コロナ禍にテイクアウト需要を上手く取り込み、順調な経営を続けてきた吉野家ホールディングス(9861)。
本記事作成時点(2022年5月7日)では「キャンペーン丼の名入れ問題」「マーケティング施策の問題発言」「採用担当の国籍差別問題」など、本来の業務とは関係のないところに注目が集まっていて非常に残念です…
そんな吉野家の優待が2022年5月上旬に届きました。2022年2月期分の優待ですが、今回は改悪後初となる到着です。
吉野家 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
2月と8月、年2回です
優待内容と優待利回り
優待内容は2月・8月、どちらも同じです。
今回の到着分から内容が変更になっています。また株価を2,400円と仮定した場合の、変更前・変更後の利回り比較は次の通りです。
表の通り100株保有では優待利回りが低下しています。
変更前は100株保有が最高利回りだったのに対し、変更後は200株保有が最高利回りとなります。
詳しくは後述しますが、100株保有は商品引換が不可なので、現在100株保有で商品引換を利用している人は200株への買い増しをオススメします。
私は優待変更の内容を把握していたのですが、100株を買い増しし忘れました…
機を見て200株保有にする予定です。
利用単位
以前までは1枚300円の優待券でしたが、今回到着分から1枚500円に変更されました。
この変更は多くの人から「使い辛くなった…」「いつも注文するものだと金額が足りない!」など、中々不評なようです…。
1番売れているであろう牛丼並盛が税込み426円なので、確かに300円のほうが使いやすいですよね…
利用制限
同時に複数枚利用可能です。対象外の商品もありません。
クーポンや他ギフトカード等とも併用可能です。
その他の注意事項は優待券裏面の通りです。
お釣り
お釣りは出ません。
吉野家の場合、端数はジェフグルメカードで払うことをオススメしています(詳しくは後述します)。
利用可能店舗
吉野家、はなまるうどんを始めとする吉野家グループで利用可能です。
利用可能店舗は公式の店舗検索ツールで確認することができます。
店舗検索ツール:https://www.yoshinoya-holdings.com/group/shop/
優待到着時期
2月期分 | 5月上旬に到着 |
8月期分 | 11月上旬に到着 |
権利確定日からだいたい3ヶ月くらいで到着します。
数年保有していますが、遅れて到着したことはありません。
商品引換え制度もリニューアル
優待内容の変更に伴い、商品引換も若干リニューアルされました。
- 100株~199株保有:商品引換不可
- 200株~999株保有:Aセットと交換可
- 1000株~1999株保有:Bセットと交換可
- 2000株~保有:Bセット2つと交換可
100株保有の方は残念ながら商品引換が利用できません。
ちなみに2022年5月到着分のAセット(5,000円相当)は以下の冷凍商品です。
- 牛丼 4食
- 焼鳥丼 3食
- 豚丼 2食
- 牛鍋丼 2食
- 親子丼 2食
Bセット(6,000円相当)はAセットの商品に加え、
- 牛焼肉丼 2食
- 紅ショウガ 1袋
となっています。
なお吉野家に確認したところ「複数名義の優待を合算して引き換えることは出来ず、商品引換は1名義単位に限る」とのことです(例えば100株保有、3名義分の優待でAセットとは引換できない)。
オススメの使い方
1枚500円で利用できる株主優待券ですが、吉野家で500円単位ちょうどで支払うのは至難の技です。
お釣りがでないため、端数は違う方法で支払うのがベターなのですが、オススメなのがジェフグルメカードです。
ジェフグルメカードを安く買う方法については下記記事にて紹介しています。
ジェフグルメカードはギフトカードの中でも珍しい、お釣りが出る金券です。
例えば、額面500円のジェフグルメカードを475円(5%オフ)で手に入れたと仮定します。
吉野家で520円の会計だったとした場合・・
- 株主優待券を1枚
- ジェフグルメカードを1枚
でお会計をすると、手元には480円が残ります。
475円で買ったジェフグルメカードを利用し、480円の現金が手元に残るため、差し引き+5円になりました。
お釣りが出る金券ならではの現象です。
ただ、吉野家では積極的なキャッシュレス決済の拡充がみられます。
もちろん他決済のほうがポイント還元がいい場合もありますので、その時々のキャンペーンにも注目ですね。
しかし、ポイントは後日還元の場合が圧倒的に多いですが、その場で即現金に変わるジェフグルメカードはお得度にインパクトがあります。
常に5%前後の割引率を維持できるのも魅力的です。
有効期限の延長情報
外食自粛に伴い各社は株主優待の有効期限を延長していますが、吉野家は延長情報がありません(本記事作成時点)。
吉野家はテイクアウトやドライブスルーでも利用できるため、消費には困らない人が多いと思われます。
インターネットの議決権行使で1000円分のプリペイドカードが抽選
今回の株主総会招集通知では、インターネットの議決権行使での特典があります。
抽選にはなりますが、吉野家の1,000円分プリカが貰えるチャンスなのでやっておきましょう。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
吉野家の株主優待は、使いやすさとお得感から、株価を気にせずにずっと保持している銘柄の1つです。
優待制度の若干の改悪はありましたが、そこまで大きな改悪ではなく一安心です。
ただ吉野家はここ数年グループ会社の売却による、優待利用先の減少が目立ちますね…。直近では
- 「一口茶屋」が優待利用対象外に
- 「フォルクス」「ステーキのどん」を運営するアークミールを売却して優待利用対象外に
- 「京樽」「海鮮三崎港」「すし三崎丸」を運営する株式会社京樽を売却して優待利用対象外に
など、ここ数年で優待利用可能店が激減しています。
ですが本州、特に西日本にお住まいの方は株式会社ウィズリンクの利用可能店舗が拡充されています。牛丼に飽きたな~、という人はラーメンが食べられますので要チェックです。
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