外食大手の「ゼンショーホールディングス」(以下ゼンショーHD)。
飲食店業界の上場企業は株主優待を実施しているところが多いのですが、ゼンショーHDもご多分に漏れず、株主優待を実施しております。
そんなゼンショーHDの株主優待が2021年6月末に届きました。
2021年3月期分の優待です。
ゼンショーHD 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
3月と9月、年2回です
優待内容
100株 | 1,000円相当(年間2,000円相当) |
300株 | 3,000円相当(年間6,000円相当) |
500株 | 6,000円相当(年間12,000円相当) |
1,000株 | 12,000円相当(年間24,000円相当) |
5,000株 | 30,000円相当(年間60,000円相当) |
優待は冊子形式になっていて、1冊子は1,000円または3,000円です。
例えば1,000株保有の場合、1つ3,000円の冊子が4つ送られてきます。
優待利回り
株価を2,650円と仮定した場合の優待利回りです。
100株 | 0.70% |
300株 | 0.70% |
500株 | 0.84% |
1,000株 | 0.84% |
5,000株 | 0.42% |
優待目的でしたら、500株もしくは1000株の保持が1番優待利回りが高くなります。
利用単位
1枚500円単位の紙券です。
利用制限
同時に複数枚利用可能です。
対象外の商品もありません。
クーポンや他ギフトカード等とも併用可能です(一部業態で使えない場合があるらしいですが、自分は見かけたことはありません)。
本券裏面の注意事項はこんな感じです。
お釣り
お釣りは出ません。
利用可能店舗
すき家、なか卯の牛丼チェーンをはじめ、様々な店舗・ブランドで利用可能です。
- すき家
- なか卯
- はま寿司
- ココス
- エルトリート
- ビッグボーイ
- ヴィクトリアステーション
- ジョリーパスタ
- 華屋与兵衛
- 和食よへい
- 宝島
- 牛庵
- 焼肉倶楽部いちばん
- 熟成焼肉いちばん
- 久兵衛屋
- オリーブの丘
利用可能店舗は公式の店舗検索ツールで確認することができます。
店舗検索ツール:https://maps.zensho.co.jp/jp/index.html
優待到着時期
3月期分 | 6月に到着 |
9月期分 | 12月に到着 |
権利確定日からだいたい3ヶ月くらいで到着します。
6月・12月に到着とありますが、ここ数年の実績ではいずれも上旬に到着しています。
ですが今回は株主総会の開催が遅れていたのか、6月末の到着となりました。結構ずれがあるので注意です。
継続保有は?
継続保有特典はありません。
代替品(商品引換え)も可能です。
近くに利用店舗がなかったり、家ですき家・ココスの味を楽しみたい場合には「代替品」との交換がオススメです。
未使用の優待券を返送することでゼンショーHD商品と交換することが可能です。
2020年9月期分のラインナップは下記の通りです。商品引換えの内容は毎回若干違います。
オススメの使い方
ゼンショーHDの株主優待を最大限お得に利用する方法を模索してみました。
割引券・クーポンと併用する
株主優待の強みはクーポン・割引券が併用できることです。
例えば「はま寿司」のクーポンと、この株主優待を併用することでとてもお安く頂けます。
そのほか、「ココス」や「 ヴィクトリアステーション」は様々な媒体にクーポンを掲載しています。
「ココス」はYahoo!JAPANのトップページのクーポン機能がおすすめです。
アプリをインストールする必要がなく、気軽にクーポンを利用できます。
お釣りがでないように調整する
ゼンショーHDの株主優待はお釣りがでないため、できるだけ端数がでないような注文金額になるように心がけましょう。
例えば「すき家」の場合、「吉野家」と違い端数の調節が簡単です。
吉野家はどう足掻いても端数が出ちゃいますからね…。
- すき家の並盛り(350円)
- 吉野家の並盛り(352円 + 税 [8% or 10%])
すき家は500円ちょうど、1000円ちょうどでの会計がしやすいので重宝しています。
例えばこれらのサイドメニューを注文することで端数が出ないように調整できます。
私がよく頼むのは「牛丼大盛り(480円)、高菜明太マヨ牛丼並盛り(480円)、明太マヨ(40円)」の3つです。
お会計がちょうど1,000円になり、優待券2枚を渡すだけで完結です。
また、すき家では期間限定でランチメニューセットを提供していて、優待券1枚(500円)で食べることができます。
株主優待券で「すきパス」が買える
最近は毎月発行されているすき家の割引サービス「すきパス」。
「すきパス」とは、上の画像のとおり「200円の券を購入すると、何度でも一部商品が70円引きになる割引券」です。
このすきパスの料金200円も株主優待券で支払うことが可能です。
すき家ヘビーユーザの方は、月初に購入必至ですね。
すきパスには対象外商品が多くあります。別記事でまとめていますのでよろしければ合わせてご確認ください。
2021年7月から株主優待利用分はポイント付与対象外に
2021年7月から、株主優待利用分がポイント付与の対象外になります。
対象外になるポイントはゼンショーグループで導入されているすべて(CooCa・楽天・d・Ponta)になります。
実質の改悪ではありますが、わずか数ポイントなのであまり気にはなりません。
2021年7月からオリーブの丘で株主優待が使える
ゼンショーホールディングス傘下のジョリーパスタが運営する「オリーブの丘」でゼンショーの株主優待が利用できるようになりました。利用可能店の拡充は久しぶりな気がします。
オリーブの丘は関東を中心に30店舗展開する低価格のイタリアンを提供するお店です。
何やらサイゼリヤをかなり意識しているらしく、かなり高コスパなのだとか…
私は北海道在住なので行ったことはありませんが、お近くにお住まいの方は利用してみてはいかがでしょうか。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
ゼンショーHDの株主優待は使いやすさから、株価を気にせずにずっと保持している銘柄の1つです。
ちなみに前回の優待からQRコードが搭載されたのですが、2021年3月からなか卯の券売機で株主優待が利用可能になりました。
それまでは店員さんとのやり取りが必須で面倒だったので券売機で完結するのは有難いですね。
なおゼンショーはサポーターズクラブという株主のみが加入できる制度もあります。詳しくは別記事で解説しています。
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