2021年2月に株主優待の大改悪を発表したヤマダ電機。
特に100株保有者は優待利回りが70%ほどダウンすることに…
詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています。
そんなヤマダ電機の改悪後3回目となる株主優待が2022年7月に到着しました。
2022年3月期分の優待です。
ヤマダ電機 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
3月と9月、年2回です
優待内容
改悪後の優待特典は下記の通りです。
3月と9月で優待の内容が変わります。
100株〜 | 年間1,500円相当 (3月:500円、9月:1,000円) |
500株〜 | 年間5,000円相当 (3月:2,000円、9月:3,000円) |
1,000株〜 | 年間10,000円相当 (3月:5,000円、9月:5,000円) |
10,000株〜 | 年間50,000円相当 (3月:25,000円、9月:25,000円) |
なお以前まで導入されていた継続保有株主優遇制度は廃止となりました。
優待利回り
株価を500円と仮定した場合の優待利回りです。
100株 | 3.00% |
500株 | 2.00% |
1,000株 | 2.00% |
10,000株 | 1.00% |
優待目的だったら100株保有がお得ですね。
ヤマダ電機は2022年5月に自社株買いを発表したことを受け、株価が直近6か月で約+25%と高騰しました。
それにより優待利回りは最高でも3%と低めの水準ですが、配当も3.5%以上を見込めるため、総合利回りでは高配当銘柄と言えそうです。
しかし以前の優待内容では2年保有時の優待利回りが10%を超えていたことを考えると、かなり物足りない優待利回りです。
利用単位
1枚500円の紙の優待券です。以前に比べて小さい券面になった気がします。
利用制限
500円の優待券は、購入金額1,000円(税込み)につき1枚しか利用できません。
また1回のお会計で最大50枚(優待25,000円分、購入金額50,000円以上)しか利用できません。
券面裏面の注意事項はこんな感じ。
例)お会計が2,200円(税込み)だった場合→500円の優待券が2枚利用できます。
お釣り
全額優待券で支払いができないため、お釣りは出ません。
利用可能店舗
「ヤマダ電機」および「ベスト電器」等で利用可能です。
利用可能店舗は株主優待に同封されている店舗リストで確認できる他、
公式Webサイトで最新情報が確認可能です。
優待到着時期
3月期分 | 6月下旬に到着 |
9月期分 | 12月中旬に到着 |
権利確定日からだいたい3〜4ヶ月くらいで到着します。
数年保有していますが、3月期分は6/25〜6/28頃、9月期分は12/15頃に到着する印象です。
ただ今回の3月期分は7月はじめ頃に遅れて届きましたので、気長に待つのが良さそうです。
有効期限
3月期分(到着は6月下旬) | 12月31日まで |
9月期分(到着は12月初旬〜中旬) | 6月30日まで |
有効期限は約半年と短めなのでご注意ください。
利用制限が厳しい
先述した通り、ヤマダ電機の株主優待は「会計1,000円ごとに500円の優待券を1枚利用可能」という中々に厄介な制限を設けています。
「株主優待だけでお買い物」が出来ず、必ず他支払い方法と併用が必要です。
インターネットでの注文では使えません
同業他社のビックカメラや上新電機では優待券をネット上の買い物に充当できる制度を導入しています。
しかし残念ながらヤマダ電機ではこの方法は利用できません。
利用方法は実店舗に限られますので、他社の優待のようなお得な使い方は存在しません。
ちなみにビックカメラの優待はポイント還元を得つつ優待を使える小技が存在します。こちらの記事でまとめていますので、合わせてご覧ください。
株主優待券が利用できない商品
株主優待は全ての商品代金で使えるわけではありません。
上記で説明したネット注文のほか、具体的には下記商品は株主優待の利用NGとされています。
優待利用分にはポイントがつきません
家電量販店の醍醐味とも言えるポイント還元ですが、株主優待利用分にはポイントが付与されません。
大型ポイント還元キャンペーンを開催しているときには、株主優待の利用を後回しにしたほうが得をする場合があるかもしれませんね。
有効期限の延長情報
外出自粛に伴い各社は株主優待の有効期限を延長していますが、ヤマダ電機では優待の延長情報はありません。
ヤマダ電機は家電だけではなく、店舗によっては日用品も多く取り扱っているので、消費には困らない印象です。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
改悪後3回目となるヤマダ電機優待が到着しましたが、まだまだこの券面の少なさに慣れておらず、
え?なんでこんなに少ないの?
と思い、同封されている優待内容を説明した冊子を何度も読み返すのが恒例行事となっています。
優待の利用制限はいつもと変わらず、「1000円につき1枚」です。実質50%オフ券になっていますので注意です。
私はソーダストリームを利用しているのですが、ソーダストリームのガスシリンダーはヤマダ電機で交換可能です。
ガスシリンダーの支払いに本株主優待券が利用できるため、重宝しています。
コメント