2021年2月に株主優待の改悪を発表したワタミ(7522)。
2021年5月末にワタミの改悪後初となる株主優待が到着しました。
2021年3月期分の優待です。
ワタミ 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
3月と9月、年2回です
優待内容
ワタミの優待特典は下記の通りです。
100株〜 | 4,000円相当(年間8,000円相当) |
300株〜 | 7,000円相当(年間14,000円相当) |
500株〜 | 10,000円相当(年間20,000円相当) |
1,000株〜 | 15,000円相当(年間30,000円相当) |
ワタミでは1,000株以上保有で3年目・6年目にオリジナル記念品が貰える長期保有特典を導入しています。
オリジナル記念品は複数種類(4種類?)の中から選べるようです。
私は100株保有なのでお目にかかったことはありませんが、1000株以上の長期保有ユーザには楽しみの1つになりますね。
優待利回り
株価を880円と仮定した場合の優待利回りです。
100株 | 9.09% |
300株 | 5.30% |
500株 | 4.55% |
1,000株 | 3.41% |
優待目的だったら100株保有がお得ですね。
優待内容の改定により表面上の優待利回りは上がっていますが、利用制限を冠がると実質の価値は100株保有でも4%に届くか届かないか、といったレベルだと思われます(利用制限については後述)。
利用単位
1枚500円です。
点線に沿って切り、レジで渡すだけの単純な優待です。
利用制限
今までは1会計で複数枚利用できたワタミの優待券ですが、今回の優待から1人1枚の利用制限があります。
また
- ランチタイム(11時~16時)利用不可
- 宅食サービスでの利用制限
も加わり、非常に使い勝手が悪い優待となりました。
詳しい改悪内容はこちらの記事にまとめています。合わせてご確認ください。
なお優待利用時には各種電子マネーとの併用が出来ません。優待券裏面の注意事項はこんな感じです。
お釣り
お釣りは出ません。
優待券+他の方法(クレカや現金)での支払いが可能です。
利用可能店舗
優待到着時に同封されている「株主ふれあい通信」という冊子に都道府県別の利用可能店舗が記載されています。
また、公式サイトでも店舗検索をすることが可能です。
URL:https://watamishopsearch.jp/
最新情報は公式サイトになるので、来店前に確認をすることをオススメします。
ただしWebサイトには株主優待が利用できない店舗も含まれます(詳しくは後述)。
優待到着時期
3月期分 | 5月下旬に到着 |
9月期分 | 11月下旬に到着 |
権利確定日から2ヶ月程度で到着します。
3ヶ月〜4ヶ月待つ優待も多い中、かなり早く到着する優待です。
有効期限
3月期分(到着は5月下旬) | 同年6月1日~11月30日までの約6ヵ月間 |
9月期分(到着は11月下旬) | 同年12月1日~翌年5月31日までの約6ヵ月間 |
1年間が有効期限の優待も多いのですが、ワタミの優待は約半年です。
有効期限にはご注意ください。
ただし今回到着分の優待に限り、有効期限が1年(同年6月1日~翌年5月31日)となっています。
ワタミの優待は到着直後には利用期間外となっていますので、その点も注意が必要です(今回の優待は2021年5月末到着、利用開始は6月1日~)。
商品引換え制度がありますが…
外食系優待でよくあるのが、優待券を返送することで自社商品と交換ができる「商品引換え」制度。
ワタミでもご多分に漏れず、この商品引換制度を用意しています。
しかし前回優待到着分からいつも大人気だったアイスの引き換えが無くなる大改悪…。代わりに追加されたのが「きく芋」という商品で、これが大不評だったことは記憶に新しいです。
そして利用制限が追加された今回到着分も、相変わらずのきく芋推し。
1人1枚の利用制限があるため商品引換を希望する人が多いと思うのですが、これでは引換もためらいますよね。
利用可能店舗は?
ワタミの優待は多くのグループ店舗で利用可能ですが
- から揚げの天才
- OLIVE CBICKEN cafe
- 初代にぼ助
- 二代目にぼ助
の4ブランドのみ利用できません。
株主優待券は冊子の中にあります
ワタミの株主優待は「株主ふれあい通信」という冊子の中ほどに同封されています。
ワタミ株主にとってはお馴染みですが、初到着の人は報告書だと思って捨ててしまう人もいるようなので、見落としのないようにご注意ください。
ワタミの株主優待をお得に利用する方法
利用制限が設けられたワタミの株主優待。気休めではありますが、お得に利用する方法を2つ紹介します。
ワタミふれあいカードのお食事券と併用
ワタミには「ワタミふれあいカード」という自社ブランドのクレジットカードがあります。
ワタミふれあいカードの2大特典は「誕生月特典」と「5%オフ特典」です。
誕生月特典は2500円分(500円×5枚)のお食事券がもらえますが、これも1人1枚の利用制限があります。
なので「株主優待券1枚+誕生月お食事券1枚+足りない分はワタミふれあいカードで5%オフ」で支払うことで、1人1,000円OFFが可能です。
詳しくは下記記事で解説していますのでよろしければ合わせてご確認ください。
低単価のお店で使う
「1人1枚の利用」「ランチタイム不可」の利用制限が追加されたことにより、コスパの良い食事で利用することが難しくなりました。
そのためお得に使うとなると「低単価店舗」で「複数回食事する」という選択になります。
居酒屋は単価が高くなりやすいので、「にくスタ(ステーキ・ハンバーグ店)」のような1人1注文で済むようなお店が良さそうですね。
また最近店舗を増やしている焼肉の和民で、「肉 + ライス」を頼んでサクッと帰るというのもアリかもしれませんね(強メンタル必須です)。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
改悪後、初の到着となるワタミの株主優待券。
希望は商品引換制度でしたが、相変わらずのきく芋ラインナップで残念です…。アイスの復活が待ち遠しいですね。
ちなみに私が住む北海道は業績悪化の退店ラッシュでワタミ系列が根絶しました…
ぽっかりと空いた地図は寂しいばかりですが、今の北海道(2021年5月時点)の感染状況を見ていると、早めの撤退は英断だったのでは…と思います。
感染症が収まった段階で、北海道に焼肉の和民ができないかな…と待ちわびています。
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