我が家では2021年にPanasonicのドラム式洗濯乾燥機を購入しました。
当ブログでもドラム式洗濯乾燥機に関する多くの記事をまとめています。
しかし、購入から3年が経ち、乾燥時間が長くなってしまいました。
色々調べてみると、乾燥時間が長くなるのはドラム式洗濯機あるあるのようで、長く使っていくうちにぶち当たる宿命だとか…
しかし、なるべくお金をかけずに乾燥時間を短くするべく、修理や消耗品交換、掃除方法についてリサーチし、実践してみました。
すると、見事に従来の乾燥時間を取り戻すことが出来たのです!

本記事では、パナソニックのドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式)の乾燥が終わらない問題について、
- 保証期間内にすべきこと
- ヒートポンプ交換
- 修理
- フィルター交換
- 洗濯槽クリーナーの絶大なる効果
等についてまとめています。
乾燥時間が長くなった
我が家は2021年にNA-LX129ALを購入し、3年ちょっと経過しています。
しかし最近、乾燥中に「残り時間見直し中(残55分)」の画面が長時間表示されることが増え、

3時間ほどの予定が、5時間近くもかかってしまう日々が続きました。(左が開始直後の予想時間画面、右が終了後の洗濯レポート画面です)



これじゃあ電気代も上がってしまうし、予定通り終わらないと時間が詰まって困ることも…
もっと乾燥時間が長くなる前にどうにかしなくては…!
まずは基本的な掃除を
埃取りが好きな私は、基本的に毎回埃はとっているのですが、いつもより念入りにあらゆる埃をかき集めていきます!
なお、基本的なお手入れはこちらでまとめています。
乾燥フィルターの埃取り
乾燥フィルターと、その奥のフィルターまでしっかりと取り、目詰まりを取るべく、水洗いもします。
しかし、ブラシで擦ったとて、細かい目に詰まった汚れは取れないため、そろそろ変え時かもしれません。


乾燥経路
続いて専用のお掃除ブラシで乾燥経路の埃を押し出します。
しかし、乾燥経路内を見てみると、ブラシだけで剝がれない固まった埃が側面に張り付いており、個人ではこれ以上施しようがありません。

パッキンの隙間
最後にパッキン周辺ですが、手でとれる綿埃だけでなく、

爪楊枝や竹串などしか入らない隙間(赤矢印)をグリグリすると、圧縮されたとんでもない量の埃が出てきます。
※爪楊枝などが折れて洗濯機の中に入り込まないよう自己責任で十分ご注意ください。

それに加えて、乾燥を遅くするような以下の点にも注意しましょう。
- 乾燥フィルターの上に物を置かない
- 閉め切った狭い場所で運転しない
- 洗濯物を入れすぎない

それでもなお、乾燥時間が異常に長い場合には「ヒートポンプユニット」が原因かもしれません。
しかし、ヒートポンプユニット側は、柵があり、中には熱で固められた埃がしぶとくくっついしているため、ブラシなどで掻き出そうにも、上手くいきません。

保証期間内なら迷わず「ヒートポンプユニット」交換を
多分ないとは思いますが、購入1年以内に乾燥時間が長くなってきたのなら、無料で掃除や交換ができるはずです。
実際我が家はは別箇所の故障ではありますが、乾燥フィルタとヒートポンプユニットを交換してもらったことがあります。
本記事作成時点では保証期間を過ぎているため、使えないワザですが、ヒートポンプは乾燥機能のコア部分なので、これを取り換えるだけで乾燥時間は元に戻り、また洗濯機の寿命も延びるのでは?と個人的には思います。


メーカー保証は1年間しか使えない特権なので、何か少しでも気になる点があれば期間内に対応してもらいましょう。
3年以内ならヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス
とは言っても、乾燥に不調がでるのは3年目くらいかと思います。
もし、3年以内に乾燥が遅くなった場合には公式の「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス(税込16,500円)」に申し込むのもおすすめです。

①ヒートポンプ方式のドラム式洗濯乾燥機 NA-LX/SLXシリーズ(2021年11月発売モデル以降)
②購入もしくは設置後、3年以内経過の製品
に限り、以下のサービスが受けられます。
- 熱交換器(ヒートポンプユニット)・乾燥経路の洗浄
- ヒートポンプユニットの2年間アフターサービス

公式サイトには「クリーニング実施のめやす:購入もしくは設置後、2.5~3年経過した製品」と書かれていますが、3年経つと使えないサービスです。
「乾燥時間が長くなる」のは宿命ですので、3年以内に1度クリーニングの利用を強くお勧めします。
メーカー保証終了後の修理は高額
残念ながら、我が家が「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」を知ったのは、設置から3年経過した後だったため、通常の修理についてリサーチしたところ…
乾燥時間が長い場合の修理代金目安は48,000(税込)でした。

う~ん、これはなるべく使いたくない。
ドラム式洗濯機は延長保証がおすすめ
メーカー保証が切れた場合の修理代や部品代はとても高額ですので、購入時には必ず家電量販店の長期保証に入りましょう。

私はドラム式洗濯乾燥機のネット購入を推しておりますが、必ず長期保証がつけられる店舗で買うことを強くお勧めします。
とは言っても、「長期保証に入っていない」という方は最後に以下の方法をお試しください。
洗濯槽クリーナーと乾燥フィルター交換で大変化
「長期保証は最後の砦」に取っておくことにして、僅かな望みに懸け、フィルター交換と洗濯槽クリーナーを実施することにしました。

まずは、フィルター。
正直、購入直後にも交換しているのでまだイケると思っていましたが、新品(左)と比べると目が詰まっているのがわかります。

奥のフィルターも毎日埃を取っていますが、やはり新品(左)と比較すると目詰まりしています。

そして最後に公式の「洗濯槽クリーナー」です。
お値段がしたのでデカボトルを想像していたら、めっちゃ小さいですが1本まるまる入れて、槽洗浄(10時間40分)をします。

他メーカでも塩素系のクリーナーは沢山ありますが、純正は「高濃度」で「年1回の使用で充分に効果を発揮」とのことだったため、純正を使用しました。
洗浄後、これまで見たことないタイプのドロっとした汚れが出てきました。


さらにドラムの奥に詰まっていた汚れも浮き出てきたようです。

さあ、心機一転フィルターも変えていつも通り洗濯乾燥をしてみると…
めっちゃ早い!!!旅行帰りで洗濯物に溢れていたと言うのに3時間を切ったことなんて何か月ぶりでしょう。

その後も順調に、予定時刻より早く終わってきます。



これまで毎度洗濯後には乾燥をしていて「黒カビ」とは無縁だったため、槽洗浄をしたことがありませんでした。
しかし、カビが無くても、純正のクリーナーはどうやら奥の汚れも溶かしてくれるようです。
最後に実験のため、フィルターを古いものに戻して洗濯乾燥をしてみました!
フィルターを戻してもちゃんと早く乾燥してくれてはいたのですが…


目詰まりがあるようで「乾燥フィルターお手入れ」が表示されてしまいました。

やはり、乾燥が衰えてきた時には乾燥フィルターは消耗品と割り切って、買い替えるのが良さそうです。

おわりに
Panasonicのドラム式洗濯機NA-LX129ALの乾燥時間が長くなったため、色々な対処法を実践してみました。
1年未満であればメーカー保証を使うのが1番ではありますが、やはり不調が現れるのは3年目からのため、長期保証への加入や、3年以内での「ヒートポンプユニットクリーニング」の利用がおすすめです。
そして、定期的なフィルター交換と、カビが無くても純正の槽洗浄クリーナーの利用で見えないところの埃が溶かしだされることが今回の検証でよくわかりました。
ドラム式洗濯乾燥機は高価な買い物ですので、なるべく安い維持費で長く使えるようにしたいものです。
当ブログでは他にも「ドラム式洗濯乾燥機」に関する記事を多くまとめていますので宜しければご閲覧ください。
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