PayPayがコード決済サービスの覇権を握ったことで勢いづいているヤフー系サービス。
私はメインにヤフー経済圏を利用しているのですが、ここ最近の大盤振る舞いには目を見張るものがあります。
特にPayPayを利用しているだけのライトユーザーの囲いこみがうまく、高還元率を得るためのハードルが非常に低いところが特徴です。
本ページではヤフー経済圏ってなに?という話から、ヤフー経済圏でだれでも簡単に高還元を得るためのコツを4つご紹介します。
ヤフー経済圏ってなに?
そもそもヤフー経済圏ってなに?という点ですが、インターネットショッピング・スマホ・銀行・クレジットカード・電子書籍などなど…、各種サービスを利用するときにその会社のサービスを使い倒す行為を「○○経済圏で暮らす」などと表現します。
ヤフー経済圏の他には「楽天経済圏」「au経済圏」「Amazon経済圏」などがあります。
例えばヤフー経済圏だと…
- インターネットショッピングはヤフーショッピング・PayPayモール
- 食料品はLOHACO
- 電子書籍はebook
- フリマアプリはPayPayフリマ・ヤフオク
- クレジットカードはヤフーカード
- コード決済はPayPay
- スマホはソフトバンクかワイモバイル
- 銀行はPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
などが代表的なサービスです。
楽天経済圏だと
- インターネットショッピングは楽天市場
- 電子書籍は楽天ブックスのKobo
- フリマアプリはラクマ
- クレジットカードは楽天カード
- コード決済は楽天Pay
- スマホは楽天モバイル
- 銀行は楽天銀行
- 証券口座は楽天証券
などが当てはまります。
ちなみにヤフー経済圏は「PayPay経済圏」とも呼ばれています。
経済圏は複数利用をオススメ
本記事作成時点では経済圏最大手の「楽天経済圏の改悪」が目立ちます。
代表的なところで言うと…
- 楽天ゴールドカードのSPUダウン
- 楽天でんきSPU除外
- 楽天カード公共料金支払いの還元率ダウン
- ラクマの販売手数料値上げ
などが挙げられます。
この改悪を経ても楽天経済圏はまだまだお得ではあるのですが、改悪が相次いだことで「1つの経済圏に依存するのは危険」という認識が広まりました。
そこでオススメしたいのが複数経済圏のいいとこ取りです。
例えば
- 楽天経済圏では高還元DEAL商品をかっさらう
- ヤフー経済圏では日曜日&5のつく日などお得な日を狙って買い物
- au経済圏ではガチャでお得なクーポンが手に入ったらお買い物
などです。
これによって各経済圏で「お得な商品を」「お得な日に」「お得なクーポンを使って」買うことが出来ます。
もちろん1つの経済圏にどっぷり浸かるよりは還元率は低くなりますが、各経済圏のいいとこ取りをすることで全体でみればかなりお得になります。
au経済圏の入門はこちらの記事を参考にしてください。
ヤフー経済圏で事前に準備すること
前置きが長くなりましたがここからはヤフー経済圏へ入門するためのお話です。
ヤフー経済圏に入る前に準備しておくものはたった1つ、
- PayPay連携されたヤフーID
だけです。
ヤフーIDを持っていない人はこちらのページ(公式)を参考にサクッと作ってしまいしょう。
難しい操作も一切ありません。
またヤフーIDを作成したら必ずPayPayの設定をしておきましょう。
スマホにPayPayをインストールしてもいいですし、パソコンからヤフーIDのPayPay設定をするだけでもOKです。
PayPay連携をしておかないと、ヤフーショッピングなどで得られるPayPay残高がお買い物で利用できません。
1.支払いはPayPayカード(ヤフーカード)で
ここからはヤフー経済圏で還元率を上げるコツを説明します。
1つ目のコツはヤフーショッピングやPayPayモールでの支払いは「PayPayカード」で支払いましょう。
他の支払い方法だと、ヤフーショッピング等で高還元を狙うために重要な「日曜日」や「5のつく日」で還元が得られないためです。
「PayPay残高」でも還元が得られるのですが、ヤフーカードのほうが0.5%還元が高い人が多いです(PayPay STEPの達成状況によります)。
複雑なことはさておき「とりあえずヤフーカードですべてを支払う」と覚えておきましょう。
2.日曜日と5のつく日を要チェック
2つ目のコツは買い物日の狙い撃ちです。
ヤフーショッピングやPayPayモールには「2大お買い物デー」があります。
それが「だれでも日曜日+5%」と「5のつく日」です。
だれでも日曜日+5%
だれでも日曜日+5%はその名の通りだれでも日曜日のお買い物が+5%されるスペシャルデーです。
ヤフーショッピングはPayPay残高で支払うと常時開催キャンペーンで+4%(2021年4月時点)が付くので、ただ日曜日に買い物をするだけで+9%がだれでも得られます。
PayPayモールだと+11%還元です。
ただし付与上限にはご注意ください。
日曜日+5%になるのは「2万円のお買い物まで(付与1,000円)」です。
購入するものによってはちょっと物足りないかもしれませんね。
次の日曜日になればまた2万円の枠が復活しますので、ほしいものが複数ある場合には分けて購入することをオススメします。
ちなみにソフトバンクスマホユーザであれば日曜日は+10%還元です(上限はお買い物1万円まで)。
5のつく日
5のつく日はヤフーショッピングとPayPayモールで誰でも+4%特典が得られる日です。
「5のつく日」という名前から、+5%と勘違いしがちですが、「ストアポイント1%と5のつく日+4%」で計5%還元になっています。
日曜日特典はストア特典を含まずに+5%なので、日曜日のほうが1%だけお得です。
ですが5のつく日は特典上限が5,000円相当(12万5千円のお買い物)とかなり大きいです。
高い家電などを購入するときは日曜日より5のつく日のほうがお得になることもありますので、買うものによって使い分けをしましょう。
日曜日+5のつく日がベスト
1年に数回しかありませんが、日曜日と5のつく日が重なることがあります。
2021年でいうと
- 4/25
- 7/25
- 8/15
- 9/5
の4回が該当します。
この日は+9%還元になるスペシャルデーになる可能性が高いです(2020年の実績より)。
なのでヤフーショッピングでは「だれでも+13%」、PayPayモールでは「だれでも+15%」と、PayPayで決済するだけでかなりの高還元となります。
3.ヤフープレミアム会員に無料で加入する
3つ目のコツはヤフープレミアム員への加入です。
ヤフープレミアム会員だと常時+2%の還元があります。
ヤフープレミアムの料金は月額508円(税込み)ですが、かなり頻繁に(常時?)数か月の無料キャンペーンを開催しています。
無料キャンペーンの対象か否かは人それぞれのようですが、中には「無料加入→解約→無料加入…」を繰り返して、常に無料でヤフープレミアム会員になっている人もいるようです。
ヤフープレミアム会員は常時+2%の特典が受けられますが、そのほかの特典としてヤフープレミアム会員限定企画へ参加ができるのも大きなメリットです。
代表的なのが「くらしの応援クーポン」です。対象ストアのみではありますが、8%オフクーポンがゲットできます。➡2021年7月より6%オフになりました。
またヤフーショッピング以外のヤフープレミアム会員特典として
- ヤフーロコ(食事予約)でお得に予約できる
- ヤフートラベルで還元率アップ
- 雑誌110種以上読み放題
など、多くの特典があります。
そのほかの詳しい特典はこちらのページ(公式)をご確認ください。
4.ポイントサイトを経由する
最後のコツは「ポイントサイトを経由すること」です。
忘れがちですがモッピーやハピタスなどでは常に1%の案件が用意されているので、しっかりと経由しましょう。
日曜日にポイントサイトを経由してお買い物するだけで…
- 基本ポイント:1%
- ヤフーカード支払い還元:1%
- 特盛キャンペーン:2%
- 日曜日:5%
- ポイントサイト:1%
の計10%還元が得られます。
手間やお金をかけずに誰でも10%還元を得られるのは非常に大きいです。
還元率をさらに上げるには…
ヤフーショッピングやPayPayモールでの買い物は上の4つを抑えておけばOKなのですが、もっと還元率を上げたい場合には次の3つも考えてみましょう。
前月に3サービス利用(最大+2%)
前月に3つ以上のヤフー系サービスを利用すると、次の月にヤフーショッピングで+1%、PayPayモールで+2%が得られます。
いつも各サービスを利用していたり、次の月に大きな買い物を予定している場合には達成する価値はありますが、個人的には無理に達成しなくてもいいのかな?と感じています。
前月にヤフーカード3万円(最大+2%)
前月にヤフーカードを3万円以上決済すると、次の月にヤフーショッピングで+1%、PayPayモールで+2%が得られます。
これはPayPayの3万円チャージでも達成できるので、「チャージはヤフーカード」「支払いはPayPay残高」という使い方をオススメします。
また3万円のカウントはカードの利用明細がカード会社に届いた時点です。
月末のぎりぎりに利用すると、今月ではなく次の月の利用分としてカウントされる場合があるのでご注意ください。
ワイモバイルのエンジョイパック(+5%)
現在ワイモバイルを契約している人で、Enjoyパックに未加入の場合にはぜひ加入をしましょう。
EnjoyパックにはヤフーショッピングとPayPayモールで毎日+5%の激熱特典があります。
Enjoyパックは月額550円(税込み)ですが、+5%に加え500円分のクーポンが毎月貰えるので実質負担はわずかです。
私もこのEnjoyパックを目当てにサブ端末にワイモバイルを契約しています。
回線変更を考えている人で、ヤフーショッピングをよく利用する人はワイモバイルを変更先に考えてもいいかもしれません。
ワイモバイルユーザはヤフープレミアム会員特典が無料で利用できるので、Enjoyパックに加入して日曜日にお買い物をすると…
- 基本ポイント:1%
- PayPay支払い還元:1%
- 特盛キャンペーン:2%
- 日曜日:5%
- Enjoyパック:5%
- ヤフープレミアム会員:2%
- ポイントサイト:1%
の計17%還元が得られます。でかいです。
ただしEnjoyパックの5%還元は上限1,000円まで(お買い物2万円)なので買い物金額には注意をしましょう。
おわりに
昨日・今日にヤフーIDを登録した人でも高還元を得られるのがヤフー経済圏の特徴です。
楽天経済圏だとSPUという独自の制度があるので、一部商品のみでしか高還元が得られません。また楽天カードも必須です。
ヤフー経済圏はとりあえずPayPayさえあればいいので、クレジットカードを作らなくていいのも手軽でいいですよね。
以上、ヤフー経済圏入門についてでした。
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