ファミマのコード決済サービス「ファミペイ」。
ファミマだけではなく、ファミペイ導入店やスマートコード導入店でも使える、意外と汎用性が高いアプリです。
そんなファミペイですが、最近は何かと「ファミペイ翌月払いを普及させよう・使わせよう」という動きが活発になっています。
ファミペイ翌月払いはあと払いサービスのため出来れば使わないほうが良いのですが、お得なキャンペーンに参加するには必要だったりして悩ましいところです…
本ページではそもそもファミペイ翌月払いってなに?という基本をはじめ、ファミペイ翌月払いの利用を最低限に抑えてお得なキャンペーンに参加するコツをまとめています。
そもそもファミペイ翌月払いとは
ファミペイ翌月払いは最近よくある「あと払いサービス」です。
ファミペイ翌月払いの詳細ページでは「チャージ不足でもOK!」「手数料無料」「ファミペイボーナスも貯まる!」など耳ざわりが良い言葉を使っていますが、その実態はカードローンやリボ払いと何ら変わりありません。
翌月払いの利用手数料は翌月の精算なら無料ですが、支払ができないときは利用残高が繰り越され、かなりの実質年率が加算されます。
しかしファミペイを含めた決済サービスも慈善事業ではないので、あと払い系サービスは利益を得るためには必須な機能です。
利用者側としてはマネーリテラシーが問われる機能となります。
ファミペイのキャンペーンと翌月払い
ファミペイでは定期的にお得なキャンペーンを実施しています。
例えば本記事作成時点では2022年2月1日~2月28日まで、最大20%還元のキャンペーンを開催しています。
すごいお得なキャンペーンなのですが、これには還元上限が設けられていて
- 誰でも:500円相当(購入金額2,500円まで)
- ファミペイ翌月払い利用者:2,000円相当(購入金額10,000円まで)
と、ファミペイ翌月払いを1円でも利用した人が優遇されています。
これは今回だけの話ではなく、ここ数回の大型キャンペーンはいずれも「ファミペイ翌月払いを利用するのが前提」といったものが多いです。
そのためお得なキャンペーンに参加するには「ファミペイ翌月払いをちょっとだけ利用する」というのが1番期待値が高いのですが、ファミペイ翌月払いは利用条件が中々クセがあるのが特徴です。
ファミペイ翌月払いの利用条件
使い方によってはお得なファミペイ翌月払いですが、「あと払い」という性質上、誰でも使える機能ではありません。
申し込み自体は「3ステップ」「最短5分」で利用可能なのですが、利用にはいくつか条件があります。
口座登録
ファミペイ翌月払いを利用するには銀行口座登録が必要です。
ファミペイ翌月払いの精算が口座引き落としで行われるためです。
ただファミペイに登録できる銀行口座はかなり限られています…。2022年2月21日時点では9社しか対応していません。
本人確認
ファミペイの本人確認には以下のいずれかの書類が必要です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 運転経歴証明書
- パスポート(2020年1月以降に発行された住所欄のないパスポートは現在ご利用できません)
- 在留カード
審査
銀行口座登録や本人確認登録が終わっても、所定の審査に合格しなければファミペイ翌月払いは利用できません。
例えば過去にクレジットカードの支払いを滞納した人など、信用情報に傷が残っている人は審査に通りにくい可能性があります。
18歳以上のみ
ファミペイ翌月払いを利用できるのは18歳以上の人のみです。
本人確認書類にパスポートがあるため、子供でも申し込めるのかな…?と不安に思いましたが、年齢制限があって一安心です。
なので中学生・高校生が勝手に翌月払いを使うことは出来ません。
ファミペイ翌月払いを使うには残高を0にする必要がある
ファミペイ翌月払いの利用登録が完了したら、いよいよ利用編です。
ファミペイ翌月払いにはちょっと厄介な仕組みがあります。
それは「残高が優先して消費され、残高が無い時に翌月払いの枠が使われる」という点です。
実際にファミペイアプリの画面を見て説明していきます。
ちょっと見づらくて申し訳ありませんが、こちらがファミペイ残高の内訳表示画面です。
赤枠がボーナスも含むファミペイ残高、青枠が翌月払いの残高です。
ファミペイ残高の消費優先順位は
- ファミペイボーナス期間限定(ファミペイボーナスを使うON時、画像下部赤線部分)
- ファミペイボーナス(ファミペイボーナスを使うON時、画像下部赤線部分)
- ファミペイ残高
- ファミペイ翌月払い
となっていて、1~3のファミペイ残高があるとファミペイ翌月払いが利用できない仕組みになっています。
なので
お得なキャンペーンに参加するために翌月払いをちょっとだけ使いたいな…
と思っても、ファミペイ残高が大量にあった場合には、それらを消費しなければ翌月払いは利用できません。結構やっかいですよね…
なので個人的にはファミペイへのチャージは本当に最低限にして、いつでもファミペイ翌月払いに手を付けられるように管理しています。
少しだけ使うコツ2選
上記のようにファミペイ翌月払いを使うには残高を0円にする必要があるのですが、以下では効率よくファミペイ翌月払いをちょっとだけ使う方法をご紹介します。
バリアブル対応のPOSAカードがオススメ
ファミマではファミペイ払いでPOSAカードが購入できます。しかもファミペイボーナスまで付く親切設計です…。
POSAカードはAmazonギフトや楽天ギフトのような他サービスで使えるプリペイドカードです。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、合わせてご確認ください。
POSAカードは大きく分けて「金額固定」と「金額指定(バリアブル)」の2種類がありますが、翌月払いをちょっとだけ使うには「金額指定(バリアブル)」のほうを選びましょう。
金額指定のPOSAカードは1円単位で購入金額が指定できるので、例えばファミペイ残高が1,650円ある場合、POSAカードを1,651円分指定すると、1円だけ翌月払いを使うことが出来ます。
オススメのPOSAカードはAmazonです。
楽天でもいいのですが、楽天はチャージ金額の有効期限が6か月と短めです。
Amazonは有効期限が10年あるので、ゆっくりと消化できるのが魅力です。
ただ楽天でもAmazonでも、POSAカードの購入は1,500円~です。
ファミペイ残高が少ない人は次の方法がオススメです。
少額ならAmazonギフトがオススメ
ファミペイ残高が500円くらいなので、1,500円以上もするPOSAカードを買うものなぁ~…
という人は、AmazonギフトをAmazon公式サイトから購入しましょう。
ファミペイ残高が20円しかない場合、21円のAmazonギフトを購入するだけです。
具体的な手順は次の4ステップです。
- AmazonでEメールタイプまたはチャージタイプのAmazonギフトを購入します。
- 支払い方法をコンビニ支払いにします。
- メールで「お支払い番号(お客様番号)」と「確認番号」が届くので、この番号をファミマに設置しているファミポートに打ち込みます。
- 支払い用レシートが出てくるので、それをレジまで持っていき、ファミペイで支払いをします。
ファミポートに慣れていない人には一見難しそうに見えますが、要はコンビニ支払いをファミペイで支払うだけなのですごく簡単ですよ。
ファミポートのメニューは左上にある「コンビニでお支払い」を選びます(もしかしたら仕様変更で変わっているかも…。支払い系のメニューを押せばOK)。
こちらがファミポートから出てくるレシートです(写真は3回分ですが、本来は1枚です)。これをレジに持って行って、「ファミペイで」と言うだけでOK。
購入するギフト券はEメールタイプだと15円~購入が可能です。
チャージタイプは100円~ですが、支払いが終わればAmazonアカウントに自動的にチャージされるので、ギフト券番号入力の手間が省けます。
数十円~数百円の残高を消費しつつも、翌月払いの枠をちょっとだけ消費するにはかなり有効な方法です。
おわりに
ちょっとややこしいファミペイ翌月払い。
キャンペーンをお得に攻略するには欠かせない存在になっていますが、
- 翌月払いの利用枠は残高が0円になってから使える
- 残高はPOSAカード、特に金額指定が出来るAmazonバリアブルカードがオススメ
- 残高が少額の場合はAmazonギフトのコンビニ支払いがオススメ
の3点さえ抑えておけば、かなり効率よく立ち回れるはずです。
翌月払いは敬遠しがちな人も多いと思いますが、上手く付き合えばお得な機能です。
常用することなく、キャンペーン時だけ活用させてもらいましょう。
コメント