので、14L少ない結果です。
これまでのソーダストリーム(ジェネシス)とドリンクメイトの検証からも、公表値より低くなるであろうことは予測できていましたが、やはりプッシュ回数がジェネシスより増えていたからでしょうか、コスパが落ちています。
それでも、交換用ガスが2,160円(税込)なので、500mlあたり23円という高コスパです。
500mlペットボトルを買おうとすると、1本あたりものすごく安くても35円(業務スーパー等)、普通は50円〜60円しますから、いかにコスパが良いのかがわかります。
機械を買う初期費用が掛かりますが、長い目で見るとお得なソーダストリーム。
個人的には間違いなく「買ってよかった」、と断言できます。
炭酸の強さによりコスパは変わります。
また、1Lボトルより500mlを多く作る方がコスパは悪くなると思われます。(ソーダストリーム(ジェネシス)の検証結果より)
お得・おすすめなソーダメーカーはどれ?
これまでの同様の検証を基に、
500ml当たりの単価が安い順に並べると・・・
- ジェネシス(ソーダストリーム 青ガスシリンダー)500mlあたり約19.65円
- ドリンクメイトマグナムガスシリンダー 500mlあたり約21.5円
- TERRA(ソーダストリームCQCガスシリンダー)500mlあたり約23円
となり、どれも公表値よりは確実に低いものの誤差程度の差となりました。
つまり、どれだけスターターキットを安く手に入れるかがコスパを決めるカギとなりそうです。
コスパ最強はソーダストリームのジェネシス
ジェネシスは3~4年前に購入したモデルですが、スリムで場所も取らず個人的にボタンの位置がちょうどよくかなりお気に入りです。
1万円以下で販売されていますので、コスパ良く炭酸水を作りたい方に最もオススメです。
ガスシリンダーの交換頻度の低さならドリンクメイト一択
ドリンクメイトには通常サイズのガスシリンダーの他に、ビッグサイズのマグナムガスシリンダーがあります。
また、ドリンクメイトはお酒やジュースにも直接ガスの注入が可能です。
本体も大きめではありますが、確実にガスの交換頻度が下がるので交換に行く頻度を減らしたい方にはかなりオススメです。
手軽さならワンタッチのTERRA
TERRAはこちらの記事でもご紹介している通り、ボトルもガスシリンダーもワンタッチで着脱できる画期的なモデルです。
ワンタッチ式モデルの中で最もリーズナブルなのもポイントです。
これから買う人はワンタッチがオススメ!
コストコという手も
今現在は取扱商品が変わっているかもしれませんが、コストコでは店舗によりソーダストリームやドリンクメイトを販売しています。
私が比較したときはコストコモデルのソーダストリームが本体、交換用ガス共にお得でした。
ガスが無くなる度にコストコに交換に行ける人はコストコがお得です。
おわりに
ソーダストリームにワンタッチ式のCQCガスシリンダーが登場したため、従来のねじ込み式のシリンダーとコスパの差は出るか検証してみました。
ガスシリンダーの違いというよりは、モデルによるボタンの押しやすさ、押し心地などの差によりジェネシス使用時とTRRA使用時では18Lもの差が出ました。
ボトルとシリンダーをワンタッチで着脱できる、ボトルが食洗器対応などの手軽さは断然TERRAですが、個人的には本体価格もコスパも最安のジェネシスがまだまだ現役続行であると感じました。
その他にもソーダストリームやドリンクメイトなど、ソーダメーカーについての記事を多くまとめていますので是非ご閲覧下さい。
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