キャンプ飯としても人気の高いホットサンドですが、ホットサンドメーカーが100円均一のダイソーでも買えると話題です。
しかし安いイメージのダイソーだからこそ、「パンがくっついて焦げない?」「使い勝手は?」「他社と比べると劣るんじゃ…」というマイナスな先入観もついてきますよね。
そこで今回は3つの他社製品を実際に購入し、それぞれでホットサンドを作ってみることにしました。
本記事では、計4つのホットサンドメーカーを使用し、ダイソーホットサンドメーカーのコスパや使い勝手、欠点などについてまとめています。
同じくダイソーのワッフルメーカーについてはこちらの記事でまとめています。
ダイソー ホットサンドメーカー
ダイソーでは現在(2022年5月)2種類のホットサンドメーカーが販売されていますが、最も話題の1,100円(税込)のものを購入してみました。
店舗によって取扱商品に差があるため、確実に手に入れたい場合には公式通販のダイソーネットストアがオススメです。
しかし送料が高いため、1度に沢山購入する際にオススメの方法です。
ダイソーネットストアについてはこちらでまとめています。
開封
ダイソーで1,100円(税込)のホットサンドメーカーを購入してきました。
ダイソー商品にしては随分と高額ですが、ホットサンドメーカーは3~4,000円台のものも多くある中、これは破格です。
こちらがその商品。前々から色んな店舗で探していたのですが、中々見当たらず、ようやく購入できました。
ダイソーらしからぬ箱に入っていて、裏面には簡単な調理方法が載っています。
正直ホットサンドってハマると作るけど、飽きると全く作らなくなるから安いので十分だと個人的には思います。
中身は本体のみです。
レシピカードやオススメの使い方などは記載がありませんが、安いので仕方ありません。
本体は非常にシンプルで、直火専用、ふっ素樹脂塗膜加工で食洗器不可です。
側面はこんな感じです。
持ち手の留め金で挟んで焼くようです。
110°くらい開き、倒れることなく自立します。
重さは460gで、大人でも少し重いですがガスコンロでも自立するため弊害はありません。
購入前に下調べをしたところ、多く言われていたのが「上下が分離しないため洗い辛い」という点と、「フライパンとして利用できずホットサンド以外の役割をしない」という2点が目立つ欠点のようです。
比較商品は3タイプ
ダイソーのホットサンドメーカーの使い勝手やコスパを知るために、3つのホットサンドメーカーを購入し、比較してみました。
Latuna 上下分離型
1つ目は、Amazon等で3,000円以下で購入できる「上下分離型」のホットサンドメーカーです。
Amazonのレビューを見てもらえればわかるのですが、ものすごい評価が高い商品です。
こちらはダイソーよりも高価ですがIHにも対応しており、説明書やレシピカードも付いています。
ダイソーと比べると外観の違いはこんな感じで、右がダイソー商品です。
こちらはダイソーと違って、焼き目がつくタイプです。
ダイソーよりも200gほど重いですが、大人が扱う分には問題ありません。
最大の特徴は上下分離型で、洗いやすくアウトドアではフライパン代わりにもなります。
取っ手の破損の原因になる等の理由で食洗器は推奨されていませんが、上下分離するため自己責任で食洗器にいれることも可能です。
高木金属 オーブントースター、IH・ガスグリル対応
2つ目は、Amazon等で2,000円以下で購入できるオーブントースター、グリル(IH・ガス)用のホットサンドメーカーです。
個人的には家でホットサンドを作るなら、これがかなり使い勝手が良かったです。
10枚切り、8枚切りのほか6枚切りにも対応しています。
上下が分離するので手洗いも簡単だし、食器洗い乾燥機OKです。
めっちゃ軽くて場所をとならい、しかもトースター対応で放置しておけるのが最高です。
ただしグリルやトースター対応なので、キャンプでは利用できません。ご注意ください。
アイリスオーヤマ 電気式
最後はAmazon等で5,000円~6,000円で購入できるアイリスオーヤマのホットサンドメーカーです。
電気式なのでそこそこ値段もしますが、ワッフルプレートつきで、2つ同時に焼けるダブルタイプです。(シングルタイプも販売しています)
場所を取るのと、電気なので壊れる可能性があるのがネックですが、家族が多い場合には同時に2つ焼けることと、食卓で子供が参加しやすいのが良い点でもあります。
プレートは外して洗えるため意外とお片付けは簡単です。
その他、電気のホットサンドにはドーナツ、たい焼き、プチガトーなどが焼けるプレートが豊富なものもあり、いずれもそこそこ値段はしますが、使い道が豊富です。
ホットサンドを焼き比べてみた
実際に4種類のホットサンドメーカーを使って焼き比べてみました。
使用するのは8枚切り食パンと、マヨネーズ、キャベツ、ハム、チーズの簡単な材料です。
まずはダイソーのホットサンドメーカーから。お好みでバターを塗って…
具材を重ねてパンで挟んで、
閉じたら弱火で両面3分ずつくらい焼きます。(香ばしい匂いがしてくるのが目安)
もっとガタガタするかと思いきや手を放して放置で大丈夫でした。
こんがり焼けて美味しそう。
カットするとこんな感じです。
耳が圧着型ではないので切るときにちょっとズレます。
同じようにLatunaの上下分離型でも焼きます。
こちらはバターを塗らずに焼いてみましたが焼き目がオシャレです。
続いてはトースター&グリル対応のものです。
挟んだらトースターに放り込んで1000w(230℃)で5分程放置です。(グリル可)
こちらのトースターは高コスパでオススメの「タイガーうまパントースター」です。
非常に使い勝手がいいのに価格がお安めなので、イチオシのトースターです。
放っておくだけで両面焼けて楽ちんです。
しかも耳が圧着されて切りやすい!
最後はアイリスオーヤマの電気ホットサンドメーカーです。
こちらも耳が圧着されていて、絵柄が可愛いです。
どれも簡単だったけど、手軽さはトースター&グリル用がダントツでした!
食べ比べてみた
4種類のホットサンドメーカーを使って具材の同じホットサンドを作りました。
左から、「ダイソー→上下分離型→トースター・グリル用→電気」です。
家族みんなで食べ比べてみると、
耳がくっついている方が食べやすい!
模様がついてるやつがいい!
耳が圧着されていない方が、パンがふっくらしていてパンの美味しさが引き立つ!
トースターで焼いたパンが1番耳がカリカリしてて美味しい!
と様々な意見が出て、使用するパンと具材が同じでも圧着型か否かで食感や食べやすさが大きく異なることが分かりました。
総評
以上4つのホットサンドメーカーを6つの基準で評価しました。
扱いやすさ
扱いやすさは、「オーブントースター・グリル用」>「ダイソー」≧「上下分離型」>「電気」です。
「オーブントースター・グリル用」は場所を取らない、サッと出せる、目を離せる、6枚切り対応といった圧倒的な手軽さがあります。
ただし、焼きが甘いとパンが網にくっついて取れなくなるのでこんがりと焼きましょう。
「ダイソー」が「上下分離型」より扱いやすいのは、軽い点に加え、分離しないことによって「調理中に外れちゃった」ということが起こらないため子供でも使いやすいからです。
「電気」も作るのは簡単ですが、場所を取るため1度しまうとなかなか出番が出てこなさそうなところが大きくマイナスです。
どれも火傷の可能性があるため、プレートから外すのは大人がやりましょう。
子供と作るなら「電気」一択です。
洗いやすさ
洗いやすさは、「オーブントースター・グリル用」>「上下分離型」>「ダイソー」>「電気」です。
食洗器OKなため、「オーブントースター・グリル用」の圧勝です。
「上下分離型」も分離することで洗いやすく乾きやすいのが良いです。
「電気」はプレートを洗う以外に本体を拭いたり、コードをまとめたり…といった片付けが面倒です。
食べやすさ
食べやすさは、「オーブントースター・グリル用」≧「電気」>「上下分離型」=「ダイソー」です。
食べやすさは圧倒的に耳が圧着できる「オーブントースター・グリル用」と「電気」ですが、「オーブントースター・グリル用」の方がより強く圧着されていました。
ただし、今回使用した「オーブントースター・グリル用」は挟むときに上のパンがズレやすいので注意が必要です。
圧着タイプは端まで具材が入れられないため、たっぷり具材を詰めたい人には「ダイソー」などがオススメです。
美味しさ
これはめちゃくちゃ好みによります。
パンのフワフワを保ちたい人は「ダイソー」か「上限分離型」、耳のカリカリを楽しみたい人は「オーブントースター・グリル用」がオススメです。
コスパ
コスパは、「ダイソー」≧「オーブントースター・グリル用」>「上下分離型」>「電気」です。
いきなり大逆転の「ダイソー」ですが、扱いやすさや洗いやすさを取っ払っても1,100円(税込)には勝てません。
もちろん使い勝手を考えると劣りますが、ただ「ホットサンドを作りたい」を叶えるならダイソーで十分です。
ですが、扱いやすさ、洗いやすさなどを考えると一番気軽に使えて出番が多くなるのは「オーブントースター・グリル用」です。
一番使えて元を取れるという意味では「オーブントースター・グリル用」がコスパ最強かもしれません。
上下分離型はキャンプで利用できるため、用途によってはオススメです。フライパンとして利用できるのもポイントが高いです。
「電気」はプレートを付け替えることで沢山楽しむことが出来ますが、プレートも別途購入なためコスパが良いとは言えません。
ただホットサンド以外にもワッフルを作りたい等の場合にはコレもオススメです。
結局のところオススメは?
今回は4つのホットサンドメーカーを実際に買ってみて検証してみましたが…
個人的にはキャンプで利用する予定などもないため、買いやすい価格、スペースをとならい、手軽、切りやすい、子供が食べこぼさない、洗いやすいなどがかなり重要なポイントとなります。
それら全てを叶えたのが「高木金属のオーブントースターグリル用」のホットサンドメーカーでした。
見た目によらず耳をしっかり圧着してくれるほか、どこでも売ってる6枚切り対応なのもポイントです。
また、パン1枚を畳めば1枚でホットサンドが完成しました!
ダイソー ホットサンドメーカーはこんな人にオススメ
他社と比較して感じた「ダイソーホットサンドメーカー」をオススメしたいのはこんな人です。
- ホットサンドにこだわりはない(圧着や焼き目等)
- 屋外でも使いたい
- 安く済ませたい
- たまにしか使わない
- 圧着しないフワフワなパンがいい
とにかくコスパが良いので、ホットサンドメーカーを持っていない人はとりあえずダイソーで買ってみましょう。
ダイソー以外がオススメなのはこんな人
他社と比較して感じた「ダイソーホットサンドメーカー」が向いていないのはこんな人です。
- 洗いやすいのが良い
- キャンプでフライパンとしても使いたい
- 耳を圧着したい
- 可愛い焼き印が欲しい
ダイソーホットサンドメーカーはシンプルで必要最低限です。
可愛さや使い勝手を求める場合には他をあたりましょう。
小食派にはソロがオススメ
上記で紹介したものはどれもパン2枚で1つのホットサンドが作れるものです。
でも、8枚切りを使うといえど朝から2枚は多い!という人もいますよね。
そんな方にオススメなのが「1枚専用」です。
物によっては上下の着脱が可能だから、ソロキャンプの朝食のほかフライパンとしても大活躍です。
6枚切り・具沢山派にはグリルサンドメーカー
ボリューミーなホットサンドが好き!という人には、6枚切りにも対応している「ブルーノ グリルサンドメーカー」がオススメです。
ホットサンドのほか、付属のグリルサンドプレートでパニーニやお肉、焼き野菜も出来てしまいます。
蓋付きなので食卓に出しておいても可愛く、上下で焼けるのでホットプレートよりも早く焼ける隠れた名品です。
おわりに
ダイソーで人気のホットサンドメーカーを他社製品と比較してみましたが、調べてみるとホットサンドメーカーは多くの種類があり、それぞれに特徴があることが分かりました。
ダイソー商品は特に優れた特長的な点はないものの、特に不便もなくシンプルで必要最低限の役割を果たしてくれます。
ホットサンドメーカーは焼き上がりのほか、収納スペースや価格など購入するにあたり検討するべき点が多くあったため、耳はカリカリ派か、パンはふわふわ派か、ホットサンド以外の用途でも使用するのか?などを事前に決めておくことが大切です。
個人的には「高木金属のオーブントースターグリル用」が大ヒットでしたが、特にこだわりがない方にはコスパ最強のダイソーがオススメです。
当ブログでは他にも様々な比較、レビュー記事や、100円均一に関する記事を掲載していますので是非併せてご閲覧ください。
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