コード決済の覇権争いで首位を独走するPayPayから、ついに「あと払いサービス」が登場しました。
この手のサービスは支払いが遅れると大きな利息がつくことから、利用はオススメされていないケースが多いですが、なにやらPayPayあと払いはこれらのサービスとは一線を画す仕組みになっているとか…
本ページではPayPayあと払いの仕組みを中心に、メリット・デメリットについてまとめています。
PayPayあと払いがスタート
2022年2月1日から、PayPayにあと払いサービスが実装されました。
名前はそのまま「PayPayあと払い」です。
PayPayの発表によると、PayPayを利用しているユーザーのほとんどは「残高支払い」を選択しているが、
いちいちチャージが面倒…
利用するときに残高が足りないことがある…
という意見が多かったようで、それらを解決するのが今回のPayPayあと払いです。
利用スタート直後は実店舗のみで利用可能でしたが、現在はヤフーショッピング・PayPayモール・ヤフオク・LOHACOなど、主要なヤフー系サービスでオンライン決済も出来るようになっています。
お得なキャンペーンも開始
PayPayあと払いの開始に伴い、お得なキャンペーンもスタートしています。
キャンペーンは全部で2つです。
新規登録&3回利用で最大7,000円相当ゲット
まず1つ目は次の2つの条件を満たすと、7,000円相当がゲットできるキャンペーンです。
公式ページ:https://card.yahoo.co.jp/paypaycard/campaign/app
- PayPayあと払い登録
- プラスチックカード発行
- 申込月含む2カ月目の末日までに3回利用
2022年11月17日から、上記キャンペーンが開催されます(終了日未定)。
PayPayあと払いで0.5%上乗せ
2023年1月から、PayPay STEPのリニューアルに伴い、PayPayあと払いで0.5%還元がスタートします。
PayPayあと払い登録済みであれば、PayPayカードの還元率も+0.5%されるのも魅力です。
新しいPayPay STEPについてはこちらの記事で詳しく解説しています。もっと知りたい人は是非合わせてご覧ください。
ほかの後払い系サービスとは違う
PayPayあと払いはどうやって使うの?という説明の前に、まずは仕組みについて触れておきます。
冒頭で触れた通り、決済サービスには多くの後払いサービスが存在します。
例えばメルペイの「スマート払い」や、ファミペイの「翌月払い」です。
これらの機能を使うには「審査」が必要で、クレヒス(クレジットカードの履歴)や、滞納履歴などの信用情報をチェックされます。
また審査に通過すると「スマート払いの利用を開始した」という履歴が信用情報に残ります。
個人的には滞納をしない限りは問題ないとは思っているのですが、この履歴が他クレカの発行や住宅ローン審査に影響が出る可能性も否定できません。
その一方、PayPayあと払いはヤフーカードもしくはPayPayカードの与信枠を利用します。
つまり既にこれらのカードを持っている場合には信用情報を変えずに、あと払いサービスの利用をスタートすることが出来ます。
つまり「ヤフーカード・PayPayカード支払い ≒ PayPayあと払い」という位置づけです。
メルペイのスマート払いや、ファミペイの翌月払いとは全然立ち位置が異なりますよね。
ちなみにこちらはヤフーカードの利用明細です。これらの明細はPayPayあと払いをヤフーショッピングとヤフオクで使ったものですが、通常のカード支払いと同じように明細が残るので、管理が非常にしやすいです。
精算もヤフーカード等を使ったときと同じように口座引き落としされるため、PayPayあと払いはヤフーカード・PayPayカードを利用したときと同じ感覚で利用できます。
現在ヤフーカードやPayPayカードを持っていない人はメルペイやファミペイのあと払いサービスのように、利用開始の「審査」が必要なため、「これからの利用頻度」と「キャンペーンのお得さ」を考えて、申し込む価値がありそうだったら利用を開始してみましょう。
まとめるとヤフーカード・PayPayカードを既に使っている人はPayPayあと払いを使わない理由が無い!という事です。
始め方は2パターン
PayPayあと払いを使うにはPayPayアプリからの利用登録が必要ですが、大きく分けて2つの始め方があります。
- ヤフーカードまたはPayPayカードの利用
- カード発行による利用
ヤフーカードまたはPayPayカードの利用
既にヤフーカードまたはPayPayカードを持っている人は、一瞬でPayPayあと払いを利用できます。
審査が必要ないので、画面に表示されている通りポチポチ押していけば30秒ほどで利用を開始できます。
カード発行による利用
ヤフーカードもしくはPayPayカードを持っていない人は、PayPayあと払い利用するためのカードの発行審査が必要です。
発行するカードの種類は「バーチャルカード」と「プラスチック製カード」の2種類から選べますが、特にこだわりが無ければキャンペーン特典もある「プラスチック製カード」を選びましょう。
いずれにせよ難しい手続きは一切なく、PayPayあと払いを利用できます。
利息や手数料はかかるの?リボは?
PayPayあと払いを利用するにあたり、年会費・利用手数料などは一切かかりません。完全無料です。
しかし次のパターンでは手数料が発生します。
- 口座引き落としが出来なかった場合(遅延損害金)
- 利用分を分割払いに変更した場合(分割手数料)
- 利用分をリボ払いに変更した場合(リボ払い手数料)
しつこいようですが「PayPayあと払い = クレジットカードの利用」と言っても過言ではない仕組みのため、クレカ利用で発生しうる利息・手数料はPayPayあと払いでも発生する可能性があります。
支払額の調整は画像のようにアプリから簡単に出来てしまうので注意が必要です。
ただし当たり前ですが常に1回払いで引き落としも普通に行っている人には利息・手数料は一切発生せず、PayPayあと払いキャンペーンの恩恵だけを受け続けることが出来ます。
他のあと払いサービスに比べると危険性は低いですが、クレカ利用と同じなので使いすぎには注意です!
PayPayあと払いのメリット
以上をまとめると、PayPayあと払いのメリットは次の通りです。
- 新規カード発行でお得なキャンペーンあり
- 上乗せキャンペーンあり(PayPay STEP)
- ヤフーカード・PayPayカード持ちは与信枠が共有なので審査の必要なし(キャンペーン分お得なので使わない選択肢はない!)
- PayPay STEPの特典も受けれるし、カウント対象にもなる
キャンペーンが開催されているうちに使い倒しましょう!
PayPayあと払いのデメリット
メリットがある一方、もちろんデメリットもあります。
- 支払いが出来ない場合には手数料がかかる
- 残高 = 与信枠になるので、使いすぎてしまうケースがある
過去30日の支払い上限が50万円(残高払いは200万円)残高払いと同じ上限になりました(24時間50万円・30日200万円)
クレジットカードの買い物と同じなので、使いすぎてしまう傾向がある人はPayPayあと払いではなく、今まで通り残高払いの利用をオススメします!
発行はポイントサイトがオススメ
これからPayPayカードを作る人は必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事更新時点(2024年12月1日)では、モッピーというポイントサイトを経由してPayPayカードを作成すると、公式特典とは別に3,000円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
「PayPayあと払い」という名前だけでは
リボ払いと一緒だ!危険だから使わないほうがいい!
と思われる人が一定数いると思います。
もちろんあと払いサービスであることには変わりありませんが、「クレジットカード利用と同じレベルのあと払いサービス」というのを理解した上で、利用するか否かを検討をすることが大切です。
2023年1月からはPayPayをよりお得に利用するのであれば、PayPayあと払いが必須になります。
”あと払い”という名前で敬遠していた人、特にヤフーカード等を既に持っている人は是非利用を検討してみてはいかがでしょうか。
また当ブログではPayPayが最大限にお得に利用できるサイトである、ヤフーショッピングのお買い物デーを月2回更新しています。是非こちらも合わせてご覧ください。
コメント
操作ミスからかリボ払いに設定してしまい支払い残高が10万円位あり一括で支払いたいのですが元金3000円+手数料1400円前後で毎月の支払いになっています。
このままだと3年位の返済期間となり手数料もかなり支払うことになります。
何とか一括で支払ってしまう方法を教えてください。
読んで頂きありがとうございます。
私は実際に試していないので何とも言えませんが、下記URLの「リボ残高おまとめ払い」がそれに当たるのかなと思います。
https://www.paypay-card.co.jp/service/000244.html
もし違った場合にはPayPayカードのカスタマーセンターに問い合わせればリボ残高の一括返済の案内をしてくれると思います。
無事に一括返済できると良いですね!
是非またお立ち寄りください。