本記事を作成している2022年中頃は楽天系サービスの改悪が相次いでいて、毎月のようにSPUを始めとするポイント還元の改悪ニュースが飛び交っています。
改悪が続くと当然起きるのが「楽天離れ」です。
私の周りでも楽天市場を愛用していた人がヤフーショッピングを利用し始めた、という話をちらほら聞きます。
還元率が良いマーケットに流れるのは自然な流れですが、元々楽天を使っていた人がヤフーショッピングを利用し始めるとかなりの確率ではまる罠があります。
それはポイントの還元上限表示の違いです。
本ページでは楽天市場とヤフーショッピングのポイント還元表記の違いと、還元上限の確認方法についてまとめています。
周りに愛用サイトを楽天からヤフーショッピングに変える人がいたならば、是非このページを教えてあげてください!
楽天市場とヤフーショッピングの還元表記の違い
冒頭でも触れた通り、楽天市場からヤフーショッピングに来た人がはまる罠が「ポイント還元上限表示の違い」です。
楽天市場もヤフーショッピングも、特定の条件を満たす事でポイント還元率がアップする仕組みですが、それぞれの条件には「ポイント付与上限」が設けられています。
例えば楽天市場の場合、「楽天モバイル契約で+1倍:上限5,000Pt / 月」などです。
ポイント獲得上限はお得にお買い物をする際に非常に重要な要素ですが、残念ながら楽天市場とヤフーショッピングでは上限の表記方法に違いがあります。
具体的に各サイトを見てみましょう。
楽天市場の場合
こちらは楽天市場のポイント還元表記です。
楽天市場では各条件の還元上限に達すると「※1」というマークが付き、還元上限に達したことが表されます。
また画像にはありませんが「※2」が付くと「還元上限達成済みなのでポイント付与はない」という意味になります。
楽天市場で特筆すべきなのがこのポイント付与予定の表記が、その月の以前の買い物も含めた上限になっている点です。
例えば「楽天モバイル +1倍」を例に見てみると、税抜き1,500円相当の買い物をした後に、上画像と同じ商品の獲得予定ポイントを見てみると…5,000pt から 4,985ptに減っていることがわかります。
つまり楽天市場は過去の買い物分を通算して、獲得上限をその都度表示してくれる仕組みになっていることがわかります。
ヤフーショッピングの場合
次にヤフーショッピングのポイント還元表記を見てみます。
楽天市場のように「※1」等の表記はありませんが、赤枠部分のポイントが還元率(画像では2%)より少ないですし、何よりキリが良い数字になっているため、上限に達している予想が付きます。
ここまでは良いのですが、楽天市場と違い、ヤフーショッピングの場合は以前の買い物を考慮しない付与予定ポイントが表示されるという点です。
つまりこの買い物以前に付与上限に達していたとしても、ポイント還元予定の内訳には今買おうとしているものの付与予定が表示される、という仕組みになっています。
楽天市場からヤフーショッピングに来た人はこれに騙される確率が本当に高いです…
具体例を出してみると、例えば還元上限が低い日曜日特典(誰でも+5%、還元上限は1,000ポイント)で複数回の買い物をすると…
- 【1回目】15,000円購入 ➡ 750ポイント獲得(実際の画面表示も750ポイント)
- 【2回目】10,000円購入 ➡ 250ポイント獲得(実際の画面表示は500ポイント)
- 【3回目】10,000円購入 ➡ 0ポイント獲得(実際の画面表示は500ポイント)
という獲得内容になります。
1回目の買い物で付与枠の大部分を使っているので、2回目・3回目は購入時の購入画面には5%還元の表示がされるけれども、既に上限に達しているため実際の獲得数は大きく目減りします。
この仕組みについては内訳の下部にある「ご注意」のところの「詳細を見る」に記載されています。下記の文言です。
長いのでざっくりと要約すると「ポイント獲得にはそれぞれの条件に獲得上限があるので、実際の獲得ポイント数は表記とは異なる場合がありますよ~」ということが書かれています。
ここで重要なのが赤線の
各特典には「一定期間中の獲得上限(期間中獲得上限)」が設定されている場合があり、期間中獲得上限を超えた場合、表示されている獲得数での獲得はできません。各特典の期間中獲得上限は、各特典の詳細ページをご確認ください。
という部分です。
これを要約すると「期間中の獲得上限があるので、表示されているポイントは実際に獲得できないことがある。上限は自身で確認するように。」と書かれています。
これが嫌で楽天市場に戻る人も大勢いるほど不評な仕組みです。一部で「ポイント付与予定詐欺」と揶揄されていたりも…
ヤフーショッピングの還元上限を確認する方法
上記のようにヤフーショッピングでは過去の買い物を考慮したポイント付与表記は残念ながらされません。
なので大きな買い物をするときや、ひと月に複数回のお買い物をするときは、面倒ですが自分の手で付与上限を確認する作業が必要になります。
具体的な確認にはPayPayポイントの明細ページを活用します。
リンクからページを開いて、右側の「キャンペーン・特典」を選択すると…
各条件の還元上限がずらりと表示されます。
例えば私の場合は4月のPayPay STEP +2%をみると「付与上限まで残り1,692円」となっているので、「1692 ÷ 0.02 = 84,600円」の買い物枠があったようです。
ただし「内訳を見る」を選択し、表示されるリストの中に付与予定額が「処理中」のものがあればそれを除いたものが上限となります。
私の場合はこの「処理中」が40,000円相当のものだったので、あと「84,600 – 40,000」であと44,600円相当の枠が残っていることがわかりました。ややこしい…
かなり面倒ではありますが、たくさん買い物をする人はこの確認作業を怠ると…、このように「上限超過」の表記がされて、ポイントが全く付かなくなります。
ヤフーショッピングで買い物をする前には、購入画面に表示される付与予定の内訳と、このPayPayポイントの明細ページを見比べて、獲得ポイントが超過していないことを確認しましょう。
この面倒な作業をシステムで自動的に行ってくれているのが楽天市場です。
私はどっちかと言うとヤフーショッピング派ですが、この点については本当に早く楽天と同じ仕組みにしてほしいです…
ちなみにPayPayポイントの明細ページへのたどり着き方は複数ありますが、パソコンの場合はトップページにあるこちらのリンクから、
スマホブラウザの場合は「マイページ ➡ PayPayポイントの明細」から、
アプリの場合には「マイページ ➡ 付与予定総額」から確認ができます。
おわりに
楽天市場からヤフーショッピングへ流れてきた人がはまる罠についてまとめてみました。
昔からヤフーショッピングで買い物をしている人にとっては当たり前の事実なのですが、楽天から来た人にとってはあまりの不親切さにビックリすると思います。
このページを見て
付与予定で表示されていたポイント数と全然違う~
という人が1人でも減ってくれれば嬉しい限りです。
ちなみに本ブログではヤフーショッピングのお得なお買い物デーを月に2回更新しています。どの日にお買い物をしたらよいのか一目瞭然ですので、是非合わせてご覧ください。
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