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【複利は偉大?】ジャックとジルの投資話は本当にその通りなのかを計算・検証。利回りと入金力。

投資・資産運用

とある有名Youtuberさんが動画にしたことで、広く知れ渡ったジャックとジルの投資話。

この話を聞いて

複利の力は偉大だ!

早く投資を始めなきゃ!!

と思われた人も多いと思います。

確かにその通りなのですが、このお話をもうちょっとだけ考察してみると、また別の見方をすることも出来ます。

タロウ
タロウ

本ページはジャックとジルの投資話について、本当にその通りなの?何か罠はないの?など、少しだけ考察をした結果をまとめています。

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ジャックとジルのお話とは

ジャックとジルのお話は「家庭の金銭学」という本で紹介されているお話です。

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ただこの話が爆発的に広がったのはリベシティなどを運営しているYoutber 両学長さんの影響です。
ちなみに両学長さんの著書 「本当の自由を手に入れる お金の大学」は売れに売れまくっている大ベストセラー本です。お金の基礎知識がこれ一冊で学べる良書となっています。

具体的なジャックとジルのお話を簡単に説明すると次の通りです。

ジャック(弟)とジル(姉)がいます。

弟のジャックは18歳から8年間、50万円ずつ投資をしました。
投資の総額は8年間×50万円で400万円です。
そのあとは追加で投資はせず、ひたすら放置します。

一方、姉のジルは26歳から40年間、50万円ずつ投資しました。
投資の総額は40年間×50万円で2,000万円です。

投資対象はどちらも同じ銘柄で、年平均リターンを10%とします。

ここで問題。65歳時点での総資産はどうなっているでしょうか。

というお話です。

総投資額だけを見ると、弟のジャックは400万円、姉のジルは2,000万円なので比べるまでも無さそうですが…

正解は

  • ジャックの資産は2億5878万
  • ジルの資産は2億2129万

となり、ジャック(総投資400万円)のほうがジル(総投資2,000万円)より3,749万多い、が答えになります。

つまり「投資額1,600万円の差があるにも関わらず、8年先に投資を初めただけでこれだけの差が生まれる。複利の力は偉大だよね。」というのを、具体的な数字を用いて教えてくれるインパクト抜群なお話です。

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実際に計算してみる

このジャックとジルのお話ですが、どのような資産増加推移になるのか、実際に計算をしてみましょう。

1歳単位の資産推移を表とグラフにするとこんな感じ。
利子に利子がつく複利の力で、先に投資を始めたジャックが常にジルを上回っていることがわかります。

ジルは26歳以降、毎月50万円投資しているのにも関わらず、ジャックに追い付く気配がありません。

タロウ
タロウ

利子に利子がつく、複利の凄さが一目でわかります。

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前提の利回り10%が崩れると…

ジャックとジルのお話を聞いて少し気になるのが「利回り10%」という高さです。
書籍では投資先にS&P500(アメリカの主要企業500社)が選ばれています。

確かにS&P500は過去の成績を見ると年利10%相当はあながち無謀ではなさそうです。

Google Financeより過去40年のチャート

ちなみに過去30年の全世界株(オールカントリー)の成績は8.5%ほどになります。

試しに利回り8.5%の世界でジャックとジルの資産増加推移を見てみると…
57歳の時点でジルがジャックの資産総額を上回ります。

タロウ
タロウ

利回りが1.5%違うだけで全く違う結果になります。つまり複利の力は利回りに強く左右される、という事がわかります。

あくまでもジャックとジルのお話は「複利のすごさ」を教える教材的なお話であるため、「利回り10%」という高利回りが前提となっています。

しかし現実世界でジャックと同じ景色を見るのは至難の業です。
毎年平均して利回り10%を得られればいいのですが、-20%暴落する年もあれば、+30%の暴騰をする年もあります。

自身のお金が乱高下する様を見つめながら、

  • ○○ショックで暴落しても売らずに…
  • その逆にすごく儲かっても売らずに…
  • 将来的に株価が右上がりする保証もなく…
  • どんなに急な出費があったとしても売却することなく…
  • 48年もの間、株式市場に多額の資産を託し続ける

という偉業を経たあとに見られるのが、ジャックの景色です。

タロウ
タロウ

自分なら32歳あたりの+500万円になったところで利確しちゃいそうです…

結局やるべきことは

複利を最大限に生かせるのは高い利回りがあってからこそですが、複利の力は偉大なことに違いはありません。

「人類が豊かに生き続けるには右肩上がりの成長(緩やかなインフレ)は必要不可欠だ」と考えている人にとっては、若いうちに投資を始めるのがオススメです。

タロウ
タロウ

後から始めた人は複利の力で置いてけぼりになる可能性があります。

ただしジャックとジルの話はあくまでも10%という高利回りが前提になっています。
全世界株(年8.5%)のシミュレーションのように、年利が1%~2%下がるだけで結果はガラッと変わります。
ちなみに日経平均の過去30年利回りは0.2%~0.3%ほどと言われているので、ジル(総投資2,000万円)の圧勝です。

なので結局やるべきことは「安定した入金力を確保する」ということです。
毎月コツコツと投資し続ける力を確保するのです。

具体的には「支出を抑え、収入を増やし、投資に回すお金を増やす」ということがベストな選択肢となり得ます。

色んな局面に備え、ジャック(投資を早く始める)とジル(毎月安定した投資をする)の良いとこ取りな運用が理想と言えそうです。

おわりに

ジャックとジルのお話を聞いて、「とりあえず早く投資を始めなきゃ!」というのは正にその通りなのですが、それと同じく大切なのは安定した入金力です。

10%(S&P500)の利回りでジャック(弟)が圧勝、8.5%(全世界株)でジル(姉)が勝利となったように、複利の力は利回りによって大きく変わります。

ジャックのように早く投資を始めたからオレは勝ち組だ!

とだけ考えるのは間違いで、ジルのような安定した入金力も重要であることを忘れていけません。

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