好きな時に好きな時間だけ車を借りられるタイムズカーシェア。
私も普段から愛用しており、当サイトでも複数の記事を掲載しています。
そんなタイムズカーシェアですが、久しぶりに大型機能アップデートがありました。
アプリから解錠・施錠ができる電子鍵機能が実装されたとのことです。
本ページではタイムズカーシェアのアプリ解施錠の概要をはじめ、利用手順や注意点をまとめています。
アプリ解施錠機能が追加
2022年3月1日よりタイムズカーアプリに電子鍵機能が実装されました。
従来はICカードをかざしての解錠・施錠が必須でしたが、これがアプリからリモートで可能になります。
この機能はまずはiOSからの先行リリースとなっていて、Androidは2022年7月の対応予定とのことです。
ちなみに電子鍵を使いたいときの車両予約はWebまたはAndroidからでもOKです。あくまでも利用開始時または利用終了時にiOS版アプリで操作をすると、アプリ上から解錠・施錠が出来る機能となります。
キャンペーンも実施中
本機能の導入に合わせて、iOS限定ではありますがeチケットが貰えるキャンペーンが実施されています。
開催期間は2022年3月1日（火）〜2022年4月27日（水）で、参加条件は次の通りです。
- 【30分】アプリ解施錠機能の利用登録をする
- 【30分】アプリで予約をしてクルマを利用する（たぶんiOSアプリのみが対象）
- 【30分】アプリ解施錠機能でクルマの解施錠をする
- 【6時間】上記３つを満たした人の中から抽選で2,000名にプレゼント
漏れなく90分、さらに抽選で6時間分、合わせて最大450分のeチケットが貰えるキャンペーンです。
eチケットを貰えるキャンペーンは少ないので、対象の方は絶対参加しておきましょう！
またAndroid向けには2022年7月に同様のキャンペーンが開催予定とのことです。
電子鍵の利用シーン
アプリからの解施錠が可能になったことによる代表的な利用シーンは以下の２つだと考えます。
カードを持ち歩かなくてもOK
電子鍵のメリットはなんと言ってもICカードを持ち運ばなくていいことですよね。
私は普段財布にICカードを入れていて、財布自体をあまり持ち歩いていない生活なのですが、タイムズカーシェアを利用するときはわざわざ財布を持って外出します。
小さなことですがこれが若干ストレスです…
家族を先に家の前に降ろしたときに、財布が入ったリュックごと降ろしてしまいICカードが無くて返却できなかった思い出も…
電子鍵の登場により、一応はカードを持ち歩かなくてもカーシェアは利用できるのですが、利用ガイドでは「必ず会員カードはお持ちください」との一文があります。
確かに充電が切れた場合や、電波状況が悪い場所では使えません。
完全にカードを持ち歩かない人は、アプリでの解施錠が行えなくても補填は一切なく、自己責任となりますのでご注意ください。
カードを紛失しても使い続けられる
これは抜け道的な使い方ですが、本来は会員カードを紛失すると再発行までの期間はカーシェアが利用できなかったのですが、電子鍵の登場により紛失中も利用が可能になりそうです（ICカードは免許証と違って携帯義務がないため）。
一応カスタマーセンターにも確認しましたが
一応利用は出来ますが、会員カードを携帯するのが前提のためオススメは致しません。
との回答でした（2022年3月31日時点）。
ただし事前に紛失連絡をしていると利用停止状態になり、アプリ等からの車両予約自体が出来なくなりますのでご注意ください。
なおICカードの紛失・再発行に関する詳細はこちらの記事でまとめていますので、是非合わせてご覧ください。
電子鍵の利用手順
私は普段Androidを利用していますが、電子鍵を利用したかったのでiPhoneを用意して早速利用してみました。
事前の電子鍵登録
まずはアプリから鍵の登録を行います。
トップページ右下の「その他」をタップして…
右上の「設定」をタップします。
下のほうに「アプリ解施錠機能」という項目があるので、ここをタップします。
「利用登録（認証コード送信）」をタップすると…
登録している携帯電話番号にSMSが届くので、６桁の認証コードを入力します。
以上で鍵の登録が完了です。難しいことは一切なく、道なりに進むだけです。
鍵の登録は１会員１端末までなので、機種変更をするときは必ず鍵の登録を解除してから、新しい端末で再度鍵登録をしましょう。
解錠
アプリでの解錠も、ICカードのときと同じように「開始時間15分前」から可能です。
位置情報をONにした状態で車両の近くに行き、メニュー下部の「利用する」を選択します。
「利用手続きへ」を押して…
表示されている車両番号を確認し、「利用開始（解錠）」をタップします。
ログインパスワードを求められるので、入力後にOKを押すと…鍵が開きます。
個人的にはこのパスワード入力は邪魔で、無くてもセキュリティ的にはそこまで変わらない気がしています。
この利用メニューは電子鍵機能が登録してから追加された画面のようですが、ここから「利用時間の延長」と「返却地案内」がワンタップで出来るようになっていました。便利ですね。
施錠
車の利用が終わったらアプリで施錠をしてみます。
物理キーを元の位置に戻して、車外に出たあとに、トップメニューの「利用する」から「返却手続きへ」のボタンをタップします。
返却時の注意事項が表示されるので、１つずつチェックを付けていきます。
チェックを付けたら「返却（施錠）」をタップします。
ここでもパスワード入力が必須です。複雑なパスワードを設定している人は結構面倒ですね。
以上で施錠が完了です。以降に予約が入っていない場合は、１度だけ忘れ物解錠が可能です。
またしつこいようですが下部にも記載があるようにアプリが不調なときなどは会員カードで施錠をしなければなりませんので、持ち歩くことが強く推奨されています。
注意点
実際に使ってみても非常に便利だったアプリの解施錠ですが、利用時に注意したいことが３つあります。
データ通信と位置情報はONにしておく
アプリでの解施錠をするには
- データ通信ON
- 位置情報ON
の２つが必要です。
私はiPhoneはSIMを挿さずに利用しているため、解施錠をするときに手持ちのメイン端末からのテザリングが必要でした。
ちなみにトヨタシェア等のようにBluetoothでの解施錠ではないため、BluetoothはOFFのままでも利用可能です。
利用中の解錠・施錠は物理キーで
利用中の解錠・施錠は従来通り物理キーで行います。利用時は画像の通り解錠・施錠に関する項目はありません。
個人的には車の鍵って結構無くしやすいアイテムなので、スマホで全ての解施錠が出来たら嬉しかったのですが、現時点ではそこまでは対応していません。
車の中から施錠できてしまう
１番注意したいのが電子鍵を使うと車の中から施錠（返却手続き）が出来てしまう点です。
今までは施錠時に外側にあるタッチ部にICカードをかざす必要があったので起こりえなかった事ですが、本機能では車内にいながら施錠が出来てしまいます…。
誤って車内にいながら施錠（返却手続き）をしてしまった場合には、まずは一呼吸おきましょう。
間違ったからと言って中から車の鍵を開けてしまうと、イモビライザーが反応し、大音量のアラームが鳴り響きます（2022年3月31日、カスタマーセンターに確認済み）。
なので誤って施錠したときは次の２つの方法で対処しましょう。
- 次の予約がなく忘れ物解錠ボタンが押せるときは、忘れ物解錠をタップし、外に出ててから再施錠する
- 忘れ物解錠ボタンが押せないときはカスタマーセンターに電話をし、リモートで解錠をしてもらう
間違ったからと言って慌てて行動することなく、落ち着いて対処をしましょう。
おわりに
タイムズカーシェアでアプリにより解施錠が実装されました。
タイムズは他社ではコストがかかり過ぎて敬遠されがちなICカード配布をわざわざ行ってきましたが、「他社のようにアプリから鍵を開けたい！」等の声が大きかったのかもしれません。
ただし新機能を使わなくても従来通りICカードを使ってカーシェアを利用できるため、「好みのほうをユーザーが選んで使える」というのは最大の利点です。
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