小売業界最大手の「イオン」。
その北海道地方を統括するのが「イオン北海道(7512)」です。
イオン北海道の株を保有していると、年に1回、イオン系列で使える割引券が貰えます。
本記事では2022年5月に、2022年2月期分の優待が届きましたのでその内容をまとめています。
イオン北海道 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
2月の年1回です
優待内容
100株以上の保有で割引券が貰えます。
また500株以上保有しているとイオンラウンジが利用できる株主カードが貰えます。
優待利回り
株価を1000円と仮定した場合の優待利回りです。
100株 | 2.50% |
1,000株 | 0.50% |
2,000株 | 0.50% |
優待目的でしたら、100株保持が断然お得ですね。
複数名義保有が威力を発揮します。
ただし優待利回りだけだと最大2.5%、配当利回りを含めても最大3.5%のため、高配当銘柄とは言えない水準となっています。
利用単位
優待券は1枚100円の割引券です。
1,000円(税込み)のお買い物に対し、1枚(100円)利用できます。
券は切り取り線でつながっているため、1枚1枚を切り離して利用します。
利用制限
同時に複数枚利用可能ですが、先述した通り1,000円(税込み)単位で1枚しか利用できません。
- お会計1,000円(税込み):1枚利用可(100円割引)
- お会計2,500円(税込み):2枚利用可(200円割引)
- お会計2,950円(税込み):2枚利用可(200円割引)
ただし酒類、タバコ、切手、印紙、ハガキ、商品券、プリペイドカード、処方箋医薬品に対しては本割引券は利用できません。
その他の注意事項は優待券裏面の通りです。
利用可能店舗
優待券はイオン、マックスバリュ、スーパーセンター、まいばすけっと、ザ・ビッグなど、イオン系列店で利用可能です。
具体的には下記の会社が運営する店舗が対象となります。
- イオン北海道(株)
- マックスバリュ関東(株)
- イオンリテール(株)
- マックスバリュ東海(株)
- イオンリテールストア(株)
- イオン九州(株)
- マックスバリュ長野(株)
- マックスバリュ北陸(株)
- イオン琉球(株)
- マックスバリュ西日本(株)
- イオンビッグ(株)
- イオンスーパーセンター(株)
- イオン東北(株)
- (株)光洋
- マックスバリュ南東北(株)
- まいばすけっと(株)
- イオンマーケット(株)
優待到着時期
2月期分 | 5月上旬に到着 |
権利確定日からだいたい3ヶ月くらいで到着します。
数年保有していますが、遅れて到着したことはありません。
有効期限
有効期限は2023年6月末までです。
有効期限は到着月の翌月から1年間とされています。
約1年1ヶ月の有効期限があるので有難いですね。
専門店では利用できない
本割引券は専門店では利用できません。
専門店というのは例えば「イオンモール内にあるサイゼリヤ」など、イオンとは関係ない別企業が運営する店舗のことです。
支払い方法の限定はされていない
イオン系の優待・割引サービスでは「支払い方法が限定されている」ものが非常に多いです。
よく見かける限定される支払い方法例は下記の通りです。
- 現金
- WAON
- イオンマークのクレジットカード
- イオン商品券
- イオンギフトカード
しかし今回の100円割引券ではこれらの縛りがないため、他社のクレジットカードや電子マネーと併用して利用することが可能です。
同じ優待がもらえる銘柄
同じ優待がもらえる銘柄は以前は6銘柄ありましたが、経営統合が進み、現在は下記3銘柄になりました(統合予定も含む)。
- イオン北海道
- マックスバリュ東海
- イオン九州
これらの優待利回りは下記の通りです。株価は2022/5/3現在のものになります。
銘柄名 | 株価 | 保有 株数 | 割引 枚数 | 優待利回り |
イオン北海道 | 1,000円 | 100株 | 25枚 | 2.50% |
マックスバリュ東海 | 2,610円 | 100株 | 50枚 | 1.92% |
イオン九州 | 2,070円 | 100株 | 50枚 | 2.41% |
割引券の優待利回りを重視するのであれば「イオン北海道」もしくは「イオン九州」がオススメです。
なおイオン北海道以外は割引券の提供だけではなく、「ネットポイント」や「イオンギフトカード」等が選べる優待も提供していますので要チェックです。
かんたんに13%〜18%オフを実現する方法
本割引券は1,000円に対し100円オフがされるため、単純計算で10%オフの効果を発揮します。
これだけでも非常に大きいのですが、他の方法と組み合わせるだけで13%オフ〜18%オフが簡単に実現できますよ。
イオンのキャッシュバックカードとの併用
イオン北海道の親会社であるイオン(8267)でも株主優待制度を実施しています。
イオンの株主優待は利用金額に応じた3%以上のキャッシュバックです。
詳しくは別記事にまとめていますのでよろしければ。
このキャッシュバックと本割引券を合わせると…
- 割引券10% + キャッシュバック3% = 13%オフ
※実際には端数の兼ね合いからオフ率はもう少し下がります
と13%オフが実現可能です。
しかも特定の日・曜日に限らず、「いつでも」13%オフです。大きいですよね。
さらにお客様感謝デーと併用する
イオンと言えば「20日・30日 5%オッフ〜♪」でお馴染みのお客様感謝デーがお馴染みですよね。
この5%オフは本割引券およびキャッシュバック特典と併用が可能です。つまり…
- 割引券10% + キャッシュバック3% + 感謝デー5% = 18%オフ
※実際には端数の兼ね合いからオフ率はもう少し下がります
20日と30日に限られてしまいますが、上記のように18%オフを実現することが可能です。
食料品に限らず、衣類・雑貨も対象なのも大きいですね。
5%オフにはイオンカードやWAONが必須です。お持ちでない人は1枚持っておくと便利です。
イオンカードセレクトに限らず、クレジットカードを作成する場合は、必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事作成時点(2024年8月21日)では、ポイントインカムというポイントサイトを経由してイオンカードセレクト(ミニオンズ)を作成で公式特典とは別に6,000円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
セルフレジでも使える?
この優待券はセルフレジ・セミセルフレジ(支払いだけセルフ)の両方で利用できます。
ただセルフレジの場合は店員さんを呼ばなければいけないので、オススメなのはセミセルフレジです。
詳しい利用手順はこちらの記事で検証しているので、是非合わせてご確認ください。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
イオン北海道の株主優待は、使いやすさとお得感から、株価を気にせずにずっと保持している銘柄の1つです。
優待制度に大きな変更がない限りは、数十年単位で持っていたいですね。
10%オフの恩恵は非常に大きいですが、キャッシュバックカードやお客様感謝デーと併用できる点も秀逸です。
私は北海道民であるため、愛着からイオン北海道の株を保有していますが、同じ優待をもらえる他銘柄もオススメです。
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