コロナ禍においてインバウンド需要消滅や実店舗休業などのダメージがありつつも、しっかりと黒字を確保しているビックカメラ(3048)。
そんなビックカメラの株主優待が2020年5月下旬に到着しました。2021年2月期分の優待です。
ビックカメラ 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
2月と8月、年2回です
優待内容
通常優待特典は下記の通りです。
100株〜 | 年間3,000円相当 (2月:2,000円、8月:1,000円) |
500株〜 | 年間5,000円相当 (2月:3,000円、8月:2,000円) |
1,000株〜 | 年間10,000円相当 (2月:5,000円、8月:5,000円) |
10,000株〜 | 年間50,000円相当 (2月:25,000円、8月:25,000円) |
継続保有株主優遇制度は下記の通りです。
100株以上 | 1年以上:8月に1,000円相当 2年以上:8月に2,000円相当 |
今回届いたのは2月分の優待なので、継続保有特典は同封されていません。
優待利回り
株価を1,100円と仮定した場合の優待利回りです。
まずは通常の優待特典の優待利回りから。
100株 | 2.73% |
500株 | 0.91% |
1,000株 | 0.91% |
10,000株 | 0.45% |
次に「1年」継続保有特典を踏まえた優待利回りはこちら。
100株 | 3.64% |
500株 | 1.09% |
1,000株 | 1.00% |
10,000株 | 0.46% |
最後に「2年」継続保有特典を踏まえた優待利回りはこちら。
100株 | 4.55% |
500株 | 1.27% |
1,000株 | 1.09% |
10,000株 | 0.47% |
継続特典を含め、優待目的だったら100株保有が圧倒的にお得ですね。
特に100株時の保有2年優待利回りは4%を超えるのは優秀です。
利用単位
1枚1,000円です。
利用枚数にも制限がない、大変便利な優待券です。
私は100株保有なので2000円分の優待が届きました。
利用制限
ビックカメラの優待は同時に複数枚利用可能です。クーポン等との併用も可能です。
その他細かい注意事項は裏面下部の通りです。
お釣り
お釣りは出ません。
利用可能店舗
ビックカメラをはじめとする下記店舗・サイトで利用が可能です。
- ビックカメラ
- ソフマップ
- コジマ
- ビックカメラ.com(ネット通販)
- ソフマップ・ドットコム(ネット通販)
- アキバ☆ソフマップ・ドットコム(ネット通販)
- 楽天ビック(ネット通販)
- ソフマップ楽天市場店(ネット通販)
- ソフマップPayPayモール店(ネット通販)
- ソフマップデジタルコレクション楽天市場店(ネット通販)
紙の優待券なのにネット通販で優待が利用できるのは珍しいですね(利用の仕方は後述します)。
優待到着時期
2月期分 | 5月に到着 |
8月期分 | 11月に到着 |
権利確定日からだいたい3ヶ月くらいで到着します。
数年保有していますが、中旬~下旬にかけて到着する印象です。
有効期限
2月期分(到着は5月) | 同年11月30日まで |
8月期分(到着は11月) | 翌年5月31日まで |
有効期限は約半年です。
有効期限ぎりぎりになってしまいますが、「前回の優待 + 最新の優待」を同時に利用することで、少し高めの商品を買うことも出来ますね。
利用制限がない優秀な優待です
ビックカメラの株主優待券には「会計金額に応じた利用制限」や「利用上限枚数」等の制限が一切ありません。
メインの支払い方法が優待券だけで完結するのは大きな魅力です。
ヤマダ電機の株主優待券は、「会計1,000円ごとに500円の優待券を1枚利用可能」という中々に厄介な制限を設けています。
ビックカメラの株主優待券は優待利回りも去ることながら、このような制限がないのも魅力の1つです。
優待利用分にはポイントがつきません
家電量販店の醍醐味とも言えるポイント還元ですが、株主優待利用分にはポイントが付与されません。
大型ポイント還元キャンペーンを開催しているときには、株主優待の利用を後回しにしたほうが得をする場合があるかもしれませんね。
優待券はネット通販でも利用可能です
ビックカメラの株主優待券はネット通販でも利用可能です。
下記のサイトの利用が可能です。
リンクに株主優待券の利用方法ページを貼っています。
優待の利用方法を簡単に説明すると、「ネットで購入したあとに優待券を専用窓口に郵送すると、銀行振込でのキャッシュバックが得られる」という仕組みです。
「郵送料金は自分負担(特定記録 or 簡易書留)」だったり、「株主様お買物優待券ご利用票」なるものを印刷・記入が必要」だったりと、若干面倒です。
ですが世情的に店頭に行きたくない人にとってはかなり有用な使い道と言えます。
クーポンもお忘れなく
株主優待と一緒に入っている報告書には+3%など2種類のクーポンが添付されています。
実店舗はもちろん、ビックカメラ.comでも利用できますので切り取りをお忘れなく。
なお先述した通り株主優待支払い分はポイントがつきませんので、株主優待で全額を支払う場合には上記クーポンを使わないようにしましょう。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
ビックカメラの株主優待は通常でもそこそこな優待利回りを誇りますが、長期保有で更に利回りが増えるため、人気を博しています。
また優待利回りだけではなく、優待の使いやすさにも一目置かれているのが特徴です。
店舗が近くにない人はネット通販から商品を選べるので、使い道に困ることはありません。
コロナ禍でインバウンド激減・短縮営業または臨時休業を余儀なくされたため実店舗売上は減っていますが、巣ごもりによりネット通販が伸長しています。
利益が前期に比べて減っているのは在庫処分を行ったためで、外食・ホテル・航空に比べると穏やかな決算となりました。
今期はさらにネット通販に注力するとのことで、優待目当てではありますがしばらくは現物保有する見込みです。
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