2024年12月9日より、dポイントがdカードの支払に充当できるようになりました。
以前から「idキャッシュバック」という仕組みで「期間・用途限定dポイント」が効率よく消費できましたが、今回のアップデートでid利用だけではなく、クレカの利用にも充当できるとか。
しかし、実際に「ポイント充当」を試みるも、対象外カードであったために我が家は誰一人としてdカードのdポイント充当をすることができませんでした。
そこで、dカードの切替をして、dポイントのdカード支払い充当を試みることに!
本記事では、dポイントのdカード支払いへの充当について、
- 充当の手順
- 充当不可の場合の「カード切り替え」手順
- オススメの充当利用方法
- 家族カードでも充当できるの?
等についてまとめています。
dポイントがdカード支払いへ充当可能に
dポイントには「ローソンお試し引換券」や「ファミペイお試しクーポン」等の多くの使い道がありますが、
- ドコモ料金への充当(ドコモのケータイ/ドコモ光/ドコモでんきなど)
- dカード(iD)のショッピング利用代金への充当
といった「充当」という使い道も、人気のポイント利用方法の1つです。
そこに、2024年12月9日より「dカード支払いへの充当」が新機能として加わりました。
なお充当申込したポイントは、充当開始から7ヵ月分まで繰り越し可能(7か月で充当しきれなかったポイントは消滅)です。
これにより、従来のiDへの充当では100ptだったものが、1pt単位での充当が可能になりました。
利用できるのは特定のカード番号のみ
便利になったdポイントの充当ですが、
- dカードショッピングへの充当可能
- 1pt単位での充当可能
になったのは「4363」「5344」「5365」から始まるカード番号の人のみであり、この番号は2024年10月1日以降に新規発行、または自動切換された人に付与されています。
実際に私は古いカード番号だったため、100pt単位のdカードショッピング(iD)への充当しか選択できなかったため、自動切換を待たずにカード切り替えを申し込みました。
dカードの切り替え手順は後述します!
idキャッシュバックは終了?
2024年12月9日以降、「iDキャッシュバック(dカード)」は「dカードご利用代金の支払いにつかう」という名称に変更されましたが、
以下の通り「iDキャッシュバック」の機能自体は継続しています。
上の表のとおり、旧カード番号(4980、5302、5334からはじまる)の場合は、今まで通りiD利用のみポイントが充当できます。
一方、新カード番号(4363,5344、5365)の場合は、iD利用に加え、通常のクレカ利用も充当対象となります。
ちなみにiD利用分だけに充当したい、クレカ支払い分だけに充当したい、という選択は出来ず、dカードの支払金額全体にポイントが充当されます。
対象カード番号の人は、「dカード(iD)」への充当も1pt単位になりました。
対象外カードの人も次回のカード切替には対象となります。
何が便利になるの?
元々「iDキャッシュバック(dカード)」には
- 期間・用途限定ポイントも使える
- ポイント充当分もポイント付与の対象
- 先にポイントを充当するので、ポイントの有効期限が迫っている場合でも難なく使える
というメリットがありましたが、2024年12月9日以降は以下の変更がありました。
- dカードショッピングへの充当可能
- 1pt単位での充当可能(従来は100pt単位)
- 充当したポイントは最大7ヵ月分まで繰り越し可能(従来は6ヵ月)
これにより、新たに以下のメリットが増えました。
- ポイント充当できる範囲が大幅に広がった(ショッピングやETC利用等)
- 家にいながらネットショッピング、Amazonギフトなどに利用できる(iDは実店舗での利用になる)
dカードを使う予定は無くても、とりあえず充当しておけば期間限定ポイントが消滅するのを防ぐことができます。
充当したポイントをAmazonの買い物に充てる場合は、アカウント連携をして、ポイントを二重取りするのをお忘れなく!
マネックス証券のクレカ積立にも
dポイントの充当がdカード利用分も対象になったため、より効率的な使い方ができます。
代表的なのがマネックス証券のdカードを利用したクレカ積立です。
マネックス証券のクレカ積立の還元率は1.1%と、他サービスを抜いて最高値に設定されているため、期間・用途限定dポイントの有効的な使い道です。
また新規に口座開設をする人はポイントサイトを経由することをオススメします。
例えば本記事作成時点(2025年1月7日)では、ポイントタウンというポイントサイトを経由してマネックス証券口座を開設すると、13,000円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト
カードの切り替え手順
私はカード番号が古く、充当ページでは「iDへの100p単位の充当」のみが表示されていました。
なので、カード切り替え作業を行うことに。切り替え作業は「dカード 切替」と検索するか、こちらのページから切り替え手続きを行えます。
紛失等での再発行は有料ですが、切替は無料です。
以下はスマホ画面ですが、パソコンでも流れは同様です。
はじめに右下の「新しいカードへのお切替え」をタップして、該当のアカウントでログインします。
その後は規約への同意から始まり、
カードの種別やブランド、デザイン等を選択、その他の情報の確認・修正など流れにそって進めば、
切替手続きの完了です。
上記の流れの中に、家族カードの申し込み是非もあるため、今回はついでに家族カードも申し込みました(後ほど家族カードでのポイント充当もやってみます)。
カード到着後の設定
我が家は北海道在住ですが、申し込みから8日で新しいカードが到着しました。
クレジットカード番号も変わるため、公共料金やネットショッピング等の支払いにdカードを設定している場合は再登録が必要です。
また、今回はクレジットカード番号のみならず「dポイントカード番号」も変更になっていましたが、再ログインすることで、
- dポイントクラブアプリのdポイントカード番号:再設定が必要
- d払いアプリに表示されるdポイントカード番号:再設定不要
とのことです。dポイント周りはちょっとややこしいので、不明な場合はdポイントクラブカスタマーセンターに連絡しても良いかもしれません。
充当の手順
それでは実際にdポイントの充当手続きをしてみます。
充当ページには様々な行き方がありますが、今回はスマホブラウザの「dポイントクラブサイト」から期間限定ポイントのみを充当してみます。
下部の「つかう」タブをタップした後、赤枠の「dカードにつかう」をタップします。
「充当する」をタップしたら、
2段階認証やパスキー認証をすると、
充当するポイント数の入力が可能になります。
今回は失効予定の期間限定ポイントのみを充当します。
注意事項を確認して進み、
「申し込む」をタップすると充当完了で、変更やキャンセルは出来ません。
申込日によって充当できる期間は異なりますが、今回は申し込みが1月19日だったため、翌々月の3月10日支払い分から充当され、9月10日支払い分まで繰り越しできる計算です。
充当しているポイントの確認手順
充当しているポイントはdポイントクラブ等の「利用履歴」にて「利用日」と「ポイント数」が確認できますが、
トータルの充当ポイントを知りたい場合には「ご利用代金充当残高照会(iDキャッシュバック照会)」と検索するか、こちらから充当残高と利用期限が確認できます。
今回は本会員と家族会員それぞれで充当申込をしたため、両者の合計710pが充当残高となります。
充当期限は延長できる?
従来、iDキャッシュバックへのdポイント充当では、充当すると、前の充当ポイントも期限延長がされる使用でした。
dカード支払いへのdポイント充当でも、充当する度に期限が延長されるのかを確認してみます。
まず、2025年1月9日時点の充当残高は710円で利用期限は7月15日です。
15日を境に利用期限が変わるため、1月16日に追加で充当したところ…
元々7月15日期限だった710円も含めた全ての充当残高の利用期限が8月15日に延長されていることが確認できました。
確かに、充当ページにも「有効期限までに追加で充当した場合は最新の期限に更新される」旨の記載がありました。
充当照会残高は反映まで1日ほどかかりました。
家族カードでも充当できるかやってみた
今回はdカードの切り替え時に、家族カードの新規発行もしてみました。
dカードを持っていないアカウントでポイントの充当を開くと以下の画面が表示されますが…
家族カードを申し込んで、家族のdアカウントに登録することで、家族カードでも「失効予定ポイントの充当申込」が出来ました。
しかも、家族カード利用者が充当申込をした場合、本会員とその他の家族会員を含むすべてのdカードショッピング利用代金に自動的に充当されるため、充当申込をした本人がdカードショッピングを利用せずとも、失効予定ポイントが無理なく消費できる仕組みです。
今回は本会員が499pを、家族会員が211pをそれぞれ充当申込しましたが、dカードショッピングは本会員のみが利用予定のため、合計710pが本会員のdカードショッピング金額に充てらる予定です。
元々「期間限定dポイントも”送る”」ことが可能でしたが、充当なら、家族のために使える且つ、期限も実質延長できるためより便利なポイントの利用方法だと言えます。
また、家族会員アカウントでも同様に「ご利用代金充当残高照会(iDキャッシュバック照会)」を確認すると、同じく710pの充当残高が確認できました。
dポイント増量キャンペーンの出口に最適
dポイントは時々増量キャンペーンを行っており、直近では2024年11月~2025年1月にかけて、最大15%増量が開催されていました。
しかし、増量分のdポイントは期間・用途限定dポイントであり、直近の増量キャンペーンでは62日(2か月)と短めです。
少量のポイントであればローソンお試し引換券やd払い経由のSuicaチャージなどの使い道がありますが、大量にポイントを交換する人には不向きな使い方です。
しかし、dカードショッピングの充当により、実質、期間・用途限定ポイントの期限が延長が可能なため、次回以降の増量キャンペーンでは、dカードのショッピングや、マネックス証券でのクレカ積立への充当が増量したポイントの最適な使い道となりそうです。
おわりに
dカードショッピングへのdポイント充当をやってみました。
更新済みのカードのみ対象ではあるものの、カード更新も家族カード作成もスムーズにできたため、期間・用途限定ポイントを切らしがちな人は「充当」がおすすめです。
2025年7月からは
- ドコモ料金へのdポイントをあらかじめ設定したポイント数を毎月自動で充当する機能を追加
- 「dポイントを送る」であらかじめ設定したポイント数を毎月自動で充当する機能を追加
する予定と発表されているため、ますます期間・用途限定を含むdポイントの消費が容易になりそうです。
当ブログでは他にも「dポイント」や「コード決済」等に関する記事を多くまとめています。
宜しければご閲覧ください。
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