ヤフオクではスマホや家電を対象に保険商品を提供していることをご存知ですか?
以前は「中古スマホあんしん補償」という保険商品を提供していたのですが、このサービスが2019年6月に終了しました。
そのあと「ヤフオク!修理保険」という商品が2020年1月中旬よりスタートしました。
本ページではこの「ヤフオク!修理保険」の加入方法や補償内容、そもそも入るべき保険なのか?という疑問点を調査してみました。
ヤフオク!修理保険の加入対象
本保険の対象商品はYahooかんたん決済画面の上部にこのような表示がされます。
逆に言えば、このような表示がないものは加入対象外の商品です。
また、具体的な加入対象の条件は下記の通りです。
- 落札価格5,000円(税込)以上100,000円(税込)以下のスマホ本体・携帯電話本体
- 2つ以上のスマホ・携帯電話がセットではないもの(単体が対象)
- 落札物がジャンク品、改造品、故障品でないこと
- まとめて取引されていないこと
- 独自オーダーフォームをご利用されている一部のストアから出品されていないこと
- 落札者の年齢が満20歳以上であること
- 落札者が日本国内に居住していること
5,000円未満のお安いスマホや、100,000円超えのハイスペックスマホは本保険に加入できませんのでご注意を。
ヤフオク!修理保険の加入方法・支払い方法
ヤフオク!修理保険の加入方法は至ってシンプルです。
まずYahooかんたん決済の画面を開き、上部の「ヤフオク!修理保険に加入できます」欄の「申し込む」を選択します。
選択すると下部のように補償期間の選択画面が表示されます。
必要な情報を埋めていきます。基本はYahoo!IDに登録されている内容が勝手に埋まりますので楽ちんです。
下部の「上記すべてに同意する」を選択し、「支払い手続きへ」をクリックします。
「補償期間」と「保険料」に間違いがなければ、あとはYahoo!かんたん決済を行います。
支払い方法はウォレットに登録されているクレジットカードのみです。この画面では新しくカードは出来なくなりますのでご注意ください。
確認画面では「保険料」欄に保険料金が加算されて表示されます。
落札時にかんたん決済で一括支払いをするため、非常にわかりやすくシンプルです。
保険料金や適用回数について
保険に入ろうと検討するときに一番気になるのは「保険料金」です。
この保険料金がいくらになるのか、問合せ窓口である「三井住友海上火災保険株式会社」に問合せをしたところ「商品を実際に落札しなければわからない」との回答でした。
この保険の性格が「この保険を目当てにヤフオクでスマホを買う」というものではなく、「落札後にこんな保険があるから加入してみようかな」というものであることがわかります。
ですが例として、公式サイトに13,000円のスマホを落札した場合が保険料が掲載されていました。
6ヶ月ならなかなかリーズナブルかな?と感じますが、12ヶ月を超えると本体代金の10%近くに相当するため、なかなか二の足を踏んでしまいます。
また加入期間により保険が利用できる回数が異なります。
もちろん加入期間が長ければ長いほど、修理可能回数が多くなります。
ただし、全損扱いとなった場合にはそこで保険が終了となるようです。
全損扱いとは、「修理が出来ないと判断した場合」とのことです。
その場合には、「中古もしくは新品の同等品が用意される」ことになっていますが、それが「2万円」を超える場合には2万円を受け取るだけとなります。
補償内容について
本保険の補償内容は「1回2万円までの予算で修理や同様品の手配をするけど、予算オーバーしたらその2万円をプレゼントするね」という内容です(表現はイマイチですが、だいたいこんな感じ)。
本保険の補償内容は下記の表の通りです。
保険料金以外の費用について
保険料金以外かかる費用として、保険利用時の端末送付代が発生します。
返送時は保険会社負担ですが、発送時は落札者(保険加入者)の負担となります。
ちなみに保険会社に確認したところ、「発送方法は故障専用の窓口に連絡しないとわからない、その時々によるかもしれない」との回答を頂きました。
ただ費用を負担するのは保険加入者ですので、送り方に希望があればお伝えくださいとのことでした。
とくに保険会社に指定されない場合には、個人的にはそこそこの梱包が出来て、かつ安価に送るのであれば日本郵便のクリックポストをオススメします。
安心感を求めるのであればゆうパックや宅急便など、万が一の補償が適用される発送方法をオススメします。
ヤフオク!修理保険の注意事項
ヤフオク!修理保険の注意事項は下記の通りです。
よく吟味して加入を検討しましょう。
補償適用シチュエーションに注意
本保険の補償対象は下記のシチュエーションを想定しています。
- 誤って水没させて故障したとき
- 誤って落として画面が割れたとき、など
「水没」と「画面割れ」以外は本保険の対象外となる可能性が非常に高いため、注意が必要です。
予め補償対象外と明記されているものは下記となります。
- 本体以外の部品やアクセサリー
- 自然消耗
- 盗難、紛失または置き忘れ
自然消耗の代表例としてバッテリー劣化が考えられますが、これについては補償対象外です。
故障時の代替機はありません
docomoやauのキャリアで修理申請をすると、修理している間の代替機を貸してもらえることが多いのですが、本保険にはそのような制度はありません。
心配な方はサブ機を用意しておくことをオススメします。
交換パーツが純正品ではないことも
故障をした場合に修理する業者は、本保険を取り扱いしている「三井住友海上火災保険株式会社」の委託を受けた会社となります。
Xperiaが故障した場合はソニーの工場が、Galaxyが故障した場合はサムスンの工場が修理をしてくれるわけではありません。
そのため純正品ではない液晶やパーツが修理に使われる可能性があります(電話確認済み)。
大手保険会社より委託を受けた修理会社なので、そこまで粗悪な部品は利用しないかとは思いますが、純正信者の方はご注意を。
ヤフオク!修理保険をおすすめする人・端末
本保険に加入をおすすめする人や端末は下記の通りです。
スマホを落として画面を割った経験がある人
私の身内にもいるのですが、よくスマホを落として画面をバキバキにする人っていうのは一定数存在します。
そのような人には向いている保険と言えるかも知れません。
ミドルスペックの端末におすすめ
補償内容が保険金額(落札金額)または2万円の低い方が上限となることから、1万円〜2万円程度で落札した端末の加入をおすすめします。
ただ物にもよりますが、入っても6ヶ月 or 12ヶ月補償をおすすめします。
使い方にもよおりますが、中古スマホはバッテリー等の自然消耗が先にくる可能性や、補償対象外の故障が発生する可能性が高いからです。
ヤフオク!修理保険をおすすめしない人・端末
本保険に加入をおすすめしない人や端末は下記の通りです。
スマホを落としたことがない人
本保険のメインターゲットに「画面割れ」がありますが、今までスマホを落として画面を割ったことがない人や、バンカーリングを使うなどで対策をしている人は本保険には向かないかも知れません。
高額端末は本保険には向きません
先述した通り、本保険の補償内容は「保険金額(落札代金)または2万円のいずれか低い額」が限度となります。
高額端末は2万円の最低金額が適用される可能性が高いため、本保険には不向きであると断言できます。
高額端末の保険料金は実際に落札してみなければわかりませんが、実質手元に残るのは「20,000円から保険料を差し引いた金額」となる可能性が高いです。
ヤフオクやPayPayフリマを攻略するならオークファンがオススメ
このページをご覧になっている人は普段からヤフオクやPayPayフリマを利用している人が多いと思われます。
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3つ目は月額11,000円の「プロPlus会員」です。
ヤフオク・Amazon・eBay・楽天・ヤフーショッピングなどを横断した検索ができるほか、ヤフーショッピングの商品売買を解析する機能などより高度な機能が使えるプランです。
このプランはブックオフ・エコリングなどの企業が利用している本格的なもので、「本業として物販を始めたい人向け」のプランです。
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おわりに
保険商品として発売した直後の本保険なので、まだまだ内容の見直しはあるのかもしれませんが、現時点では保険としての魅力はイマイチであると個人的には思います。
特に落札しなければ保険料がわからない、というのは中々に致命的です。
また保険の上限金額が2万円ということで、新しめのiPhoneや高スペック端末への保険としてはあまりにも弱い補償内容ですので、おすすめしません。
最適なのは1万円〜2万円程度のスマホに「お守り代わりに保険に入っておく」という考え方がいいのかなと、思います。
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コメント
ヤフオクの品の保険料がいくらか、ヤフオクのサイトを見ても出てきません。(他のことは細々書いているのに、300円からというのはかなりアピールしているのに、肝心の保険料に付いて書いていない)相変わらずのヤフー商法だな、と思いながらネット検索でこの記事に。
要するに落札して支払いの段階で保険料がわかる、ということですね。落札前にはわからないというのは問題だと思います。
他に検索したサイトでは保険料について書いてないもの多数なので、しっかり調べたこのサイトには助かりました。
読んで頂いてありがとうございます、嬉しいです。
そうなんですよ。お問い合わせ窓口に電話取材をしたのですが、窓口の人も申し訳なさそうな感じでした。
記事中に書いてある通り、落札しなければ保険料がわからないというのは中々に致命的ですよね。
少しでも役に立てたようで何よりです。
どうぞこれからもよろしくお願いします。