2020年3月、Yahoo!ショッピングにまつわる興味深いニュースをキャッチしました。
その内容は、Yahoo!ショッピングで過去に購入したものを、PayPayフリマにかんたんに出品できる機能が追加される、というものです。
本ページでは追加機能の内容や、どのような商品が対象なのか、いつから使えるのか等を中心にまとめています。
PayPayフリマ出品連携機能の概要
2020年3月2日現在でわかっているPayPayフリマ出品連携機能の概要は下記の通りです。
出品連携機能とは?
Yahoo!ショッピング等の注文履歴に「PayPayフリマで出品する」というボタンが追加されます。
これにより、過去にYahoo!ショッピング等で購入した商品がPayPayフリマで簡単に出品できるようになります。
「PayPayフリマアプリで出品する」ボタンをタップするだけで、PayPayフリマの出品フォームに一定の情報が自動入力され、出品の手間が軽減される便利機能となります。
下図が実装イメージなります。この「PayPayフリマで出品する」ボタンを押すと…
PayPayフリマアプリが起動し、一定の情報を自動的に埋めてくれます。
いつから?
ブラウザ版は2020年3月18日(水)の機能リリースを予定しています。
アプリ版は2020年4月以降を予定しています。
対象サイトは?
「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」で購入した商品が連携対象となります。
連携する情報は?
わかっている範囲では「商品名(タイトル)」「商品説明」「カテゴリ」が連携されるようです。
もちろん商品画像は自分で撮る必要がありますし、商品説明も仕様しか引用されませんので、現在の状態等を追記する必要があります。
「PayPayフリマで出品する」ボタンが表示されない?
Yahoo!ショッピングとPayPayフリマを日常的に利用している人にとっては大変便利そうな機能ですが、本機能が使用できないケースや商品が存在します。
本機能が利用できない商品は下図のように「PayPayフリマで出品する」ボタンが表示されない仕様です。
連携対象外商品が存在します
詳しい条件は開示されていませんが、下記のものは連携対象外のようです。
- たばこ関連
- 医薬品類
- 食品類(人が経口で摂取するもの)
- 金券、チケット類
- コンタクトレンズ
- 電子データ類
- レンタル、サービス類
- アダルト
- 発火性、引火性のあるもの
- 動物の生体
- 武器類
- PayPayフリマが指定する配送方法で発送できない可能性のある、大型のもの
危険物・火器類をはじめ、食品や医薬品など、これはダメだろうな…と推測がつくものは本機能は利用できません。
ストアが対象外設定をしている
購入者に本機能を使用させるか否かをストア側(YahooショッピングまたはPayPayモール出店者)は設定することが出来ます。
同じ掃除機を買ったとしても、Aストアから買った掃除機はPayPayフリマ連携機能が利用できるが、Bストアで買った掃除機は連携機能が利用できない、という状況が起こりえます。
ですが、よほどの事情がない限りストアが本機能を利用させない設定にしていることは稀であると予想されます。
PayPayフリマ連携機能を利用してPayPayフリマへ出品した場合、PayPayフリマ上の出品詳細ページに購入元ストアへのリンクが設置されるからです。
これにより、商品に関心のあるお客の集客効果が見込めます。
注文ステータスが「完了」になってから日にちが経っていない
Yahoo!ショッピングやPayPayモールで注文した商品は、ストア側で「出荷待ち」「出荷処理中」等のステータスで管理されています。
最終的には、出荷が完了したあとに「完了」というステータスになるのですが、ステータスが「完了」になってから1週間経過した注文履歴にのみ「PayPayフリマで出品する」というボタンが表示されます。
購入した商品が届いた直後では、本機能が利用できるケースは少ないと思われます。
おわりに
家電の買い替えを頻繁に行う人や、ネットショッピングとフリマサイトの両方を良く利用する人にとっては神機能になり得る本機能。
特に家電の細かい製品仕様なんかを勝手に引用してくれたり、カテゴリを自動的に選択してくれるのは秀逸です。
店舗型のECサイトとフリマサイトの両方を持つヤフーだからこそ提供出来る機能ですね。
個人的にはYahooショッピングの注文履歴を眺めて、「これ使ってなかったから出品しようかな」という使い方をしてみようかと思っています。
実装は2020/3/18の予定ですが、実装後に実際に使ってみたいと思います。
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