「プリペイド型の携帯電話」という言葉だけを聞くと、ひと昔前の携帯電話、という印象をお持ちになる方もいるかと思います。
スマホの台頭も相まり、昔に比べて契約数はグッと少なくはなりましたが、まだまだ現役で使っている人もいれば、新規で契約することも可能です。
私も、専ら着信専用ではりますがプリペイド携帯を契約しています。
本ページではそんな「プリペイド携帯」のメリットや、ソフトバンクのシンプルスタイルという契約について触れたいと思います。
プリペイド携帯のメリット
プリペイド携帯の最大のメリットは「基本使用料」が「0円」であることです。
つまり携帯を使わない月は「無料」ということです。
通常の携帯やスマホだと使わなくても「維持費」として数千円はかかりますが、プリペイドは「使う分」を事前にチャージしておく方式のため月額〇〇円という概念が存在しないのです。
他にも「電話番号がもう1つ欲しい場合」や「3ヶ月だけ携帯を使いたい場合」など、細かなニーズに気軽に対応できるのがプリペイド携帯の魅力です。
プリペイド携帯はソフトバンク一択
「プリペイド携帯が欲しい!」と思った場合、どこでどのように契約したらいいか迷いますよね。
2020年1月20日現在では実質「ソフトバンクのシンプルスタイル」というプリペイド携帯しか選択肢がないと言っても過言ではありません。
auやdocomoでも過去にプリペイドのプランを提供していましたが、現在は新規契約が出来ません。
またmineo等で「お試しパック」のようなプランを提供していたり、各社でデータ通信ができるプリペイドSIMは提供していますが、電話番号を新たに取得するようなプリペイド契約は「ソフトバンク一択」と思って間違いないでしょう。
契約・申込方法
ソフトバンクのプリペイド携帯「シンプルスタイル」を契約するには2通りの方法があります。
オンラインショップで契約
シンプルスタイルはソフトバンクオンラインショップで契約可能です。
URL:https://www.softbank.jp/mobile/products/prepaid/
2020年1月20日現在の機種ラインナップは下記の3機種です。
機種は定期的に入れ替えが行われます。
この中で一番人気は右上の「simply」です。
ガラケーならではの圧倒的な電池持ちと、機種代が6,578円(税込)という安さで人気を博しています。
シンプルスタイルを契約する際には「機種代」+「契約事務手数料(3,000円+税)」がかかります。
配送料は無料です。
ですが「契約事務手数料(3,000円+税)」は初期チャージ分と相殺され、実質は機種代金のみを払えば契約が可能です。
「simply」を例に説明すると、「simply」の場合には初期チャージとして4,000円分が付属しています。
オンラインショップで契約するときは、この「4,000円」から事務手数料が差し引かれます。
したがって、手元に届いた「simply」の初期チャージは「700円分」程度になっています。
ソフトバンクショップで契約
シンプルスタイルはソフトバンクショップでも契約可能です。
新規契約機種は基本的にはオンラインショップと同様の機種となりますが、在庫がある場合には過去に販売していた機種(301Z 等)が購入できる場合もあるようです。
また、プリペイドSIMを単体で契約したい場合にはオンラインでは申込できず、ソフトバンクショップでのみ対応可能です。
その際には契約したいプリペイドSIMに対応した端末を「持ち込み新規契約」する形となります。
こちらはオンラインショップと違い、契約事務手数料(3,000円+税)をソフトバンクショップに支払う必要がありますのでご注意ください。
利用料金
シンプルスタイルの料金プランは「ケータイ」と「スマホ」の2種類存在します。
シンプルスタイル(ケータイ)の利用料金
シンプルスタイルのケータイ機種(simply 等)の利用料金は下記の通りです。
- 通話料:全国一律 8.58円/6秒
- データ通信:100MBプラン 300円(30日有効)
毎月結構な料を使うには割高な利用料金ですが、一時的な利用・あまり使わない人にとっては許容範囲内の利用料金と言えるかと思います。
そのほか「メール定額」や「TVコール」の利用料金が知りたい方は公式ページをご確認ください。
シンプルスタイル(スマートフォン)の利用料金
シンプルスタイルのスマホ機種(Libero2 等)の利用料金は下記の通りです。
- 通話料:全国一律 8.58円/6秒
- データ通信:200MBプラン 900円(2日有効)
- データ通信:700MBプラン 2,700円(7日有効)
- データ通信:3GBプラン 4,980円(30日有効)
毎月結構な料を使うには割高な利用料金ですが、一時的な利用・あまり使わない人にとっては許容範囲内の利用料金と言えるかと思います。
そのほか「リピート割」等についてしたい方は公式ページをご確認ください。
解約料(契約解除料)は?
2019年中旬以降の総務省指導により、携帯各社は契約解除料の大幅な減額もしくは無料化に踏み切りました。
それはシンプルスタイルも例外ではなく、契約時期によっては契約解除料が無料になります。
下記は1年未満で解約した場合の違約金です。
2019年9月13日以降に契約した人は無料になり、不公平感が大きい内容となっています。
電話番号の失効について
プリペイド携帯を使う上での一番の注意点が「電話番号の失効」です。
頻繁に利用している人には無縁な話なのですが、私のように着信専用で使っている人や、ほとんど放置してしまっている人は要注意です。
有効なチャージ残高が切れてから360日間の間に、1度も再チャージをしなければ電話番号が失効してしまいます。
普段利用している電話番号が急に使えなくなってしまう可能性があるので、1年に1回程度の再チャージは忘れないようにしましょう。
おわりに
使い方によっては大変便利なプリペイド携帯。
私は仕事柄、着信専用に複数台契約していますが、そのような使い方をしていれば「0円」で利用できるのは大変ありがたいです。
最近ではSNS(LINE等)のアカウント取得用に電話番号が欲しいから、という理由での契約も増えているようで、時代の流れを感じます。
また別記事にてこのプリペイドSIMをガラホやスマホに挿入して使えるのか?という記事を掲載しています。興味がある方は合わてご閲覧ください。
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