Amazon Prime Videoで若い人を中心に人気な「ウォッチパーティ」という機能をご存じでしょうか?
ウォッチパーティーは、プライム会員が最大100人の友人とオンラインでチャットしながらリアルタイムで視聴できる同時視聴サービスで、離れた場所にいる家族や友人と一緒に鑑賞できる点が人気を博していました。
しかしそのサービスも利用者数がそれほど多くなかったのか、2024年3月31日をもってサービス終了のアナウンスが…。しかも「類似機能の提供の予定はありません」と同時に発表しており、機能が刷新されるわけでもないようです。
そこで、Amazonウォッチパーティと同じような機能がほかのサービスにもないのか、代替策を模索してみました。
本記事では、Amazonウォッチパーティに代わる類似サービスや、他の動画配信サービスのウォッチパーティ事情についてまとめています。
Amazon Prime ウォッチパーティ終了
2020年10月よりサービスを開始したAmazonのウォッチパーティ。
屋内で人と会いずらいコロナ禍の需要にマッチしていたものの、2024年3月31日をもって遂に終了します。
ウォッチパーティ終了後の代替案
サービス終了後も「類似機能の提供予定なし」とのことで、ウォッチパーティでの遠隔鑑賞会を楽しんでいる人は「LINE電話やZoomなどを繋ぎながら、同時に再生ボタンを押すしかないのか」というところです。
しかし、実際に同じ部屋で同じWi-Fiに繋いで別アカウントでウォッチパーティを行っても、デバイスの差なのか常に1秒のズレがありました。
たった1秒ですが、ハラハラする映画などの場合、1秒の差はけっこう大切です。
これを違う場所で通信速度も異なる環境で「せーの」で同時に視聴したところで、ズレてくるのは目に見えています。
今後もウォッチパーティを継続したいのであれば、方法は以下2点です。
- 時間差を諦めて同時に再生ボタンを押す
- ウォッチパーティのように同時視聴が可能な他の動画配信サービスを利用する
ウォッチパーティが出来る動画サービス
ウォッチパーティ同様に「離れた場所で同時視聴が出来る動画配信サービス」を探したところ、本記事作成時点では以下のサービスが該当しました。
当然ながらどれも「視聴する全員がサービスに加入していること」が条件となるため、価格や加入者数などが重要です。
また、ウォッチパーティは2人以上で行うため、Amazonのウォッチパーティのように作品に表示されている「パーティボタン」をタップし、招待リンクを送るだけの簡単な仕様であることも大切です。
以下ではそれぞれの月額、作品、ウォッチパーティの方法などについてまとめています。
Netflix:Teleparty(旧ネットフレリックスパーティ)
本ページで紹介するサービスの中で、1番加入者数が多いと思われるNetflixでは、Teleparty(テレパーティ)というアプリを使用してウォッチパーティが可能です。
アプリはAndroid版とGoogle chrome拡張機能があるため、パソコンからも視聴可能です(iPhoneの場合もおそらくchromeの拡張機能を使えば利用可能です)。
月額790円~のNetflixなら話題作品も多く、話題のオリジナル作品も視聴できるため魅力的です。
ただし、個人的には、英語表示で分かりにくいため最初のハードルが高いです。
Hulu:ウォッチパーティ
Hulu(フールー)のウォッチパーティはパソコン、スマートフォン、タブレットに対応しており、最大8アカウントで視聴可能です。
また、Amazon同様に作品ページの「ウォッチパーティ」ボタンから招待できるため直感的に操作が出来ます。
Huluは月額1,026円でアニメ・邦画・洋画などがバランス良く楽しめます。
Huluの加入者数は日本国内で約300万人(本記事作成時点)と多いので、意外と使える機会は多いかもしれません。
Disney+:SharePlay
月825円(年払いの場合)でディズニー映画が見放題のDisney+には「SharePlay」という機能があります。
元々「グループウォッチ」という名前でウォッチパーティ同様の仕様があったのですが、2023年9月に突如サービスが終了となり、現在はFaceTimeで通話しながら作品を一緒に視聴できる「SharePlay」一択です。
FaceTimeの利用端末は「iPhone、iPad、Mac、Apple TV」などのApple製品でしか利用できないのでご注意ください。
また、ハピタスというポイントサイトを経由してDisney+に申し込むと、本記事作成時点(2024.3.6)で1,200~4,000円相当のポイントが貰えます。
公式サイトから申し込むとこの特典は受けられませんので、必ずポイントサイトを経由して申込をしましょう。
DAZN:FanZone(グループ観戦)
月額980円~のスポーツ・チャンネルDAZN(ダゾーン)には「FanZone」というグループ観戦機能があります。
人数制限はなく、ライブ配信を一緒に視聴しているファン同士でオンラインチャットができるものです。
友達同士だけで観戦する「招待機能」や「グループ機能」のようなものではなく、知らない人同士で一緒に盛り上がる、他のサービスとは異なる仕様です。
また、ワラウというポイントサイトを経由してDAZNに申し込むと、本記事作成時点(2024.3.6)で2,800円相当のポイントが貰えます。
公式サイトから申し込むとこの特典は受けられませんので、必ずポイントサイトを経由して申込をしましょう。
dアニメストア:d-party
月額550円で5,700作品以上のアニメが見放題なdアニメストアは非公式アプリではありますが、「d-party」というChrome拡張機能を使ってウォッチパーティができます。
d-partyはdアニメ専用機能のため、NetflixのTelepartyとは違い日本語で分かりやすいのがポイントです。
また、モッピーというポイントサイトを経由してdアニメストアに申し込むと、本記事作成時点(2024.3.6)で550円相当のポイントが貰えます。
公式サイトから申し込むとこの特典は受けられませんので、必ずポイントサイトを経由して申込をしましょう。
WATCHA:WATCHAパーティー
WATCHA(ウォッチャ)は月額869円~の韓国作品に強いサブスクです。
韓国作品以外も豊富に取り扱っていますが、日本では知名度の低いディープな韓国作品をお求めの方におすすめのサービスです。
そんなWATCHAでは最大2,000名まで同時にチャットができる「WATCHAパーティー」があります。
多サービスに比べると利用者は少ないですが、初回1ヶ月無料体験も実施されています。
ウォッチパーティが出来ない動画サービス
上記のサービスは複数人視聴に対応していますが、その一方で以下の動画配信サービスはウォッチパーティに対応していませんでした(本記事作成時点)。
それでもAmazon Prime Videoは圧倒的な神コスパ
ウォッチパーティが出来なくなるAmazon Prime Videoですが、それでもやはりオススメの動画配信サービスはAmazon Prime Videoだと言えそうです。
その理由は圧倒的な価格の安さと種類、そして動画配信以外のサービスの充実です。
下の表は代表的な映像サブスクサービスとの価格比較です。(※月額料金は2024年3月6日時点のもの)
サービス名 | 月額料金 (税込) | 備考 |
Prime Video | 491円 | 年払い時。他にも特典盛り沢山 |
U-NEXT | 2,189円 | 雑誌読み放題、1200P/月の付与もある |
Netflix | 790円〜 | スタンダードは1,490円、プレミアムは1,980円 |
Lemino | 990円 | 旧dTV |
ディズニープラス | 825円 | 年払い時。ディズニー映画が見放題 |
FODプレミアム | 976円 | 一部雑誌・漫画読み放題付き |
TELASA | 618円 | auスマプレ特典でも一部楽しめる |
ABEMAプレミアム | 960円 | ABEMA独自コンテンツが豊富 |
Hulu | 1,026円 | アニメ・邦画・洋画バランス良く楽しめる |
改めて表にしてみるとAmazonプライムのお得度が際立ちます。
もちろんU-NEXTだと雑誌読み放題やポイント付与があったり、ディズニープラスだとディズニー映画が見放題など、各社独自のサービスを展開しているため「このサービスが良い!」という結論は出せません。
でもプライムビデオはあくまでもAmazonプライムの一部特典です。
その点からみるとコスパの面ではやはりプライムビデオに分があるな、と感じます。
またAmazonプライムは直近の加入実績がない場合、30日間無料で加入することが出来ます。
とりあえず無料加入してみて、気に入らなければ無料で解約できるのは魅力的です。
また現在はAmazonプライムの紹介サービスが実施されていて、条件をクリアすると1,000Pがゲットできます。
条件は「Amazonプライム加入後、30日以内に2,000円以上買い物をする」という緩いものですので、まだプライム会員になっていない人は黒字で加入できるチャンスです。
おわりに
Amazonのウォッチパーティ終了に伴い、他サービスのウォッチパーティ事情を調査したところ、6つのサブスクで似たような機能があることが確認できましたが、対応デバイスが限られていたり、使い方が分かりにくいなどデメリットも目立ちます。
また、いくら他サービスにウォッチパーティ機能があっても、Amazonプライムのように利用者が周りにいなければ一緒に楽しむことが出来ません。
やはり、ウォッチパーティがなくなってもAmazonプライムビデオがイチオシと言えそうです。
当ブログでは他にも「Amazonサービスに関する記事」を多くまとめていますので宜しければご閲覧ください。
コメント