スポンサーリンク

【都市鉱山】金やレアメタルが含まれている身近なもの10選。含有量・どれくらい回収できるの?

エネルギー

都市鉱山という言葉を聞いたことはありますか?都市鉱山は資源が乏しい日本にとっては貴重なリサイクル資源として注目されている存在です。

最近の出来事で言えば、東京オリンピックの金メダルにリサイクル素材を使うことが話題になり、更に注目が集まっています。

本ページでは都市鉱山ってなに?どんなものに金やレアメタルが含まれているの?といった疑問を解消します。

スポンサーリンク

都市鉱山ってなに?

都市鉱山とは「現在流通している家電製品などに使われている金・銀・銅などのレアメタル(希少金属)を再利用できる資源として扱い、各家庭や都市を鉱山に見立てたもの」です。

当たり前ですが実際に都市の中に鉱山があるわけではなく、再利用可能なレアメタルが人の生活に埋もれている様子を指す言葉なわけですね。

2008年の古いデータしかありませんでしたが、日本における都市鉱山の規模は

  • 金が6,800トン(全世界の16%)
  • 銀が60,000トン(全世界の22%)
  • そのほかインジウムは世界の16%、錫は11%、タンタルは10%

と、世界トップの埋蔵量を誇っています。日本は知られざる都市鉱山大国だったわけです。

出展:独立行政法人 物質・材料研究機構 レアメタル・レアアース特集 各種データ環境省HP エコジン より

スポンサーリンク

身近な都市鉱山資源10選

「日本は知られざる都市鉱山大国だった」と言われても、具体的にどんなものにレアメタルが含まれているのか、いまいちイメージが掴めませんよね。

なので以下では「生活に身近な10個の都市鉱山資源」をご紹介します。
一応調べてわかった範囲でレアメタルの含有量を記載しますが、抽出方法等によりかなり左右されるようですので、あくまでも参考程度にお考え下さい。

また各希少金属の価格は本記事作成時点のもので算出しています。
金:6,400円 / g、銀:95円 / g、銅:1円 / g

スマートフォン・携帯電話

「レアメタルと言えば」で1番に思い浮かぶものが「スマートフォン・携帯電話」ですよね。
その時代の最新技術の集大成である携帯電話にももちろんレアメタルが多く含まれています。

環境省のホームページでは携帯電話1台からこれだけの金属が取れるとシミュレーションしています。

1台だけだとわずかな金額ですが、廃棄される携帯電話100台が集まると金が5g(約3.2万円)が取れるとなるとロマンがありますよね。

携帯電話には金・銀・銅だけではなく、コバルト・ニッケル・パラジウムなどのレアメタルも含まれるため、代表的な都市鉱山資源であると言えます。

また最新のスマートフォンはレアメタルに依存しない部品が多く使われているため、昔のガラケーのほうが多くのレアメタルが取れると言われています。

リチウムイオン電池

上で紹介した携帯電話や、電気自動車、そのほか充電式の多くの家電で使われている「リチウムイオン電池」にもレアメタルが含まれています。

含まれているレアメタルは名前にもある「リチウム」のほか、「コバルト」「ニッケル」「マンガン」もあります。

含有量についてはリチウムイオン電池の容量によって大きく左右されるため不明です。

ボタン電池

電池繋がりでもう1つご紹介したいのがボタン電池です。腕時計や体温計などの小さなものに使われる電池ですね。

これには主に銀が含まれていて、電池の大きさにもよりますが1個あたりからおよそ0.01g(約1円)の銀が取れると言われています。

またすべてのボタン電池から銀がとれるわけではなく、酸化銀電池というボタン電池に銀が含まれています。

SIMカード

携帯電話つながりでもう1つ都市鉱山資源を紹介すると、携帯電話にいれるSIMカードにもレアメタルが含まれています。

SIMカードのここの部分ですね。

含まれているレアメタルは主に「金」で、1枚のSIMカードから約0.0005gの金が取れると言われています。

SIMカード1枚1枚に価値はほぼありませんが、2000枚ほどのSIMカードで1gの金(6,400円相当)が取れるようです。

パソコン

都市鉱山資源の代表格として忘れてはならないのがパソコンです。

環境省のホームページではパソコン1台からこれだけの金属が取れるとシミュレーションしています。

パソコン10台で金が3g(約2万円)。もちろんモノにもよるのでしょうが、結構取れる印象ですね。

パソコンはグラフィックボード・メモリなどの各種基盤をはじめ、CPU・HDD・各端子など至る所に希少金属が使われています。

各種ケーブル類

充電ケーブル・LANケーブルや、ケーブル付きのパソコン周辺機器(マウス・キーボード)などにもレアメタルが含まれています。

ケーブル自体には銅が多く使われて、よく見かけるUSB端子にも複数のレアメタルが含まれています。
特に酷使される先端部分には金メッキが使われています。
詳しい含有量は不明ですが、よほどの量がないとまとまった金属にならないようです。

また1番身近なケーブルとしてiPhoneのライトニングケーブルがありますが、これの端子部分にも金メッキが使われています。

Apple純正品にはしっかりとした金メッキが使われていますが、非純正品はモノにもよりますが純度が低い金メッキや、そもそも金メッキが使われていないものもあるようです。
Apple純正が高いのにはちゃんとした理由があったんですね…。

クレジットカード

キャッシュレス生活に欠かせないクレジットカードにもレアメタルが含まれています。

クレジットカード自体に含まれているわけではなく、ICチップ部分にレアメタルが含まれています。

クレジットカードカード(ICチップ)1枚あたりから取れる金の量は0.0005gと言われています。

ファミコン・スイッチなどソフト

おじさんには懐かしいファミコンソフトや、任天堂スイッチのソフトもレアメタルを含んでいます。

内部の基盤はもちろん、目で見える端子部分には金メッキが使われています。

ソフトには金以外のレアメタルも含まれていますが、端子部分から金だけを抽出するとソフト1本あたり0.002g(約13円)の金が取れると言われています。

プリンタのインクカートリッジ

プリンタのインクカートリッジにも金が含まれています。この部分です。

ですがインクカートリッジの金メッキは純度が低く、レアメタルとしての再利用価値はそれほど高くないようです。
それよりかは、空のインクカートリッジにインクを充填して「リサイクルインクカートリッジ」として出回ることが多いようです。これも立派な資源のリサイクルと言えます。

アクセサリー

最後はちょっと他と毛色が異なりますが、純金・純銀のアクセサリーも都市鉱山資源と言えます。
日本には使われずに眠っているこれらのアクセサリーは相当な量があると試算されています。

装飾品や観賞用として有効活用されていればまだいいのですが、忘れられて眠っているのはちょっと勿体ないですよね…。

最近ではデザインが古くなったジュエリーを再鋳造したリサイクルジュエリー(リフレッシュジュエリー)という概念も広まってきています。

スポンサーリンク

おわりに

今回は10品の都市鉱山となりうる身近なものをご紹介しましたが、これらはほんの一部に過ぎません。

都市鉱山の資源化は徐々に広まってきてはいますが、本格化するのはまだまだこれからです。
都市鉱山の概念自体は1980年代から提唱されているようなのですが、なかなか広く認知されていないのと同時に、採算が取れるベースまで達するのが難しいため企業が参入しにくい、といった現状があるようです。

これからの技術改革によって都市鉱山がどのような道を歩むのか、非常に楽しみです。

Pocket
LINEで送る

タロウ

本ブログ管理人。札幌在住です。
できるだけ毎日更新しています。
目指すべきサイトは「ブックマーク・お気に入りに入れておくだけで、ちょっと得するサイト」です。
Twitter・インスタで更新情報をつぶやきますのでフォローお願いします!

マネー偏差値をフォローする
エネルギー
スポンサーリンク
マネー偏差値をフォローする
日常的マネー偏差値向上ブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました