たった数年で「資産」としての地位を確立したビットコイン。
私は株や投資信託で資産運用をしていますが、ビットコインには投資をしていませんでした。
投資をしなかった理由は相場が読めなさすぎたり、変動が荒いなどいくつか理由はありますが、1番大きいのは税金面です。
株や投資信託は20%程度の税金で済むのに対し、ビットコインは総合課税のため、最大で45%もの税率になるのがネックです。
また確定申告の手間もあり、気軽に手が出せるものではありませんでした。
そんな中、「ポイントでビットコインが買える」という情報を目にし、手を出したのが「STOCKPOINT for MUFG」です。

本ページではSTOCKPOINT for MUFGの概要と、ポイントでビットコインを買うメリット・デメリット、実際にビットコインを購入した結果などをまとめています。
STOCKPOINT for MUFGって?
STOCKPOINT for MUFGはポイントを使って投資体験が出来るサービスです。
「投資体験」というのは、実際に投資をしているわけではなく、ポイントを預けると株価などに連動して、ポイントが増減すると言ったサービスです。

投資「体験」とは言うものの、得することもあれば、損することもあります。デモトレードなわけではないのでご注意を。
STOCKPOINT for MUFGはゲーム性を重視していて、ミッションなどでキャラクターのレベルを上げることで取扱い銘柄が増えたり、ポイントが貰えたりする、育成シミュレーションゲームのような側面もあります。
STOCKPOINT for MUFGで投資できるポイントは、本記事作成時点(2022年10月11日)でPontaポイントと、MUFGのグローバルポイントの2種類です。

これらのポイントを、ゲーム内通貨である「キャッシュポイント」に交換して投資を行います。
本サービスを辞めるときの最終的な出口は「キャッシュポイント ➡ Pontaポイント」となり、グローバルポイントへの交換は出来ませんのでご注意ください(2022年10月11日時点)。
ただPontaポイントは1P = 1円以上で使いやすく、現金化も容易なポイントです。詳しくはこちらの記事でまとめています。
そもそもSTOCKPOINTって何?STOCKPOINT for CONNECTとは違うもの?
「STOCKPOINT for MUFG」と聞くと

あれ?似たような名前のサービスで「STOCKPOINT for CONNECT」ってあったような…
と感じた人もいらっしゃるはずです。
そもそも「STOCKPOINT for ○○」というサービスは、「STOCK POINT 株式会社」が提供する、世界で初めての株価連動型ポイント運用システムを活用しています。
STOCK POINT社は「STOCK POINT」というポイント投資サービスを提供するのと同時に、
など、各社の特色をカスタマイズした類似サービスを提供しています。今回取り上げるSTOCKPOINT for MUFGもそのうちの1つです。
このようにいくつかの類似サービスがありますが、本記事でピックアップする「ビットコインをポイントで買える」が実現できているのは「STOCKPOINT for MUFG」だけです。
本記事作成時点では、他サービスでビットコインの取扱いはありません。

以下ではポイントでのビットコイン投資についてもう少し詳しく掘り下げていきます。
Pontaでビットコインを購入できる!メリット・デメリットは?
繰り返しになりますが、STOCKPOINT for MUFGと提携しているポイントは
- Pontaポイント
- グローバルポイント(MUFG系のポイント)
の2種類で、多くの人はPontaポイントを活用していると思われます。
そのためSTOCKPOINT for MUFGは疑似的にではありますが、Pontaポイントでビットコインが購入できます。
これは実際の購入画面ですが、まるでスマホゲームをやるように、ポチポチと数タップするだけでビットコインが購入できます。

ちなみにビットコインを購入したい人は、キャラクターに「ソダテ(女の子)」を選びましょう。
キャラクターによって購入できる銘柄が異なるので、「マナビ(男の子)」ではビットコインが購入できません。

初期キャラクター選びを間違ってもご安心ください。
キャラはホーム画面のキャラクターアイコンから好きなときに交代できます!
メリット
STOCKPOINT for MUFGを利用して、Pontaポイントを購入する主なメリットは次の通りです。
- 節税メリットがある
- 売買手数料がかからない
- 暗号資産の流出リスク・ハッキングリスクがない(相場変動のリスクはあり)
この中でも1番大きなメリットはやはり節税メリットです。
ポイント投資サービスの運用益は一般的には「一時所得になる」と言われていて、年間50万円までの利益が非課税となります。

ポイントの運用で年間50万円の利益を出すのは至難の業なので、ほとんどの人にとって課税の対象になりません。
一方、通常のビットコインの売却益は雑所得扱いとなり、利益20万円から課税対象です。
ポイント運用は所得の種類が違うため、節税メリットがあります。
デメリット
ここまで褒めてばかりいるSTOCKPOINT for MUFGですが、メリットもあればもちろんデメリットもあります。主なデメリットは次の通りです。
- 原資が少ない(ポイント投資なのでPontaポイント等がなければ投資が出来ない。現金チャージなどももちろんできない)
- リアルタイムで取引ができない(数時間から1日以上の確定ラグがある)
- 自動買付が出来ない
この中でも大きなデメリットはやはり「原資が少ない = Pontaポイントがたくさん必要」という点です。
ポイント運用ならではの節税メリットを受けるには
- 数十万ポイントを運用する
- ビットコインが大暴騰する
のどちらかが必要ですが、現実的なのは大量ポイントの運用だと思います。

私自身は「大暴騰」を期待してコツコツとビットコインを買っていますが…
あとは自動買付が出来ないのもちょっと不便です。
後ほど紹介しますが、私は1日500P分のビットコインをほぼ毎日購入していますが、これは全て手作業です。
手動でドルコスト平均法のような事をやっていると、忘れるときも多々あるので、「自動積立」をしたいなら現金で、ちゃんとした取引所を使うのが良さそうです。
紹介コードはどこ?新規登録キャンペーンは?
もしこれからSTOCKPOINT for MUFGを始めるのであれば、出来ればお得な紹介コードがあれば掲載したいところなのですが…
残念ながら本記事作成時点では招待キャンペーンは実施されていません(公式Q&Aより抜粋)。

新規登録キャンペーンは50P付与のウェルカムキャンペーンのみなので、キャンペーン目当てでの新規登録はイマイチかもしれません。

純粋に「Pontaポイントを運用したい!」という人に向いているサービスです。
毎日500P分、ビットコインを買ってみた結果…
最後に、私はSTOCKPOINT for MUFGでほぼ毎日(営業日のみ)500P分のビットコインを購入しています。
注文確定が土日祝日に行われていないので平日のみ購入し、また手動で注文するので忘れることもちらほら…

上げ下げが激しいビットコインの価格の揺らぎを少しでも吸収するべく、毎日コツコツと買っています。
買い始めたのは2022年3月末です。こんな感じでちょこちょこ買ってます。
そして買付けを初めて半年ちょっと、本記事作成時点(2022年10月11日)の成績はこちら。


ビットコインを61,993P分もっていて、成績は-9,506P(-15.3%)の大赤字…
2022年6月に暴落があったため、中々の赤字となっています…
買い付け手数料無料でこの成績なので、現金で同じようなことをしている人はもっと損失が大きいはずですが、それでも苦しい状況です。
ただ、コツコツ買いはひたすら続けていく予定なので、またしばらく経ったらこちらで経過報告をしたいと思います。
おわりに
ポイントでビットコインが買えるSTOCKPOINT for MUFG。
売買手数料もかからず、ポイント運用なので非課税枠も大きい(と言われている)ため、手軽にビットコイン投資を始めたい人に打ってつけのサービスです。

私は残念ながら大赤字なので、50万円の非課税枠なんて全く関係のない状態なのですが…
ただしアメリカではビットコインETFの売買がスタートしているので、日本でも近々同じ性質のETFが販売開始されてもおかしくはありません。
証券口座から株を買うのと同じ感覚でビットコインに投資できる未来が近づいていますので、そちらも待ち遠しいです。
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