コロワイドグループの一角として有名なアトム(7412)。
コロワイドグループでおなじみのカード型株主優待を発行していることでも有名ですね。
そんなアトムの優待ですが、2022年6月末にポイントが着弾します。2022年3月期分の優待です。
アトム 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
3月と9月、年2回です。
優待内容
100株 | 2,000ポイント(年間4,000円相当) |
500株 | 10,000ポイント(年間20,000円相当) |
1,000株 | 20,000ポイント(年間40,000円相当) |
優待利回り
株価を760円と仮定した場合の優待利回りです。
100株 | 5.33% |
500株 | 5.33% |
1,000株 | 5.33% |
この手の株主位優待では珍しく、どの区切りで保有しても同じ利回りとなります。
また最近は株価が伸び悩んでいるため、高水準の優待利回りになっています。
利用単位
1ポイント = 1円で利用できます。
利用単位も1ポイント単位で利用できるため、全額株主優待でお会計することも可能です。
現金を使わずお会計できるのは大変ありがたいです。
利用制限
利用ポイントの制限はありません。
ホットペッパー等のクーポンとも併用可能です。
しかし株主優待ポイントを利用したことで付与されない特典も存在します(後述します)。
お釣り
お釣りはでません。
そもそも1,000円のお会計に対し、1000ポイントを超えるポイントを利用することが出来ません。
利用可能店舗
アトムが展開している「ステーキ宮」や「カルビ大将」等の店舗で利用できるほか、「コロワイド」や「かっぱ寿司」などの「コロワイドグループ」店舗でも利用が可能です。
利用可能店舗は中間報告書に同封されている「店舗一覧」でも確認できますが、最新情報は「コロワイドグルメサーチ」という公式サイトで確認が可能です。
株主優待はコロワイドグループすべてで利用できるわけではありません。
利用できる業態は次の通りです。
一方、利用できない業態は次の通りです。結構多いですよね。
優待到着時期
3月期分 | 6月に到着 |
9月期分 | 12月に到着 |
数年保有している実績から、だいたい下記の日程で付与されます。
- 3月期分:6月23日〜28日
- 9月期分:12月20日
今回の2022年3月期分は6/28に付与されます。
有効期限
ポイント付与日から1年後の月末までです。
後述する専用サイトで有効期限の確認が可能です。
利用方法
優待カードをレジ付近にある端末にかざしてポイントを支払いに充当します。こんな端末です。
詳しい利用方法は公式サイトに資料がありましたので、そちらをご確認ください。
利用方法:https://www.colowide.co.jp/ir/pdf/preferential.pdf
数年前に配布されたカードですが、カード裏面の注意事項は次の通りです。
優待カードは大切に保管を
コロワイドグループ(コロワイド・アトム・かっぱ寿司)の株主優待は「株主様ご優待カード」というカードにポイントが付与されます。
このカードは連続して株主名簿に記載されている限り、同じカードを利用することになります。
誤ってカードを破棄しまったり、紛失すると再発行に500ポイントがかかってしまいますのでご注意ください。
保有ポイントは専用サイトで確認できます
株主優待カードに入っているポイント数は専用サイトで確認できます。
株主専用サイトURL:https://www.colowide.com/ATOM
IDとパスワードの登録方法については初回の優待カードと同封されている書類に記載があります。
専用サイトでは以下のことが可能です。
保有ポイントの確認
ログイン後のトップページで保有ポイントが確認できます。
商品引換の申込み
最寄りに利用店舗がない等、ポイントが消費できない株主用に商品引換制度が用意されています。
商品引換制度は多くの企業で実施していますが、大体は手元に届いた優待を郵送で送り返すもの。
コロワイドグループは専用サイトでポチポチするだけで交換が完了するので非常に利用しやすいです。
しかもパソコン等の操作が苦手な方用に、郵送対応もしているというハイブリット対応です。
ちなみに最近ではトップページ上部に「産地、生産・製造者さん 応援商品」が掲載されることがあります。本記事作成時点では「ねぎとろとわさびのセット」でした。
ここは頻繁に入れ替わりますので、時々チェックしておくとお得で美味しそうなものをゲットできるかも知れません。
また年末年始にはおせちが登場します。私も昨年購入してみました。
有効期限の確認
先述した通り1枚の優待カードに複数回ポイントが付与されることから、有効期限の管理が若干煩わしいです。
ですが専用サイトではわかりやすい表形式で有効期限が確認できます。
有効期限が延長された場合も、こちらですぐに確認が出来ますのですごく便利です。
ポイント利用履歴
過去のポイント利用実績も確認可能です。
株主優待を利用するデメリット
株主優待ポイントを利用することで、お得ではなくなるケースが存在します。
キャンペーンの適用外
コロワイドグループでは株主優待ポイントを除外するキャンペーンや企画が存在します。
例えば過去にステーキ宮等で開催されていた「チケットバックキャンペーン」。
一部の店舗限定で20%チケットバックキャンペーンがありましたが、下部の注意事項にあります通り、株主優待ポイントではチケットバックされません。
ポイント利用分の領収書が発行されない
これはアトムの優待に限らないのですが、ポイント利用分は領収書の金額から除外されます。
具体的には、会計が5,500円・ポイント利用が5,000ポイントだった場合、領収書を発行してもらうと「500円」しか記載されません。
満額の領収書が必要な場面では、優待ポイントを利用しないほうが良さそうです。
複数の株主優待カードも利用できます
コロワイドグループでは「コロワイド」「アトム」「かっぱ寿司」の3社で同様の株主優待プログラムを導入しています。
私は3社とも保有しているので3枚の株主優待カードを持っています。
コロワイドグループの株主優待は1回の会計で複数枚利用可能です。
タッチパネル操作時に「続けて会計」を選択することで、複数枚の優待カードが利用できます。
株主同士で1ポイント単位の「割り勘」なんてことも簡単に出来ますね。
大戸屋では利用できない?使えるようになる予定は?
2020年9月にコロワイドが買収した大戸屋ホールディングス。
大戸屋は以前までお米が貰える優待を提供していましたが、本記事作成時点では他のコロワイドグループと同様にポイント発行に変わっています。
このポイントはコロワイド・アトム・カッパクリエイトと同様に、株主優待カードに付与される形式です。
そのため大戸屋の店頭には株主優待カードを読み取る端末が設置されているのですが、大戸屋で優待が利用できるのは大戸屋ホールディングスが発行するポイントのみです。
つまりコロワイド・アトム・カッパクリエイトの保有で付与されるポイントは大戸屋では利用できません(2022年6月14日時点)。
ちょっと分かり辛いですが、大戸屋HDから付与されるポイントは大戸屋も含め、コロワイド・アトム・カッパクリエイトの店舗でも利用できるので、「若干性能が良いポイント」になっています。
これについてコロワイドの株主優待ポイント窓口に質問をしてみました(2022年6月14日時点の情報です)。
コロワイド・アトム・カッパクリエイトのポイントは大戸屋では使えないんですよね?
おっしゃる通りです。
大戸屋のレジ付近にはコロワイド系の店舗と同様に優待カードが使える専用端末が置いているけれども、利用できるのは大戸屋HDが付与したポイントだけ、ってことで間違いないですか?
ご不便をおかけしますがその通りでございます。
そうなんですね…。
株主優待カードを読み取る専用端末が置いてあるのに、他社の優待ポイントが使えないケースは大戸屋だけですか?
はい、大戸屋だけが特殊な状況となっております。
承知しました。ちなみにコロワイドの優待が大戸屋で使えるようになる予定などはありますか?
現時点ではそのような話は挙がっていないため、お答え出来かねます。ただご要望として承らせて頂きます。
という感じのやりとりをしました。
コロワイド側も現在が特殊な状況ということは肯定はしていましたが、残念ながら直近でコロワイドのポイントが大戸屋で利用できる予定は無さそうです。
個人的にはもし使えるようになればかなり嬉しいので、心待ちにしています。
ただ既にこの体制で1年以上経過していますので、望みは薄いかもしれません…
なお現時点では大戸屋店舗では使えませんが、大戸屋の商品が登場していました。割高ではありますが、ちょっとしたおかずに最適ですね。
またフレッシュネスバーガーのハンバーガーキットが登場するなど、優待が使えない店舗の商品を間接的に入手できるようになっています。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
親会社のコロワイドは100株や200株での株主優待特典が存在せず、投資金額が大きくなりがちです。
しかしアトムは100株〜優待がありますので、優待入門株としても手頃でおススメです。
100株だと年間4,000ポイントで居酒屋に行くには心許ないポイント数ですが、「ステーキ宮」「かっぱ寿司」「ラパウザ」などでしたら十分に楽しめます。
なお肝心の業績ですが2022年3月は落ち込んだものの、4月・5月の売上高速報値は、4月:115%、5月:130%とかなり好調です。
居酒屋業態が復調しているようなので、株価の戻りにも期待したいと思います。
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