我が家は子供が牛丼好きなため、高頻度でお子様牛丼をテイクアウトしています。
しかし「子供」と言っても年齢や食欲により、親と並を分け合うくらいで良い場合もあれば、お子様サイズがベストな場合、また並は多いけどお子様じゃ足りない場合など様々です。
しかし、我が子にはどのサイズがベストなのかを調べようにも、牛丼大手3社ともご飯や肉の重さを公表しておらず、目安がわかりません…
そこで、吉野家・松屋・すき家の並・小盛・ミニ(お子様)をそれぞれ購入し、価格とご飯や具材の重さなどを比べてみることに。
本記事では、吉野家・松屋・すき家のサイズ別の米と具材の重さやコスパの良い牛丼についてまとめています。
牛丼のご飯と具材を量ってみた
3社ともご飯や具材の重さが非公開なため、実際に購入して計量してみました。
条件を一定にするため、
- 全てテイクアウト価格
- 「ネギだく」や「つゆだく」などはせず、標準で注文
- ご飯はつゆがしみ込んでいる状態での計測です。
盛る人のさじ加減でグラム数は変わりますが、おおよその重さを把握するために計量してみます!
吉野家
吉野家の並サイズ以下のメニューは、上から反時計回りに並盛・小盛・ミニ牛丼(おこさま)です。
まずはミニ牛丼(ジュース・ゼリー・おもちゃ付き)365円(税込)。
具が44g、ご飯は124gで、ご飯は具材の約2.8倍です。
店員さんによるのか、それともマニュアルなのか、お子様牛丼はしょっぱくならないようにつゆが少なめでした。
続いて小盛419円(税込)は具が56g、ご飯は171gで、ご飯は具材の約3倍です。
最後に並盛440円(税込)は、具が89g、ご飯は258gで、ご飯は具材の約2.9倍です。
吉野家の牛丼は大きめの玉ねぎが特徴です。
また、他社よりもつゆの香りが特徴的で食欲をそそります。
個人的に、紅ショウガと七味が最も合う牛丼は吉野家だと思っています。
松屋
松屋の並サイズ以下のメニューは、上から反時計回りに並盛・小盛・おこさまです。
松屋はお子様牛めし以外は具とご飯のセパレートが可能です。
まずはおこさま牛めし(ジュース・ゼリー・おもちゃ付き)390円(税込)。
具が49g、ご飯は127gで、ご飯は具材の約2.6倍です。
吉野家のお子様より若干高いですが、盛りが良く、ジュースも大きく、玩具も女の子にはすみっコぐらし、男の子には仮面ライダーと流行りのものが用意されていました。
続いて小盛350円(税込)は、具が61g、ご飯は170gで、ご飯は具材の約2.8倍です。
小盛は吉野家と重量は大差なしですが69円も安いです。
最後に並盛380円(税込)は、具が83g、ご飯は249gで、ご飯は具材の約3倍です。
吉野家より若干少なめではあるものの、60円も安いです。
個人的には、他社よりも肉厚で噛み応えがあり、つゆも上品な松屋の牛めしが1番好きです。
松屋の牛めしは紅ショウガや七味、卵をかけるのが勿体ないほどそのままで美味しいです。
松屋はテイクアウト容器にセパレートを選べたり、店内飲食にみそ汁が付いたり、テイクアウトの待ち時間にはお茶を出してくれるなどのお心遣いも好感が持てます。
容器が丸いため複数注文時には他社よりかさばりますが、最後の一粒までご飯がすくいやすいです。
すき家
すき家の並サイズ以下のメニューは、上から反時計回りに並盛・ミニ・お子様です。
他社の小盛がミニにあたります。
まずはお子様牛丼単品230円(税込)。(ジュース・りんご・おもちゃ付きは450円(税込))
具が39g、ご飯は119gで、ご飯は具材の約3.1倍です。
最も小ぶりな牛丼で、未就学児にはぴったりのサイズです。
他社と違って牛丼単品での注文が出来るため、最安で頂けるのも魅力です。
続いてミニ330円(税込)は、具が58g、ご飯は194gで、ご飯は具材の約3.3倍とご飯が多めです。
最後に並盛400円(税込)は、具が77g、ご飯は254gで、こちらもご飯は具材の約3.3倍とご飯が多めです。
すき家は他社に比べて牛肉が薄いため、子供は一番噛みやすそうです。
子供向け 牛丼の重量ランキング
というわけで価格は一旦置いておき、重量の軽い順に並べると次の表の通りになりました。
上の表からは色んなことが読み取れます。例えば
- 同じお子様牛丼の中でも、小食の子はすき家のお子様がオススメ
- いつも180g~200g程度のごはんを食べている子は、小盛が良さそう
- 小盛は小盛でも、すき家はご飯が多めでボリュームがありそう
などです。
1グラム当たりの価格は?
次は価格・コスパに重点をおいた表をみてみます。1gあたりの価格が安い順に並べてみました。
あたり前ですが、3社とも1gあたりの価格はサイズが大きくなればなるほど安いです。
特に松屋の並盛は、1g1.14円と今回比較した9品の中で最もコスパが良いです。
しかも、並でも400円未満です。
さらに、松屋は平均的に他社よりも具材の割合が多いです。
ご飯より肉を増やした方が価格は上がるので、松屋のコスパの良さは他社よりも上であると判断できます。
お子様サイズを注文する場合には当然ながら単品注文可能なすき家のお子様が安いですが、おまけやジュース付きだと吉野家が最安です。
それでも松屋のお子様セットには他社にはないポテトサラダ(単品価格70円(税込))までついていますから、コスパは良さそうです。
お子様メニューを単品注文できるのはすき家だけ
繰り返しになりますが、ジュースや玩具なしの「お子様牛丼単品」注文が出来るのはすき家のみです。
お子様メニューは各社ジュースやゼリー、おまけの玩具などがセットになっています。
その分、牛丼以外のところにお金がかかり、1つ大きい小盛を注文した方が安くなる場合もあります。
すき家は牛丼以外のカレーやそぼろ丼も、お子様メニューは全て230円(税込)なので、3社の全メニューで最も少ない金額で主食を食べることが出来ます。
すき家はセットメニューにすると他社より高くなりますが
- ドリンクの選択肢が豊富
- デザートはゼリーではなくリンゴ(果物)
- 玩具もクレヨンしんちゃんのオリジナルグッズ
など、親としても嬉しいセット内容です。
せっかくお金を払うならクオリティの高い玩具が良いですよね。
またすき家なら1品70円引きになるすきパスを使うことで、お子様牛丼が160円(税込み)になるのも強みです。
コスパなら松屋
各店、味や価格も異なるため一概には言えませんが、単純に価格や具材とご飯の比率を見たときに、最もコスパが良いのは「松屋の牛めし」であると言えそうです。
まず、松屋は他店より具材の比率が多めです。
価格も重量も3社の中の平均と言えますが、特に並のコスパが最強です。
また容器もセパレート(具とご飯が別盛)が選べるなど、お金がかかっています。
個人的には牛肉も1番肉厚に感じます。
今回はテイクアウト価格での比較ですが、店内飲食なら吉野家はさらに価格が上がり、松屋はみそ汁がサービスであるなど、松屋のコスパは店内飲食でこそ本領を発揮します。
支払い方法やキャンペーンでさらにお得に
安くて美味しい牛丼ですが、数年前より値上がりしているのも事実。
我が家はまともな値段で牛丼を食べることは絶対にありません。
上記ではキャンペーンやクーポンを考慮せずに比較していますが、クーポンや支払い方法によりお得度は簡単に逆転します。
例えば吉野家なら、Tポイントカードとクーポンを提示して、株主優待券やお食事券で支払い、端数はジェフグルメカードで支払うなどです。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
松屋なら、雨の日クーポンや、メルペイ・ペイペイ・auペイなどでのクーポン情報も見逃せません。
そしてすき家なら、すきパスとポイントカード、前回購入時のレシートクーポンの提示も欠かせません。
そのほか、注文前には各社の割引キャンペーンやアプリクーポン、各種コード決済のお得なキャンペーンを確認するなど都度お得な支払い方法を選択することで最大限お得に牛丼が食べられます。
おわりに
肉やご飯の重さを公表していない牛丼チェーンですが、実際に軽量してみるとおおまかに肉とご飯は1:3ほどの割合であること、松屋の並盛のコスパが良いことなどが分かりました。
ひとくちに「お子様」と言っても重量は様々なため、今回の結果が子供の牛丼選びの参考になると嬉しいです。
そのほか、吉野家、すき家、松屋についてモバイルオーダー等の多くの記事をまとめていますので宜しければご閲覧ください。
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