外食大手の「ゼンショーホールディングス」(以下ゼンショーHD)。
すき家・なか卯・はま寿司・ココスなど、有名チェーン店を複数運営する飲食店業界のトップ企業です。
そんなゼンショーHDの株主優待が2022年6月下旬に届きました。
2022年3月期分の優待です。
ゼンショーHD 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
3月と9月、年2回です
優待内容
100株 | 1,000円相当(年間2,000円相当) |
300株 | 3,000円相当(年間6,000円相当) |
500株 | 6,000円相当(年間12,000円相当) |
1,000株 | 12,000円相当(年間24,000円相当) |
5,000株 | 30,000円相当(年間60,000円相当) |
優待は冊子形式になっていて、1冊子は1,000円または3,000円です。
例えば1,000株保有の場合、1つ3,000円の冊子が4つ送られてきます。
優待利回り
株価を3,250円と仮定した場合の優待利回りです。
100株 | 0.55% |
300株 | 0.55% |
500株 | 0.66% |
1,000株 | 0.66% |
5,000株 | 0.33% |
優待目的でしたら、500株もしくは1000株の保持が1番優待利回りが高くなります。
ただいずれにしても優待利回りは1%未満となるため、あくまでもおまけ程度と考えるのが良さそうです。
利用単位
1枚500円単位の紙券です。
1シートに2枚の件がありますが、真ん中で切り取って1枚単位で利用できます。
利用制限
同時に複数枚利用可能です。対象外の商品もありません。
クーポンや他ギフトカード等とも併用可能です。
本券裏面の注意事項はこんな感じです。
お釣り
お釣りは出ません。
利用可能店舗
すき家、なか卯の牛丼チェーンをはじめ、様々な店舗・ブランドで利用可能です。
- 牛丼チェーン「すき家」
- スタンダードレストラン「ココス」
- ファミリー焼肉レストラン「宝島」
- メキシカンレストラン「エルトリート」
- 焼肉・しゃぶしゃぶ「牛庵」
- 手ごねハンバーグ・サラダバー「ビッグボーイ」
- 手ごねハンバーグ・サラダバー「ヴィクトリアステーション」
- 自家製うどん「久兵衛屋」
- 丼ぶりと京風うどん「なか卯」
- 寿司チェーン「はま寿司」
- パスタ専門店「ジョリーパスタ」
- 和食レストラン「華屋与兵衛」
- イタリア食堂「オリーブの丘」
- ご飯処「かつ庵」
利用可能店舗は公式の店舗検索ツールで確認することができます。
店舗検索ツール:https://maps.zensho.co.jp/jp/index.html
優待到着時期
3月期分 | 6月に到着 |
9月期分 | 12月に到着 |
権利確定日からだいたい3ヶ月くらいで到着します。
6月・12月に到着とありますが、最近の実績では
- 6月到着分は下旬(株主総会終了後)
- 12月到着分は上旬
に到着しています。
継続保有は?
一部の株主優待では「○○年以上保有していたら+1,000円追加」などの継続保有特典がありますが、残念ながらゼンショーではこの特典はありません。
代替品(商品引換え)も可能です。
近くに利用店舗がなかったり、家ですき家・ココスの味を楽しみたい場合には「代替品」との交換がオススメです。
未使用の優待券を返送することでゼンショーHD商品と交換することが可能です。
2022年3月期分のラインナップは下記の通りです。商品引換えの内容は毎回若干違います。
また優待と引換えにゼンショーサポーターズクラブに入会することも出来ます。
入会方法や特典については別記事で詳しくまとめていますので、こちらをご参照ください。
オススメの使い方
ゼンショーHDの株主優待を最大限お得に利用する方法を模索してみました。
割引券・クーポンと併用する
ゼンショー株主優待の強みはクーポン・割引券が併用できることです。
例えば「はま寿司」のクーポンと、この株主優待を併用することでとてもお安く頂けます。
そのほか、「ココス」や「 ヴィクトリアステーション」は様々な媒体にクーポンを掲載しています。
「ココス」はYahoo!JAPANのトップページのクーポン機能がおすすめです。
アプリをインストールする必要がなく、気軽にクーポンを利用できます。
お釣りがでないように調整する
ゼンショーHDの株主優待はお釣りがでないため、できるだけ端数がでないような注文金額になるように心がけましょう。
例えば「すき家」の場合、「吉野家」と違い端数の調節が簡単です。
吉野家はどう足掻いても端数が出ちゃいますからね…。
- すき家の並盛り(350円)
- 吉野家の並盛り(352円 + 税 [8% or 10%])
すき家は500円ちょうど、1000円ちょうどでの会計がしやすいので重宝しています。
例えばこれらのサイドメニューを注文することで端数が出ないように調整できます。
私がよく頼むのは「牛丼大盛り(480円)、高菜明太マヨ牛丼並盛り(480円)、明太マヨ(40円)」の3つです。
お会計がちょうど1,000円になり、優待券2枚を渡すだけで完結です。
また、すき家では期間限定でランチメニューセットを提供していて、優待券1枚(500円)で食べることができます。
株主優待券で「すきパス」が買える
最近は毎月発行されているすき家の割引サービス「すきパス」。
「すきパス」とは、上の画像のとおり「200円の券を購入すると、何度でも一部商品が70円引きになる割引券」です。
このすきパスの料金200円も株主優待券で支払うことが可能です。
すき家ヘビーユーザの方は、月初に購入必至ですね。
すきパスには対象外商品が多くあります。別記事でまとめていますのでよろしければ合わせてご確認ください。
有効期限の延長情報
ゼンショーHDの株主優待は現在延長情報はありません。
過去発行分では以下の手厚い延長がありました。
- 当初の有効期限:2021年6月30日 ➡ 延長後:2021年12月31日(再延長)
- 当初の有効期限:2021年12月31日 ➡ 延長後:2022年3月31日
かつ庵で使えるようになりました
2022年7月1日より、ゼンショーグループの「かつ庵」で優待券が使えるようになりました。
私が住む札幌には無いので行ったことはありませんが、美味しいとんかつ等を安価に食べられるお店のようです。
店舗は全国に50店舗以上を展開しているので、お近くに店舗がある人は是非!
第三者から購入する場合は利用状況の確認を
ゼンショーの優待はQRコードが搭載され、なか卯などの券売機でも気軽に利用できるようになりました。
ただ、便利になった反面、ゼンショーの優待をフリマアプリで購入したら使えなかった(使用済みの優待が売られていた)という話もたまに聞きます。
本来ゼンショーの優待は有償譲渡は禁止されていますが、もしフリマアプリや金券ショップなどで購入する場合には十分注意したほうが良さそうです。
なおゼンショー公式サイトには株主優待券の利用可否確認ツールが公開されています。
入手した優待券が使えるかどうか、店頭に行かなくても確認が出来ますので活用をオススメします。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
ゼンショーHDの株主優待は使いやすさから、株価を気にせずにずっと保持している銘柄の1つです。
優待の利用可能店舗は4,000店舗を超え、更に商品引換でも利用できるのは圧巻です。
また利用可能店舗を拡充しているのにも交換が持てます。
前回到着分でオリーブの丘、今回到着分はかつ庵が追加され、ますます使いやすくなりました。
これからもしっかりと現物保有で応援させて頂きます。
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