多種多様なブランド・業態で多くの店舗を運営しているクリエイト・レストランツ・ホールディングス。
2020年3月には株主優待の拡充を発表したことで話題になりましたが、先日、優待拡充後はじめての株主優待が到着。
2020年8月期分の優待です。
クリレスHD 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
2月と8月、年2回です
優待内容
クリレスHDでは2020年3月に株式分割および優待制度の拡充を発表しました。
今回届いた優待は「拡充後」の内容になります。
拡充後の優待特典は下記の通りです。
継続保有株主優遇制度は下記の通りです。
(1年以上継続して400株以上保有されている株主限定)
優待利回り
株価を600円と仮定した場合の優待利回りです。
まずは通常の優待特典の利回りから。
100株 | 6.67% |
200株 | 6.67% |
400株 | 5.00% |
600株 | 4.44% |
1,000株 | 3.33% |
3,000株 | 1.78% |
6,000株 | 1.33% |
9,000株 | 1.11% |
次に継続保有特典を踏まえた利回りはこちら。
(1年以上保持している前提での利回りです)
100株(追加進呈なし) | 6.77% |
200株(追加進呈なし) | 6.77% |
400株 | 6.77% |
600株 | 5.56% |
1,000株 | 4.00% |
3,000株 | 2.22% |
6,000株 | 1.67% |
9,000株 | 1.41% |
通常保有であれば100株もしくは200株保有がお得です。
継続特典を含めると100株・200株・400株の優待利回りが同じになります。
本記事作成時点では株価の下落が大きく、優待利回りがかなり高くなっています。
利用単位
1枚500円です。
点線に沿って切り、レジで渡すだけの単純な優待です。
下の画像は4シート分です。
拡充以前は1シート3枚・1500円単位だったのですが、今回から刷新され1シート4枚・2000円単位になりました。
またデザインもスタイリッシュになりましたね。
利用制限
同時に複数枚利用可能です。
クーポン等との併用はできないようですが、店舗によってはメルマガクーポンなどと併用できました。
ダメ元で会計時に提示してみるといいかもしれません。
その他注意事項は裏面の通りです。
お釣り
お釣りは出ません。
利用可能店舗
優待到着時に同封されている「ご優待利用店舗一覧」という冊子に都道府県別の利用可能店舗が記載されています。
また、公式サイトでもPDFで利用可能店舗を閲覧することが可能です。
クリレスHDは利用可能店舗の拡充に積極的なので、最新の利用可能店舗を確認したい場合には電子データで確認しましょう。
優待到着時期
2月期分 | 5月下旬に到着 |
8月期分 | 11月中旬に到着 |
権利確定日からだいたい3ヶ月〜4ヶ月くらいで到着します。
数年保有していますが、遅れて到着したことはありません。
有効期限
2月期分(到着は5月下旬) | 同年11月30日までの約6ヵ月間 |
8月期分(到着は11月中旬) | 翌年5月31日までの約7ヵ月間 |
1年間が有効期限の優待も多いのですが、クリレスHDの優待は約半年です。
少し短い気もしますが、豊富な利用店舗でカバーです。
商品引換え制度は用意されていません
外食系優待でよくあるのが、優待券を返送することで自社商品と交換ができる「商品引換え」制度。
2020年11月16日現在、クリレスHDではこの制度が存在しません。
外食が敬遠されている世情ですので、今回は引換制度があるかな…?と期待したのですが無かったですね…ちょっと残念です。
コロナ禍で厳しい経営状況に。優待の改悪は?
株主優待に同封されている中間報告書「連結業績(上半期)」の数字がこちら。
店舗が多いとコロナによる外食控えのダメージが鮮明ですね…。
通期では若干の巻き返しを、来期にはまずは黒字化を目標に掲げています。
そのためにはコスト削減を積極的に行うとのことで、近くの優待が使える店舗が潰れることもあり得そうです。
また外食産業全体の先行きが不透明なことから、株主優待を拡充したばかりではありますが、改悪の可能性も考えなければなりません。
優待大好きおじさんの私としては、応援の意味もこめて現物ホールドをする予定です。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
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同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
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など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
クリレスHDは本当に多くの店舗を展開しており、M&A・新規出店にかなり積極的な経営を続けていました。
しかりコロナの影響が直撃し、とんでもない赤字額になりそうです。
また政府が主導するGOTOイートについても11月中旬にオンライン予約が予算枯渇で終了するなど、外食産業全体に恩恵が行き渡ったのかは懐疑的です。
株価は分割しなくても良かったんじゃないかな…という水準になっていてなかなか厳しい状況ですが、私はしっかりと現物を握り締めて応援したいと思います。
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