外食大手の「ゼンショーホールディングス」(以下ゼンショーHD)。
飲食店業界の上場企業は株主優待を実施しているところが多いのですが、ゼンショーHDもご多分に漏れず、株主優待を実施しております。
そんなゼンショーHDの株主優待が2020年12月初旬に届きました。
2020年9月期分の優待です。

ゼンショーHD 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
3月と9月、年2回です
優待内容
100株 | 1,000円相当(年間2,000円相当) |
300株 | 3,000円相当(年間6,000円相当) |
500株 | 6,000円相当(年間12,000円相当) |
1,000株 | 12,000円相当(年間24,000円相当) |
5,000株 | 30,000円相当(年間60,000円相当) |
私は1,000株保有なのですが、写真のように1つ3,000円の冊子が4つ送られてきます。

優待利回り
株価を2,650円と仮定した場合の優待利回りです。
100株 | 0.75% |
300株 | 0.75% |
500株 | 0.91% |
1,000株 | 0.91% |
5,000株 | 0.45% |
優待目的でしたら、500株もしくは1000株の保持が1番優待利回りが高くなります。
利用単位
1枚500円単位の紙券です。

利用制限
同時に複数枚利用可能です。
対象外の商品もありません。
クーポンや他ギフトカード等とも併用可能です(一部業態で使えない場合があるらしいですが、自分は見かけたことはありません)。
本券裏面の注意事項はこんな感じです。

お釣り
お釣りは出ません。
利用可能店舗
すき家、なか卯の牛丼チェーンをはじめ、様々な店舗・ブランドで利用可能です。
- すき家
- なか卯
- はま寿司
- ココス
- エルトリート
- ビッグボーイ
- ヴィクトリアステーション
- ジョリーパスタ
- 華屋与兵衛
- 和食よへい
- 宝島
- 牛庵
- 焼肉倶楽部いちばん
- 熟成焼肉いちばん
- 久兵衛屋
利用可能店舗は公式の店舗検索ツールで確認することができます。

店舗検索ツール:https://maps.zensho.co.jp/jp/index.html
優待到着時期
3月期分 | 6月に到着 |
9月期分 | 12月に到着 |
権利確定日からだいたい3ヶ月くらいで到着します。
6月・12月に到着とありますが、ここ数年の実績ではいずれも上旬に到着しています。
今回到着した9月期分は12月9日に到着しましたが、私は北海道在住なので本州の人は1日〜2日くらい早いと思われます。
継続保有は?
継続保有特典はありません。
代替品(商品引換え)も可能です。
近くに利用店舗がなかったり、家ですき家・ココスの味を楽しみたい場合には「代替品」との交換がオススメです。
未使用の優待券を返送することでゼンショーHD商品と交換することが可能です。
2020年9月期分のラインナップは下記の通りです。商品引換えの内容は毎回若干違います。
商品引換えをする人は同封されている書類の「代替品の申込方法」を読んで申し込みをしましょう。
イラスト付きでとても丁寧に申込方法が説明されています。

券面にQRコードが搭載
今回到着分の優待から、優待券1枚1枚にQRコードが搭載されるようになりました。

このQRコード搭載により、優待券の使い方が若干変わります。
すき家の場合
ゼンショーに問い合わせをしてみましたが、例えばすき家のセルフレジの場合、店員さんに支払い方法を聞かれたら株主優待券で支払う旨を伝え、自分でQRコードかざし口に優待券をかざす必要があるようです。
使用済みの優待券は店員さんに渡すか、自分で廃棄する形となります。
ちなみに私のよく行く店舗はセルフレジですが店員がバーコードリダーで読み込んでました。店舗によるのかもしれません。
なか卯の場合
なか卯の場合は2021年2月〜券売機のQRコード読み取り口で優待券が利用できる予定です(ゼンショーの優待担当部署に確認)。
対応されるまでは従来通り店員さんに直接注文する形となります。
ココスやビックボーイなどの場合
ココスやビックボーイなどの通常レジ店舗では、今まで通り優待券を店員に渡すだけで割引をしてくれます。
いずれも業態・レジによって利用方法が異なる
このように業態やレジによって優待券の利用方法が若干異なります。
また店舗や店員によっても利用済みの優待券をどうするかなど、扱いに差がでる可能性もありますので、困った場合には店員さんに直接聞くことをオススメします。
オークション・フリマサイトでの購入は注意
上述した通り、ゼンショーの優待券にはQRコードが印字される仕様になりました。
1度読み込んだ使用済み優待券は次回以降利用できないため、店員もしくは自分で廃棄する必要があります。
ここで気をつけたいのがヤフオクなどのオークションサイトやメルカリなどのフリマアプリでゼンショー優待を購入する行為です。
店舗によっては利用済みの優待券を手元に残しておけるため、利用済みの優待券でも券面はそのままにフリマアプリなどに出品することが可能です。
なので2020年9月期分以降のゼンショーの優待券は、ネット上で買わないか、どうしても欲しい場合にはストアや評価が飛び抜けて良いなど、ある程度信頼できる出元から購入することを強くオススメします。
オススメの使い方
ゼンショーHDの株主優待を最大限お得に利用する方法を模索してみました。
割引券・クーポンと併用する
株主優待の1番強みはクーポン・割引券が併用できることです。
例えば「はま寿司」のクーポンと、この株主優待を併用することでとてもお安く頂けます。
そのほか、「ココス」や「 ヴィクトリアステーション」は様々な媒体にクーポンを掲載しています。
「ココス」はYahoo!JAPANのトップページのクーポン機能がおすすめです。
アプリをインストールする必要がなく、気軽にクーポンを利用できます。

お釣りがでないように調整する
ゼンショーHDは株主優待はお釣りがでないため、できるだけ端数がでないような注文金額になるように心がけましょう。
例えば「すき家」の場合、「吉野家」と違い端数の調節が簡単です。
吉野家はどう足掻いても端数が出ちゃいますからね…。
- すき家の並盛り(350円)
- 吉野家の並盛り(352円 + 税 [8% or 10%])
すき家は500円ちょうど、1000円ちょうどでの会計がしやすいので重宝しています。
例えばこれらのサイドメニューを注文することで端数が出ないように調整できます。
私がよく頼むのは「牛丼大盛り(480円)、高菜明太マヨ牛丼並盛り(480円)、明太マヨ(40円)」の3つです。
お会計がちょうど1,000円になり、優待券2枚を渡すだけで完結です。

また、すき家では期間限定でランチメニューセットを提供していて、優待券1枚(500円)で食べることができます。

株主優待券で「すきパス」が買える
最近は毎月発行されているすき家の割引サービス「すきパス」。
「すきパス」とは、上の画像のとおり「200円の券を購入すると、何度でも一部商品が70円引きになる割引券」です。
このすきパスの料金200円も株主優待券で支払うことが可能です。
すき家ヘビーユーザの方は、月初に購入必至ですね。
すきパスには対象外商品が多くあります。別記事でまとめていますのでよろしければ合わせてご確認ください。
オススメの証券会社
私はSBI証券・カブドットコム・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)」です。
理由は売買手数料の安さ。これに特化しています。
正直ツールや注文の操作は他の証券会社のほうがやり易いです。
なので銘柄の検索・情報収集は「SBI証券」で、売買は「SBIネオトレード証券」で、という使い分けをしています。
株式の売買手数料は約定金額などに埋もれやすい金額ではありますが、積もり積もればかなりの金額になる要素です。
またSBIネオトレード証券は「取引手数料」の満足度で7年連続の1位を受賞しています。第三者機関による折り紙付きのお得さです。
2020年10月からSBIグループの一員となり資本も安定したSBIネオトレード証券。
是非業界トップクラスの売買手数料の安さを体験してみてください。
おわりに
ゼンショーHDの株主優待は使いやすさから、株価を気にせずにずっと保持している銘柄の1つです。
今回の優待からQRコードが搭載されたことで若干の混乱はあるかもしれませんが、将来的になか卯で使えるようになるのは個人的にはかなり朗報です。
券売機店で店員とやり取りするのはお互いにストレスしかありませんからね…
なか卯での利用可能開始を楽しみにしつつ、これからも応援させて頂きます。
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