毎日何度も使うキッチンスポンジ。
消耗品だからそこまでお金はかけられませんが、1日に何度も使うものだからこそ、持ったときの感触や水切れなど好みのものを見つけたいですよね。
そこで、ネットショップでも人気者のダスキン・パックスナチュロン・サンサンスポンジの3つのスポンジをそれぞれヘタるまで使用し、どのスポンジが良さそうなのかをまとめてみることに。
本記事では約4カ月かけてダスキン・パックスナチュロン・サンサンスポンジを使ったレビューや、価格、コスパ、取扱店舗などについてまとめています。
台所用スポンジを比較
比較するのは以下の人気3商品です。
- ダスキン
- パックスナチュロン
- サンサンスポンジ
以下ではそれぞれの特徴についてみていきます。
ダスキン
ダスキンのロングセラー商品「台所用スポンジハードタイプ」は「抗菌で水切れ、泡切れ、乾燥が早い」という衛生面、泡立ちがよくヘタレない経済性、何より持ちやすく使いやすい利便性から人気の高いキッチンスポンジです。
何よりも特筆すべきは3層構造とその硬さです。
目が粗く泡立ちの良いスポンジ部分、やわらかい中間層、そして裏面には研磨剤入り不織布を用いており焦げまでしっかり落とします。
カラーも豊富なので、古くなったスポンジを「油汚れ用」「シンク洗い用」などにした場合にキレイなスポンジと混ざらないのも良いですね。
パックスナチュロン
パックスナチュロンキッチンスポンジは石鹸等の製造・販売を行う太陽油脂の大人気スポンジです。
目が粗くて泡立ち、水切れが良く、研磨剤不使用で食器を傷つけないのが特徴です。
柔らかいけど丈夫でヘタリにくいため長く使うことが出来ます。
ダスキンと違って層になっていないタイプのスポンジで、優しい色合いです。
サンサンスポンジ
サンサンスポンジは開封前の真空状態とパッケージのおしゃれさが目を惹きます。
パックスナチュロン同様に層がないスポンジで、泡立ち・水切れが良い他、とにかく「へたらない、長持ちする」と噂の耐久性に優れたスポンジです。
1個当たりの価格
以下ではスポンジ1つあたりの価格を公式価格、ネット販売価格ともに見ていきます。
ダスキン
ダスキンスポンジの公式価格は単品で220円(税込)、3色セットだと1つあたり210円(税込)で購入可能です。
しかしAmazon・楽天などのECサイトでダスキンのフランチャイズ加盟店から購入すると、ストアによっては定価以下で購入できることが多いです。
例えばこちらは楽天の商品ページですが、6個セットが920円前後で販売されていました(2022年9月22日時点、価格は変動します)。
1個あたり153円(税込)なので、公式価格の220円(税込)より安いです。しかも送料込み。
ダスキンスポンジは公式では2022年7月1日より198円(税込)から220円(税込)に値上げしています。
この価格を見ると公式で買う意味があまりないので、私はいつもECサイトのフランチャイズ店から購入しています。
ECサイトなら12個セットや30個セットなどを買うことで1つあたり132円(税込)になる店舗もありました。(2022年9月22日時点、価格は変動します)。
パックスナチュロン
パックスナチュロンの公式価格は単品で220円(税込)、40個入で初めて単価198円(税込)に下がります。
公式以外では私の見た限り、ヨドバシが1個当たり156円(税込)とお安く配送無料です。
ただし色が限られます。Amazonなら汚れが目立たないブラックも1個当たり172円(税込)でした。(2022年9月22日時点、価格は変動します)。
サンサンスポンジ
サンサンスポンジは公式でも単品販売はしておらず、4つからの販売で1つあたり347円(税込)と少しお高めでした。
8つ入りになると単価が下がるのでまとめ買いがオススメです。
ECサイトでも特に安売りは無く、公式出品の8個セットが1つあたり309円(税込)でおすすめです。
それでも他社に比べると高いですが、価格に見合った耐久性なのかを検証していきます。
どのスポンジも楽天・ヤフーショッピングならここからポイント還元もあります。
どこで売ってる?実店舗で買うには
公式サイトやECサイトの他、実店舗での取り扱いはあるのでしょうか。
ダスキン
ダスキンキッチンスポンジを購入する方法は主に6つです。
- 公式通販
- 近隣加盟店のサイトや電話での注文(自宅にお届けのみ)
- ECサイト(公式店)
- ECサイト(加盟店)
- 自動販売機
- イベント販売
詳しくは以下の記事でまとめていますが、私のオススメは最もお得なECサイトの加盟店からの購入です。
パックスナチュロン
パックスナチュロンのキッチンスポンジの取扱店は各県販売リストで確認できますが、
- 東急ハンズ
- ロフト
- ハンズビー を始めとした多くの店舗で取り扱いがあります。
販売リストにないドラッグストアやドン・キホーテで取り扱っていることもあります。
私はドン・キホーテのレジ横で格安販売(100円程)されているのを見たことがあります。
サンサンスポンジ
サンサンスポンジで唯一店頭販売情報を確認できたのは、九州のホームセンター「ハンズマン」です。
しかも激安!
それ以外のバラエティーショップやドラッグストアでも販売の確認はできなかったため、公式出店のダイニチ楽天市場店での購入が無難そうです。
見た目・大きさは?
私は各スポンジを全てECサイトで購入しました。
届いた商品がこちらです。
右上のサンサンスポンジが際立ってスタイリッシュです。
袋のまま横向きに並べてみると、ダスキン>パックスナチュロン>サンサンスポンジの順に厚みがあります。
開封するとサンサンスポンジが膨らみましたが、それでもサンサンスポンジが1番薄いです。
左からダスキン・パックスナチュロン・サンサンスポンジです。
正面から見ると、ダスキンが細身で握りやすそうです。
スポンジなのでどれも軽いですが、3層構造のダスキンが1番ずっしりとしています。
1か月使ってみた
それぞれのスポンジを1か月ずつ使用してみました。
ダスキン
ダスキンは昔から愛用していますが、やはり安いスポンジとは違います。
持ちやすく、しっかりとした洗い心地で泡立ちも良いです。
初めは硬いですが、この硬さが「おろしたて」感があって私は好きです。
そして1か月後。
まだ使えますがだいぶ柔らかくなり、スポンジが一部欠けています。
横から見ると手になじんでかなり沿っているのが分かります。
写真では見づらいですが、ダスキンスポンジは全色中間層が白なので、どうしても黄ばんできます。
そして裏面は白くなり、使い込んだ感じが出ています。
まだ使えはしますが、衛生面が気になるのでここからはシンク洗い用としてもう1ヵ月頑張ってもらいます。
パックスナチュロン
パックスナチュロンは最初から程よい柔らかさで手になじみます。
初めて使ったので、様子見として1滴だけ洗剤を垂らしてみましたが、泡立ちも良好です。
使用感で1番驚いたのが水切れの良さです。
なにこれ!水切れ良すぎ!スポンジ置き場がべちゃべちゃにならない!
使用後に洗って片手で絞るだけでもう水滴が垂れてきません。
水切れの良さに感動しました。
1か月後の姿がこちら。
柔らかさゆえか、色々なところが欠け落ちて、包丁を洗った際に刃で切れてしまった箇所などもあり、随分と歪になりました。
色も淡いため汚れが目立ちます。
パックスナチュロンの寿命は1ヵ月持てばいいほうかも知れません。
サンサンスポンジ
最後はサンサンスポンジ。こちらも泡立ち良好で、泡切れ、水切れ共に最高です。
使用感はパックスナチュロンに近いです。
1か月後、まるでヘタレない。
どこも欠けもせず、泡立ちも洗い心地も衰えることはありません。
交換するにはあまりにも勿体ないほど良い状態なので、さらにもう1ヵ月使ってみました。
2か月後の姿がこちら。
底部分に欠けがあるのが分かります。
しかし、黒くて汚れが目立たないのもありますが、まだまだ使えるほど耐久性があります。
この時点でシンク掃除用に落としたパックスナチュロンが使い物にならなくなったので、惜しまれながらサンサンスポンジが掃除用に降格しました。
総評
金額や使いやすさ、耐久性などをひっくるめた結果をまとめます。
安いのはダスキン
ダスキンはECサイトでも取り扱いが多く、6個入でも1つあたり153円(税込)ほどで販売されています。
12個セットなど1年分をまとめ買いすることでさらに安くなります。
ただし最寄りのドン・キホーテやドラッグストアでパックスナチュロンが安く売られている場合はパックスナチュロンがお得である場合があります。
かさばらないのはサンサンスポンジ
スポンジをまとめ買いすると意外と収納スペースが要りますが、真空で届くサンサンスポンジは場所要らずです。
私はサンサンスポンジを2つネット購入しましたが、ポストに入る薄さでした。
泡立ちは同等レベル
3種とも泡立ちは同等で、特に泡立ちが悪いものはなく、反対に突出して泡立ちが良いものもありませんでした。
3つとも少量の洗剤でもこもこの泡を作ってくれる使いやすいスポンジでした。どれも評判の良いスポンジなので流石です。
水切れ・泡切れはパックスナチュロン
サンサンスポンジとパックスナチュロンがどちらも文句なしの水切れ・泡切れでしたが、順位をつけるとするならばパックスナチュロンの方が僅差でより水切れが良く感じました。
これは層が無く、目の粗いスポンジのみで出来ているからかもしれません。
今まではスポンジ置きの下に水が滴るのがストレスでしたが、
パックスナチュロンは片手で絞るだけで簡単に水が切れます。
色移りしないのはサンサンスポンジ
スポンジはへたるへたらないに限らず、見た目のキレイさも大切です。
食品を扱うキッチンに見るからに汚れたスポンジを置いておくのは気が引けますよね。
中間層の白いダスキンと、淡い色の多いパックスナチュロンはどうしても黄ばみが目立ってきますが、ブラックが人気のサンサンスポンジは見た目もずっとキレイのままでした。
但し、サンサンスポンジにも様々なカラーがあるので薄い色の場合はこの限りではありません。
また、パックスナチュロンもWEB限定でブラックがありますのでそちらもオススメです。
へたらない!耐久性はサンサンスポンジ
驚きの耐久性を見せたのがサンサンスポンジです。
比較するまでもなく断トツです。
今回は衛生面が気になったのと、シンク掃除用スポンジが無くなったため2か月で掃除要因に降格させましたが、まだまだ使えそうでした。
実際ネット上では半年以上や1年間使っているという情報もいくつか見かけたため、2か月なんてまだまだ甘いようです。
ヘタレないので、使う期間によってはコスパがとんでもないことになりそうです。
結局のところおすすめは?
正直、今回の3種はどれもめちゃめちゃオススメのスポンジです。
やはり人気なだけあり、泡立ち・水切れ・耐久性、どこをとっても素晴らしいです。
ですが、個人的にはコスパが良く、見た目、水切れ、耐久性など文句のつけどころがないサンサンスポンジをオススメします。
また、人にスポンジをプレゼントするなら間違いなくサンサンスポンジを選びます。
開封してしまえば普通のスポンジですが、真空でかさばらずパッケージもオシャレ、何より機能性が抜群です。
引っ越しの挨拶にも良さそうです。
ただし、毎月スポンジを取り替えたい人にはパックスナチュロンがオススメです。
パックスナチュロンは買いやすい価格で使い心地は最高で、1ヵ月ほどでヘタってくるので交換のタイミングもばっちりです。
ダスキンからソフトタイプが新登場
ダスキンスポンジの硬さが好きな人もいれば、「食器を傷つけそう」「そもそも焦げを落とすことがない」「硬くて深いコップが洗いにくい」などの理由で敬遠している人もいるかもしれません。
そんな方に朗報です。
2022年7月11日より、従来のハードタイプと同価格で「ダスキンスポンジ ソフトタイプ」が誕生しました。
表面と中間層は従来品と同様ですが、裏面は研磨剤を使用していない柔らか構造のため、フッ素加工の食器にも安心して使用できるようになりました。
従来のハードタイプとの比較はこちらで詳しくまとめています。
おわりに
大人気スポンジ、ダスキン、パックスナチュロン、サンサンスポンジの価格・見た目・使い勝手・耐久性などについて比較してみました。
同じ台所用スポンジでも、それぞれに特徴があり奥深かったです。
「評判だけどちょっと高い」と敬遠していたサンサンスポンジにここまで耐久性があり、実はコスパが良かったことも驚きです。
また、スポンジをキレイに長く使うために古くなったスポンジを油汚れ用、シンク洗い用などにすると3つはスポンジが出ている状態になるため、予洗い用に今回からシリコンスポンジを導入してみました。
こちらは100円均一のものですが、ひっかけられて場所も取らずにとても便利です。
当ブログでは他にも様々な比較記事、商品レビューをまとめていますので宜しければご閲覧ください。
コメント