テレビや雑誌でも何かと特集が組まれることの多い「業務スーパー」。
美味しいのに大容量でお得なものから、普通のスーパーでは見かけない海外のお菓子など業務スーパーならではの商品が売られているのも楽しいですよね。
しかし味覚はそれぞれと言えど、見慣れない商品が多いがゆえに、時々とんでもないハズレ商品に出会うことも・・・
そこで、まずいと噂の気になる商品を実際に購入し、「本当にまずいのか」「値段相応?」「値段の割に美味しいのか」などを検証してみることに。
本記事では好き嫌いがなく割と何でも食べられる私が、噂のヤバイ商品を実食した感想をまとめています。買って後悔する前に是非ご一読下さい。
「美味しすぎる」「マズすぎる」など何かと話題になりやすいPB商品。
当ブログでも各PB商品の「大当たり商品」と「ハズレ商品」についてのまとめを行っています。
冷凍みかん
1つ目のハズレ商品は「冷凍みかん」です。
「ミカンの外皮を丁寧にむき、食べやすく房に分けて急速冷凍!そのままの旨味をギュッと閉じ込めました」とのことですが、SNS上では意見が真っ二つに分かれている、好みの別れそうな商品です。
価格・コスパ・原産国は?
原産国は中国ですが、皮むき済み+既にバラされているみかんが500g213円(税込)と激安です。
実食
全体的に大粒のみかんです。
解凍具合でシャリシャリやトロ~リなどが楽しめるそうですが、まずは凍ったまま一口。
皮が口に残るし、食べごろの甘くておいしいみかんが冷凍されているのかと思いきや、甘さはほぼなく、強烈に酸っぱい。
また個体差もあるようで、ほかのものは酸っぱさはほどほどに、皮の苦みが強かったものも。
そのまま食べるのは断念し、解凍したものも食べましたが、解凍したからと言って甘みが増すこともなくかなり失敗商品でした。
買ったけどどうしても食べられない人は、お酒の氷代わりに使用すれば使い切れるはず!
ソアンパプディ
2つ目はインドの伝統菓子「ソアンパプディ」です。
SNS上の口コミが非常に良かったため当たり商品として購入しましたが、かなり独特で、我が家は誰一人として食べられませんでした。
価格・コスパ・原産国・原材料は?
200g税込375円のインド産で、スパイスの効いたナッツ入りの甘いお菓子であることがわかります。
常温のお菓子にしては高いですが、インド土産が日本のスーパーで買えることを考えると安いかも…?
実食
海外のお菓子にしてはしっかりと梱包されています。
そしてパッケージからは想像していなかったまさかのブロック状のため、取り出してカットしますが…
ホロホロと崩れてしまいます。
また、ナッツは一部にしか入っていません。
そして、カルダモンの香りがすごい!
食感は繊維のようだけど、「糸状の綿あめ」といったところです。
中国や韓国の「龍の髭」に似ており、砂糖だから舌に乗せた瞬間溶けますが、何せカルダモンのピリッとした感じと清涼感が邪魔をする。
ナッツ部分はそれなりに食べられるけれど、ナッツ部分がとにかく少ない!
「異国の味」です。
ハマる人にはハマるのでしょうが、カルダモンが苦手な人は絶対に無理です。
業務スーパーでの取り扱いはありませんが、万人受けならスパイス感のない「龍の髭」の方が美味しいです。
揚げなす
3つ目は冷凍の「揚げなす」です。
既に油で揚げられているため、面倒な工程なしにすぐに料理に使える優れものですが…果たして。
価格・コスパ・原産国・原材料は?
500g税込181円と、小さなナスなら5本分くらいありそうです。
中国産が気になりますが、カット済みであく抜きも油処理も不要となると安いです。
実食
中身はこんな感じで乱切りのナスが凍っています。
念のため油抜きをすると、すごい油が。
炒め物に使うにせよ、かなり油ぽくなるため油抜きは必須です。
今回は簡単にスープカレーのトッピングとして使用してみましたが、冷凍のためか、ナスのスポンジ感が増している。
さらに皮が口の中に残るため、凍っている状態でピーラーで剥くとより食感が良くなりそうです。
スープカレーでは美味しくなかったため、細かく切ってパスタに!
これだと食感や皮も気にせずに食べられました!
冷凍ナスは、ナス嫌いが食べるとさらにナスを嫌いになりそうな、ナスの悪さが際立つ代物です。
手軽さは嬉しいですが、ナスはゼロから調理するのが1番です!
麻婆豆腐の素
4つ目はレトルトの「本格四川 麻婆豆腐の素(辛口)」です。
美味しいと評判の「おとなの麻婆豆腐の素」が売り切れだったため、こちらを買ってみたら失敗しました。
価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
140g×3袋で267円(税込)です。
1袋で2~3人前なのに1袋当たり100円以下とは激安です。
製造は神戸物産のグループ会社「宮城製粉」で、宮城製粉は業務スーパーでお馴染みのレトルト食品や冷凍菓子、チルド惣菜などの多くの商品を製造しています。
豚タンの根元が使用されており、花椒による痺れるような辛さが特徴なんだとか。
実食
同じく業務スーパーで購入した木綿豆腐に素を入れるだけなのですが、予想以上に具材がなかったためネギを追加しました。
とろみが弱いタイプの麻婆です。
かなり味噌っぽく、辛味はあるけれど本格四川ではまるでない。麻婆より回鍋肉です。
今度はネギとひき肉を追加して麻婆茄子も。
豆腐よりは茄子の方が断然美味しく頂けますが、味噌感が強くて期待外れ…
美味しく食べるコツは、具材を多く入れること!
3袋を消費するのはなかなか大変ですが、期限が長いので忘れた頃に食べて消費しましょう。
ポテトサラダ
5つ目はお馴染みのポテトサラダです。
あまりの量に横目に素通りされがちな商品ですが、アレンジもできるようなので勇気を出して買ってみました。
1kgありますが、500gずつ取り出せる使用になっています。
価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
1kg429円(税込)で、業務スーパー価格で考えると思ったより安くないなという印象です。
国産じゃがいも使用の国内製造で、業務スーパーの冷凍うどんやタレ、ドレッシングでもお馴染みの「秦食品」の製造です。
実食
まずはそのまま頂きますが、自宅で作るマヨネーズのポテトサラダではなく惣菜特有のねっとりとした「ドレッシングで和えた」感じのポテトサラダです。
良くも悪くもビュッフェのポテサラが好きな人は好きだと思います。
しかし、1kgを一般家庭でそのまま食べるのは大変なので、そのまま丸めて衣付けをして「ポテサラコロッケ」にアレンジしました!
そのまま食べられるものなので、表面が揚がればOKの簡単コロッケです。
ジャガイモのほくほくしたコロッケではありませんが、これはこれで美味しい!
元の味がしっかりしているので、何もつけなくても食べられます。
ポテサラバーグやコロッケ、チーズ焼きなどアレンジをするために買うのは有りですが、そのまま食べるには美味しいものではない&多すぎるため、おすすめしません。
わらび餅
6つ目は「わらび餅」です。
今回購入した中でかなり上位で「食べるのが辛かった」商品です。
価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
1kg267円(税込)と、激安です。
「やさしい甘さ」とのことですが、砂糖がたっぷり使われていて甘そうです。
砂糖は韓国製造ですが、わらび餅自体は国内製造で業務スーパーでお馴染みの玉こんにゃくや白滝、杏仁豆腐など「ぷるん」とした食品を多く作っている「マスゼン」という会社です。
実食
1kgぶるんと出てくるため、カットして冷凍保存がおすすめです。
冷やしすぎると白く硬くなるため、半透明になるくらい解凍しましょう。
そのまま食べると、悶絶するほど甘いので、無糖のきな粉をかけてみましたがそれでもなかなかパンチのある甘さです。
パンケーキに入れたり、自家製ポンデリングを作るなどのアレンジ方法があるようですが、失敗が怖くてできませんでした。
そのまま食べきるのは厳しいので、おやつ作りに活用したい人はどうぞ!
サジージュース
こちらはハズレのつもりで買ったら、酸味が見事にハマってしまい「当たり商品」となりました。
インスタントスープ マッサマンカレー
7つ目は、世界で最もおいしい料理とも言われた「マッサマンカレー」のインスタントスープです。
価格・コスパ・原産国・原材料は?
3袋127円(税込)なので、美味しければかなりお買い得となります。
原産国はタイで、マッサマンカレーのためココナッツなどが入っています。
実食
オレンジ色の粉末で、匂いは良いです。
お湯を入れて頂きますが、カレーではなくスープなので、味が薄くって甘くってかなり好みが別れそうです。
しかし、見方を変えればオシャレな味でもあるため、コース料理のように冷製スープとして少量出されれば美味しく頂けそうな気も!
カシューナッツやココナッツを使った甘めのカレーが苦手な人は絶対に無理な味です。
日本人向けの味が好きな人は冒険しない方が無難です。
チキンナゲット
8つ目は「チキンナゲット」です。
業スーにはちょっとお高い国産ナゲットもありますが、美味しくないという口コミが見られるのはこちらのナゲットです。
価格・コスパ・原産国・原材料は?
500g375円(税込)で、中国産のよくある普通のナゲットです。
マクドナルドが15pc(平均311g)で490円(税込)~なので、まあまあ安いでしょうか?
実食
今回は、「トースター、電子レンジ、油で揚げる」の3通りの方法で食べてみます。
左のトースターは、アルミホイルの上に乗せて焼いたため、衣が剥がれてしまいました。
かといって直乗せはトースターが汚れるため仕方ありません。
真ん中の電子レンジは見るからにべちゃっとしていますが、右の油で揚げたものは少量の油でもサクッサクになりました。
当然ながら油で揚げたものが最も美味しかったのですが、チキンナゲット自体のもともとの味があまり美味しいものではないです。
特に電子レンジ調理はべちゃべちゃで油分も気になるため、絶対に避けましょう。
そのままでは味が薄いので、ケチャップや同じく業スーの「ハニーマスタード」を付けるのが良いです。
「ハニーマスタード」は「業務スーパー 買って良かった大当たり商品」(近日公開予定)でレビューしています。
コーラ
9つ目はアメリカンなパッケージの缶「コーラ」です。
価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
350mlで51円(税込)という破格のコーラは、国内製造で100円ショップやディスカウントストアで見る激安飲料を製造している「富永食品」のものです。
原材料名を見る限り特段変わったことはありませんが、美味しくないコーラとは果たして…
実食
美味しくないコーラって何?と思いましたが、飲んで納得、甘くて薄くて駄菓子のような感じがします。
個人的には炭酸も弱く、1口で十分でしたが、家族は美味しく飲めていたので子供用のジュースとしては安くてアリです。
コーラはどこのメーカーを買っても体に良いものではないため、子供のおやつとして、またはお酒を割る用途であれば十分ですが、舌の肥えた大人ではイマイチと感じそうです。
鶏そぼろ
10品目は「鶏そぼろ」です。
お徳用の800gサイズもありますが、こちらが無難です。
価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
160g181円(税込)で製造は神戸物産のグループ会社「宮城製粉」です。
宮城製粉は業務スーパーでお馴染みのレトルト食品や冷凍菓子、チルド惣菜などの多くの商品を製造しています。
鶏肉の他、ごぼう、にんじん、ごまが入っているようです。
実食
美味しければご飯のお供やお弁当にと、使い勝手が良さそうなのですが…
人参とゴボウはよくよく見ないと分からないレベルですが、ゴマが目立ちます。
また、鶏肉より鯖缶のような食感で、甘みが強く、生姜が効いています。
ご飯のお供としてならイケなくはないですが、「そぼろ丼だよ」と言われてお弁当にこれが乗っていたら、がっかりしちゃうレベルです。
家で作るそぼろをイメージすると全くの別物ですので、「そぼろ丼が簡単にできる!」と思って購入してはいけません!
あくまでもご飯のお供的な立ち位置です。
砂糖不使用 ダークチョコ&デーツ(アーモンド)
最後は「デーツのアーモンドチョコ」です。
「当たり商品」の予定で購入しましたが、残念ながらハズレとなりました。
価格・コスパ・原産国・原材料は?
80g(6個入りでした)321円(税込)と、安くはないですが中東土産をこの価格で簡単に頂けるのは魅力的です。
アラブ首長国連邦産で、「砂糖不使用」に惹かれますが「マルチトール」や甘味料が使用されています。
実食
袋はジッパー式で、中は小袋に分かれています。
断面を見ると、デーツの種部分がアーモンドになっていて、チョコレートでコーティングされているのが分かります。
ダークチョコですが、デーツ自体の甘みと甘味料で十分甘いチョコレート菓子です。
ドライフルーツのデーツは「癖のないドライプルーン」といった感じで味は食べやすいものの、デーツの繊維が喉に残る感じがして、美味しいとは言えません。
デーツが気になる方は一度ご賞味あれですが、味や食感は日本のアーモンドチョコのほうが断然美味しいです!
支払いは高還元クレカがお得
業務スーパーの支払方法は店舗により異なりますが、キャッシュレス決済は主に以下の2つです。
- クレジットカード
- Gyomuca(現金チャージでチャージ金額の0.5%分のポイントが貯まる電子マネー)
そのため、お得に購入するには還元率の高いクレジットカードがおすすめです。
詳しくはこちらにまとめていますが、
高還元クレジットカードはいくつもありますが、年会費無料で1.2%還元が得られるリクルートカードがオススメです。
リクルートカードに限らず、クレジットカードを作成する場合は、必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事作成時点(2024年8月13日)では、Powlというポイントサイトを経由してリクルートカードを作成すると、公式特典とは別に1,600円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
業務スーパーで「まずい」と評判の商品を実食してみました。
他のスーパーのPB商品ではどんなに評判が悪くてもそれなりに食べられるものが多い中、業務スーパーでは食べ慣れない異国の商品を扱っていることもあり、業務スーパーの「まずい」は本当に「まずい」場合が多いことが身をもって証明されました。
また、変わった商品や、安いけど海外産の品が多いため、評判が良くても「私はダメ」というものも多くありました。
ネタ的に購入するにしても業務スーパーは基本的に量が多いため、冒険せず、絶対に失敗しない商品だけを購入するのがオススメです。
もちろん業務スーパーで美味しいものはたくさんありますので、是非こちらの記事「業務スーパー 買って良かった大当たり商品」もご閲覧ください。
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