私はネット通販で出店をしていて、メインの発送方法に日本郵便を活用しています。
毎日郵便局で荷物を出すのですが、先日「窓口で差し出した荷物なのに購入者様に料金不足のハガキが同梱されていた」という事態に遭遇しました。
今までに数万の荷物を発送しましたが、こんなことは初めて。
本ページでは窓口で差し出した郵便物が料金不足になることはあるのか、という点についてまとめています。
郵便物の出し方は3種類
まずは郵便物の出し方をおさらいします。
郵便物の送り方には3種類あります。
- 郵便局窓口
- ポスト投函
- 集荷
この3種類の中で料金不足が発生する可能性があるのは「ポスト投函」と「集荷」の2つです。
料金不足になる可能性があるのはポスト投函と集荷
ポスト投函は料金のチェックをする人がいないため、1番料金不足が発生しやすいです。
集荷は担当郵便局によるかもしれませんが、私がよく集荷を依頼する集荷担当の郵便局は計量・測定をしないことが多いです。
「お預かりしますね〜」と言うだけで郵便を持っていってくれます。
たまに測りを持参する局員さんはいますが、本当に稀です。
料金不足になったらどうなる?
郵便料金の不足が発生した場合、発生したタイミングとなどによって対応が分かれます。
1つ目のパターンは「料金不足が発覚しあまりにも逸脱した規格の場合」です。
この場合は差出人に荷物が返送されます。
もう1つのパターンは「料金不足が発覚したが軽微なものなのでそのまま配達する場合」です。
その場合には下の画像のような「料金不足のお知らせ」というハガキが荷物と一緒に届きます。
料金不足でも届ける理由としては、ハガキにも書かれている通り「郵便物を迅速・簡便に受け取れるように」とのことです。
もしかしたら郵便局としての本音は「若干の不足だから差出人に戻すほうが面倒だし、コストがかかる」かもしれませんね。
ちなみに料金不足のハガキが届いたときの対処法については下記記事でまとめています。
窓口差し出しは料金不足はないはずなのに…
「ポスト投函」と「集荷」は料金不足が発生する可能性がありますが、「郵便局窓口」での差し出しは料金不足が発生することは基本的にあり得ません。
窓口で郵便局員が計量・計測するからです。
しかし2020年8月中旬頃、お客様より「料金不足のハガキが入ってたんだけどどうしたらいいの?」というお問い合わせが。
送った荷物は郵便局の窓口で差し出しましたし、目の前で計量・計測もパスしたものです。
これで料金不足が発生することは基本的にあり得ないので、郵便局に問い合わせてみることに。
郵便局とのやり取り
以下がざっくりとした郵便局とのやり取りです。
【私→郵便局へのメール】
窓口で出したのに料金不足になったことを説明。
- 差し出し時点で規格を満たしていたのに、配達先で再計測をすることはあるのか?
- パッケージ梱包のため中身が動いて規格が変わる等ことはないので、人のさじ加減次第なのか
- 郵便約款を見ても再計測に関わる記載がないのだけれども、該当する部分があったら教えて欲しい
の3点を聞く。
【郵便局→私へのメール】
調査のために下記情報を聞かれる。
- 私の電話番号
- 受取人様のお名前、ご住所
- 料金不足ハガキが郵便物と一緒に投函されていた日にち
【私→郵便局へのメール】
上記で聞かれた3点について返答
【郵便局→私へのメール】
追加で下記2点の情報を聞かれる
- 差出し日時
- 郵便物を差し出した郵便局名
【私→郵便局へのメール】
上記で聞かれた2点について返答
【配達郵便局→私への電話】
配達担当の青森の郵便局より電話がありました。
青森の郵便局員さん曰く「大きさが怪しいものは再度計測している」とのこと。
窓口で出してるのに?そんな馬鹿な…
一郵便局の意見ではなく日本郵便としての回答が欲しかったので、電話口の方にメールにて連絡を貰えるようにお願い。
【郵便局→私へのメール】
青森の郵便局から電話があった4日後、荷物が特定できなかったので追加で下記3点の情報を聞かれる
- 該当の郵便物は、切手を貼って差し出したのか
- 承印(消印)の郵便局名
- 郵便物表面に押されている未納印の郵便局名
【私→郵便局へのメール】
上記で聞かれた3点について返答。
しかし「承印(消印)の郵便局名」と「郵便物表面に押されている未納印の郵便局名」については私にはわからない(購入者様しかわからない)ので返答できず。
改めて私が知りたいことは
・窓口差出でも再計測があるのか
・再計測があるのであればその点に関する郵便約款の条項が知りたい
と伝える。
【郵便局→私へのメール】
配達担当郵便局では、郵便物の再計測はしていないと連絡が。
一歩前進です。
というよりメールを早く終わらせたくてどうしようもなさそうな文末…
面倒な客で申し訳ないです。
【私→郵便局へのメール】
ただもうちょっとだけ問い合わせをさせて頂きます。
青森の郵便局からは電話で「再計測はしている」と連絡がありました(録音済み)。
日本郵便と郵便局で言ってることが違うんだけど…と送ってみる。
【郵便局→私へのメール】
郵便局より次のメールが届きました。
- 返信に相違があってごめん
- 窓口で引受した郵便物等については、配達局に未納の押印がされて到着した場合、重量、厚さ等再計測をする
- しかし現物確認等ができないから料金不足になった原因がわからない
気になるのが「窓口で引受した郵便物等については、配達局に未納の押印がされて到着した場合、重量、厚さ等再計測をする」という点です。
差し出し元の郵便局で切手に消印を押さず、未納の荷物に回ってしまったのか?とも考えられます。
しかし配達された郵便物はお客様の手元にあります。
到着から2週間ほど経っていたため、切手が貼ってある封筒や料金不足のハガキも破棄している可能性が高いです。
何よりお客様には迷惑をかけているのに「封筒とハガキの写真を撮って送って欲しい」なんてとてもじゃないですが言えません。
とりあえずは「窓口で差し出した郵便物は再計測はしない」という事実が確認できましたのでこれにて問い合わせは終了。
日本郵便の相談センターは返信にちょっと時間がかかるものの、丁寧に返信をくれたのでかなり好感が持てました。ありがとうございました。
料金不足になった原因
問い合わせ内容をまとめると窓口で差し出したのに料金不足になった原因は次の2点が考えられます。
差出元郵便局で未納扱いにされた
問い合わせ内容を鑑みると、窓口で差し出したはいいものの、郵便局内で未納扱いで配達郵便局に送られた可能性が考えられます。
ただし、郵便局の内部処理に詳しくないのでわかりませんが、すぐに消印を押してる印象が強いのでこれが有り得るのかは不明です…。
配達郵便局で再計測を行っていた
青森の郵便局員さんは当たり前のような口調で「大きさが怪しいものは測っている」と電話口でおっしゃっていました。
日本郵便が把握していないだけで、一部郵便局では配達時にも再計測を行っているのか?という疑念は拭えません。
どうしたら良かったのか
今回は到着した郵便物の荷姿を確認できなかったので郵便局へはこれ以上の追求はしませんでした。
なお今回商品をご購入頂いたお客様には「不足料金+ご迷惑料」として商品代金の一部を返金させて頂きました。
しかし次回以降同じことがあれば「窓口で差し出したから不足が起こるはずがない」ということを伝えた上で、次の2点の画像を貰ってから対応を進める予定です。
- 到着郵便物の消印画像
- 料金不足ハガキの表面画像
この2つがあればどこの郵便局が悪いのか、何が原因で窓口差出で料金不足が起きたのか、がわかるはずです。
まとめ
繰り返しになりますが、郵便窓口で差出した郵便物が料金不足になることは基本あり得ません。
今回はかなりのイレギュラーパターンで料金不足になったのですが、私の不手際で原因がわからずに終わってしまいました。
とりあえず「配達先郵便局で再計測を行うことはない」ということが再確認できたのが唯一の収穫でした。
もし同じように窓口で出したのにも関わらず料金不足になった方がいましたら
- 到着郵便物の消印画像
- 料金不足ハガキの表面画像
の2つが提示できるように準備をしておくと安心かもしれません。
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