お祝い事やちょっとしたお返しにも喜ばれる「図書カードNEXT」。
ただ日常的に使う決済手段ではないため、
- 2枚以上も併用できるの?
- 物理カードとネットギフトは併用できるの?
- 店によってネットギフトは使えないんじゃ…
など、不安と疑問はつきません。
そこで、図書カードNEXTでの支払い時の制限事項について調べ、実際に本を購入してきました。
本記事では、実際に「図書カードNEXT」と「図書カードNEXTネットギフト」を併用した流れや、「何枚まで使える?」「残金の支払い方法は?」などについてまとめています。
そもそも図書カードNEXTとは?図書券・図書カードとの違い
図書カードNEXTは過去に販売されていた「図書券」や「図書カード」の後身にあたるものです。
現在販売されている図書カードNEXTは物理カードと、電子ギフトの図書カードNEXTネットギフトの2種類です。
図書券と図書カードも利用可能ではあるものの既に販売終了しています。
物理カードの「図書カードNEXT」は有効期限があるものの10年と長く、WEB上で残高照会が出来たり、店によってはオンラインでの利用や電子書籍の購入も可能などこれまでの図書カードよりも使い勝手が良いのが特徴です。
併用はできる?何枚まで?
カードの併用について図書カードNEXTを販売・管理している「日本図書普及株式会社」様に直接確認したところ、
100枚まで行けます。
との回答を得ました。ほぼ無制限ですね。
また、
- 物理カード×物理カード
- 物理カード×ネットギフト
- ネットギフト×ネットギフト
- 販売終了の図書カード×図書カードNEXT
など、あらゆる組み合わせでの併用が可能であるとのことでした。
但し店舗によっては同時利用10枚までの制限を設けている場合もあるようです。
残高移行や合算はできる?
ほぼ無制限に図書カードNEXTの併用ができても、レジにて何枚ものカードを出すのはちょっと面倒です。
特にネットギフトはいくつもQRコードを開かなければいかず会計に時間がかかるため、残高移行や合算が出来ると便利ですよね。
しかしながら、本記事作成(2022.9.27)時点では残高の移行、合算は出来ません。
せめてネットギフトだけでも近い将来合算可能になると嬉しいです。
物理カードしか使えない書店はある?
図書カード取扱店はこちらから検索できますが、加盟店では「図書カードNEXT」と「図書カードネットギフト」の両方が利用可能です。
また、一部のオンライン書店でも図書カードNEXTのIDと番号を入力することでカード残高による支払いが可能です。
物理カードしか使えません!などの店は無いため、ご安心を。
実際に併用して支払ってみた
実際に書店にて図書カードNEXTを併用して支払ってみました。
ネットギフトを2枚併用した場合
図書カードNEXTは併用可能ということで、1,200円の本を1,000円と200円の図書カードネットギフト、計2枚で支払います。
ネットギフトのQRコードを1つずつ読み込まて支払いが完了です。
実際のレシートがこちら。
2つのネットギフトで支払われたことが確認できます。
物理カードとネットギフトを併用した場合
続いては、物理カードとネットギフトの併用です。
レシートでは図書カードが505円使われたことになっていますが、実際の内訳は物理カード500円、ネットギフト5円です。(印字形式は店により異なる)
併用することによって残高もキレイに使い切れました。
端数は現金のほか、クレジットカードや電子マネー支払いも可能
図書カードNEXTで支払いきれなかった端数は、現金やクレジットカード、電子マネーなど、店舗ごとに様々な支払い方法が可能です。
実際に以下のレシートでは端数をクレジットカードで支払ったことが確認できます。
図書カードNEXTネットギフトは読み取り性能が悪い
プレゼントにも便利で、スマホ1つで支払いが完結する便利な図書カードNEXTネットギフトですが、読み取りの悪さにも定評があります。
私も何度かネットギフトで支払っていますが、専用読み取り機(画像中央の青い機器)の性能がどうも悪いようで、どの書店でも支払いに店員さんが苦労している印象です。
中には初めから読み取り機を使用せずに、QRコード画面下部のIDとPINコードを手打ちされる場合も・・・
この読み取り性能の悪さは図書カードNEXTも把握しているようで、
プリントアウトを推奨しています!
と自信満々に言われましたが、ネットギフトの意味とは・・・
画面にフィルムが貼っていても上手く読み取れないことがあります。
画面を明るくしても読み取れなければ手打ちしてもらいましょう。
本はキャンペーンやクーポンでお得に買える
本を安く買うには、図書カードNEXTをお得に購入することも1つの方法ですが、
本の購入時期やタイミングもとても大切です。
例えば年に1度のカドカワ祭り期間に買うことで実質半額になるため、高額の本や、辞書や図鑑のまとめ買いにもオススメの時期です。(2022年は9月30日(金)~10月13日(木)が狙い目)
また、「店舗とネット通販、電子書籍が連動したハイブリッド総合書店」であるhontoでは、本の通販や電子書籍に使える多くのクーポンを配布しています。
hontoで貯まるポイントは丸善・ジュンク堂・文教堂などとも共通のため使い勝手も抜群です。
おわりに
図書カードNEXTやネットギフトの利用制限についてまとめてみました。
図書カードNEXT同士の併用が可能だったり、100枚まで同時利用できたりと色々制限が緩いことがわかりました。
物理カード、ネットギフト、はたまた眠っていた旧式の図書カードなど全てまとめて利用できるのは嬉しいですね。
ただし、図書カードネットギフトに関してはどこの書店も読み取り機能が悪いようなので、少し支払いに時間がかかるかもしれません。
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