水以外にも直接炭酸を注入することのできる炭酸メーカーの「ドリンクメイト」ですが、コストコでも販売されており人気商品となっています。
コストコで売っているなんてさぞ大容量でお得そうな気がしますが、実のところ、初期費用やランニングコストを考えるとどっちがお得なのでしょうか。
また、通常のドリンクメイトとの違いはあるのでしょうか。
そこで本記事では、通常のドリンクメイトとコストコモデルのドリンクメイトを比較し、分かった4つの違いをまとめました。
コストコでもドリンクメイトが買える
ドリンクメイトは公式サイトや家電量販店だけでなく、コストコでも販売されています。
コストコのHPを見てみると、なんとオンラインでは在庫切れでした。
本記事作成時点は夏真っ盛り。暑い夏に炭酸飲料を欲するためでしょうか、人気ぶりが伺えます。
ドリンクメイトはコストコがお得なの?
コストコで売っているのは、普通のドリンクメイトと同じ?
というわけで、通常のドリンクメイトと、コストコドリンクメイトの違いを見てみます。
モデルの違い
実はコストコで販売されているドリンクメイトはコストコ限定モデルで、ネットや電気屋さんで誰でも買えるドリンクメイトとは少し違います。
普通のドリンクメイト
一般的に売られているドリンクメイトは種類が豊富です。
スタンダードなものを始め、
リーズナブルな「水専用モデル」、
お得な大容量ガス対応の「マグナムシリーズ」、
ガス自動注入の「オートマチックモデル」など機能や色も様々です。
また、インフューザーとボトルの色は白・黒・赤の3色展開です。
コストコモデル
一方、コストコで販売されているものは水以外OKのスタンダードモデルのみ。しかも通常品とは色が違います。
機能や本体の見た目は通常スタンダードモデルのDRM1001と同じですが、コストコモデルはインフューザーとボトルがシルバーです。
水専用モデルや、大容量がお得のマグナムシリーズ、オートマチックモデルなどはコストコでは販売していません。
セット内容の違い
初めてドリンクメイトを使用する際は、本体・ボトル・ガスシリンダーがセットになった「スターターセット」を購入する必要があります。
普通のドリンクメイト
通常のスターターセットは、本体・ガスシリンダー1本・Lサイズボトル1本が基本です。
ガスシリンダーは通常だと60L(410g)、マグナムシリーズ購入だと142L(975g)が付いていきます。
コストコモデルと同じ型のDRM1001は公式価格¥16,368です。
コストコモデル
コストコモデルのスターターセットには、本体・ガスシリンダー1本・Lサイズボトル1本の他に、Sサイズボトルも1本付いてきます。
Sサイズボトルは通常990円なのでセットに含まれているのは嬉しいです。
それでいてお値段は8,388円です。激安。
運よくコストコのセールに当たると、5,000円台で買えることもあります。
ガスシリンダーの違い
通常製品とコストコ製品ではガスシリンダーの見た目・容量が違います。
普通のドリンクメイト
ドリンクメイトの専用ガスシリンダーは全シリーズ対応可能の410gのものと、
マグナムシリーズ対応の975gのものがあります。
これらは予備用として単体で購入すると公式価格で、410gが3,672円ですが手持ちのシリンダーと交換することで2,160円になります。
マグナムは新規購入が6,458円、交換用が3,542円です。
コストコモデル
コストコモデルのガスシリンダーは380gと少なめです。
パッケージも違うので一目でコストコモデルと分かります。
しかしコストコではシリンダーが2本セットで販売されています。
1本の容量が380gと少ないですが、セット売りのため2本で3,798円(1本あたり1,899円)とお買い得です。
ガスシリンダー交換方法の違い
通常のガスシリンダーとコストコモデルのガスシリンダーは、交換場所も違います。
普通のドリンクメイト
普通のドリンクメイトのガスシリンダーは、公式サイトで交換用ガスシリンダーを購入して配達員さんに使用済みのガスシリンダーを渡す方法と、
ヤマダ電機など、最寄りの取扱店に空のシリンダーを持って行き、新品に交換してもらう方法があります。
販売店はこちらから検索できます。
また、60Lガスシリンダーとマグナムガスシリンダーの相互交換もできます。
店舗にガスを交換しに行くのは重たいので、配達で交換できるのは便利ですね。
また、贔屓の電気屋さんで交換すればポイントも貯まってお得です。
コストコモデル
コストコのガスシリンダーには「交換」という概念はなく、常に新規購入となります。
(シリンダーの回収はしてくれるので、交換と言えば交換になるのかもしれませんが…)
しかし、コストコでは380gのガスシリンダーが2本セットで3,798円(1本あたり1,899円)で販売されているため、通常モデルの60Lシリンダーの交換代金よりはお安めです。
ただし、コストコのガスシリンダーを持参しても家電量販店等での交換は出来ません。
コストコでは品切れもあるため、余裕を持って買いに行くか、見つけた時にまとめ買いするのがオススメです。
コストコのガスシリンダーは家電量販店で交換できる?
上記の通り、コストコのガスシリンダーはコストコでしか交換(実際は新規購入)することが出来ません。
そのため
コストコでドリンクメイトを購入したけれど、遠くて滅多に行かない。
品切れで新しいガスシリンダーが買えず、炭酸が飲めない…
コストコ会員をやめてしまったけど、ドリンクメイトは使い続けたい。
と考える人がいます。でもそんな方でも大丈夫。
公式オンラインショップや家電量販店でもガスシリンダーの交換が可能になる方法があります。
それは1度、予備用の60L用ガスシリンダーを買うこと」です。
コストコモデルのドリンクメイトには、通常の60L用ガスシリンダーの使用が可能です。
そのため、まずはネットや店舗で「予備用」を購入します。
そのあとは空になったボトルとの交換で「交換用ガスシリンダー」の購入が可能になります。
予備用は交換用に比べて値が張りますが、1度買うことで今後がずっと楽になります。
コストコモデルのガスシリンダーが手元にある場合はコストコに返却しましょう。
会員を退会してしまった場合は着払いでドリンクメイトに返却が出来ます。
個人での廃棄は出来ませんのでご注意を。
お得なのはどっち?
初期費用はコストコが断然お得なことが分かりましたが、コストコでは容量の少ないガスシリンダーしかありません。
長く使い続けるとしたら、最終的にはどちらがお得なのでしょうか。
コストコモデルと同様、水以外OKのモデルで比較してみます。
普通のドリンクメイト
一般に買える水以外も対応のドリンクメイトで最もコスパが良いのは「マグナムグランド」です。
マグナムグランドはこちらでレビューも行っていますのでご覧ください。
マグナムグランドのスターターセットは、公式価格21,868円です。
付属のガスシリンダーは142L用(975g)。
交換用ガスシリンダーは3,542円なので、1リットルの炭酸水に使うガスは約24.9円となります。
コストコモデル
コストコのドリンクメイトは通常価格8,388円で、ガスシリンダーは60L用(380g)です。
コストコガスシリンダーは、2本セットで3,798円(1本あたり1,899円)なので、1リットルの炭酸水に使うガスは約31.5円となります。
通常の60L用ガスシリンダーが410gなのに、コストコの380gが60L用なのは少し疑問ですが、1本で55Lは作れそうです。
マグナムガスシリンダーは1リットルの炭酸水でコストコ製品よりも約7円安くなることが分かりました。
しかし初期費用を考えると、購入時点で差額13,480円があります。
コストコのガスシリンダーは通常のものより30g少ないことなどを考慮しても、マグナムグランドがお得になるのはマグナムガスシリンダーを10本以上使用してからとなります
本体やガスシリンダーをセール期間に購入できれば、さすがのマグナムグランドでもコストコのコスパの良さに追いつくことは難しいです。
どちらにせよ、ジュースなどに炭酸は入れない!使い道は炭酸水だけ!という人は、マグナムシリーズの水専用モデルが初期費用・ランニングコスト共に圧倒的に安いです。
普通のドリンクメイト(マグナムシリーズ)をオススメしたい人
以上の結果から、普通のドリンクメイトをオススメしたい人は下記に該当する方です。
- コストコ会員ではない
- 会員だがコストコに滅多に行けない
- 水専用モデルで十分な人
- ガスシリンダーを頻繁に買えるのが面倒
炭酸メーカーにコスパを求めるのであればマグナムシリーズ一択です。
コストコドリンクメイトをオススメしたい人
コストコモデルのドリンクメイトをオススメしたい人は下記に該当する人です。
- コストコ会員且つ気軽にコストコに行ける人
- 水以外の飲料にも炭酸を注入したい
- ガスシリンダーを交換するのが苦ではない
コストコ会員にとって、水以外OKの炭酸メーカーを買うならドリンクメイトのコストコモデルがかなりお得です。
コストコ倉庫に入場無料で潜入する方法についてもこちらでまとめていますので宜しければご閲覧下さい。
おわりに
通常のドリンクメイトとコストコのドリンクメイトについて比較してみましたが、価格を始め、種類やガスシリンダーのサイズ、交換方法と異なる点ばかりでした。
コストコは会員費がかかり、自宅から離れたところにあることが多いため交通費や利便性などから全ての人にオススメできるわけではありません。しかし通常価格でもかなりお得なため、とりあえずドリンクメイトを試してみたい人にとってもチャレンジしやすい価格です。
当サイトではソーダストリームやドリンクメイトに関する記事を複数掲載しています。よろしければ合わせてご確認ください。
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