昨今の自動販売機はキャッシュレス対応が増えており、中でもコカ・コーラの「Coke ON」はスタンプを貯めてドリンクが貰えたり、ドリンクがお得に飲める定額制のサブスクを行うなど利用者数を伸ばしています。
そんな中、サントリーの自販機でもキャッシュレスアプリ「ジハンピ」の運用が始まっています。
そこで、Coke ONとジハンピについて比較してみました。
本記事では、Coke ONとジハンピについて、
- 支払い方法
- ポイント
- 初回キャンペーン
- 使い勝手
- お得度
- おすすめはどっち?
等についてまとめています。
Coke ONとジハンピを比較
自販機のキャッシュレスアプリと言えば、コカ・コーラ自販機専用のキャッシュレス対応アプリ「Coke ON」が独走状態です。
そんな中、2024年12月に北海道先行導入が始まったのがサントリーの自販機専用キャッシュレス対応アプリ「ジハンピ」です。
どちらも専用アプリを対象自販機で使用することで、キャッシュレスでスマートに購入することのできるサービスですが、実際に使ってみると支払い方法、ポイント、使い勝手の良し悪しなど、違いが見えてきました。
Coke ON(コーク オン)とは
Coke ONは2016年4月にスタートした「コカ・コーラ自販機専用のキャッシュレス対応アプリ」で、全国に50万台以上(2024年11月時点)の設置があり、アプリダウンロード数は5,700万(2024年9月時点)を突破しています。
Coke ONの特徴としては
- Bluetoothと位置情報をONにした状態で
- Coke ONアプリを立ち上げたスマホを自販機に近づけることで
- 自販機に触れることなくスマホ画面で商品が購入できる
が挙げられ、
- 現金が無くてもドリンクが買える
- 自販機ボタンに触れずに買える
というメリットが目立ちます。
また、
- 15スタンプでドリンクチケットが貰える
- 歩いて貯めたスタンプをドリンクチケットに交換する「Coke ON ウォーク」
- 毎月定額でドリンクがお得に飲めるサブスク「Coke ON Pass」
- 現金で購入したお釣りをCoke ONにチャージできる「自販機チャージ」
- 豊富なキャンペーン
など、まさに「お得で楽しい」サービスです。
ジハンピとは
ジハンピは「サントリー自販機専用のキャッシュレス対応アプリ」で、2024年12月に北海道への先行導入が始まったばかりのサービスです。
本記事作成時点(2024.12.16)では北海道内においてもかなりレアな自販機ですが、
- 登録が簡単(最短60秒)
- アプリを起動してタッチするだけ
- 支払い方法の登録で初回3本無料
という珍しさとお得さに話題沸騰のサービスです。
ジハンピの詳細と登録・利用の流れはこちらで詳しくまとめています。
どちらも専用アプリが必要
どちらも専用アプリのインストールと支払い方法の登録が必要であり、当たり前ですが
- Coke ONはコラコーラの専用自販機
- ジハンピはサントリーの専用自販機
と対象自販機が限定されています。
支払い方法の違い
どちらもキャッシュレス決済がウリのアプリですが、以下の違いがあります。
対応する支払い方法について
Coke ONはクレジットカードの他、多くのコード決済に対応しています。
一方ジハンピは、以下の支払方法に対応しており、Coke ONと比べるとメルペイ・イオンペイあたりが対応していません(LINEPayはサービス終了予定のため除外)。
共通ポイント
ジハンピは以下の共通ポイントが登録でき、直接ポイント支払いも可能です。期間限定ポイントも使えるため、期限の近いポイント消費にピッタリです。
一方Coke ONは共通ポイントの連携には対応していませんが、各種決済アプリを通じて、間接的にポイントを使うことができます。
- 楽天ポイント ➡ 楽天ペイ
- dポイント ➡ d払い
- Vポイント ➡ WAONポイントに交換後、さらにdポイントに交換し、d払い
- Pontaポイント ➡ auPAY(Pontaポイントチャージ)
「dポイントは貯めているが、d払いは使っていない」という人は一定数いますので、共通ポイントの使いやすさではジハンピのほうが優勢です。
貯まるポイントの違い
Coke ONでは、Coke ONアプリとスマホ自販機を接続した状態でドリンクを購入すると1スタンプが貯まり、15スタンプ貯まるとドリンクチケットが貰える仕組みです。
また、スタンプは時々実施される「スタンプ2倍キャンペーン」でお得に貯めたり、ドリンクを購入する以外でも、「Coke ON ウォーク」で歩いて貯めるなどが出来ます。
また、これからCoke ONを利用される人はこちらのリンクからアプリをダウンロードすると3スタンプもらえます。
Coke ONアプリとスマホ自販機を接続した状態であれば、現金購入時もスタンプが貯まります!
ただし、
- スタンプカードに1個目のスタンプが押されてから365日が有効期限
- 有効期限内に15スタンプ貯まらなかった場合、スタンプは無効
- 15スタンプで自動発行されるドリンクチケットの有効期限は発行日から90日
となかなか期限に厳しいです。
一方、ジハンピで貯まるポイントは以下の共通ポイントであり、1商品につき1ポイントが貯まります。
自販機をよく使う人にはCoke ONのスタンプ制度がお得ですが、そうでない人にとってはジハンピの共通ポイントの方が断然使いやすいです。
設置台数が多いのはCoke ON
Coke ONは全国に50万台以上(2024年11月時点)の設置があり、Coke ONアプリで対応自販機のマップが確認できます(オフィス内など表示されない自販機あり)。
一方ジハンピは、2024年12月時点では先行導入中の北海道にしか設置が無く、2025年に全国展開される予定です。
また、本記事作成時点(2024.12.17)ではアプリやホームページでも対応自販機を探す機能がないため「見つけたらラッキー」くらいに思っていた方が良さそうです。
サントリーによると「設置場所の問い合わせが多いため、マップでの表示を前向きに検討している」そうです。
分かりやすいのはジハンピ
設置台数が少なく、なかなかお目にかかることの出来ないジハンピですが、初めてでも迷うことなく購入できるのがジハンピアプリの特長です。
Coke ONは、「Bluetoothと位置情報をON」にしておく必要があるため、そもそも端末がBluetooth非対応だったら利用できません。またスマホと自販機がうまく通信できず、もたつく事も。
さらに、Coke ONアプリ画面には色々な情報がありすぎて、初めてだとどこをどうしていいのか分かりづらいです。
一方のジハンピは、商品のボタンを押して、アプリを立ち上げてかざすだけ。
最初の支払い設定さえしておけば、購入時には何もすることがありません。
アプリがシンプルだから、迷いようがありません!
ジハンピはサービス開始間もないので、機能が少ない = シンプルになっていると思いますが、全国展開時もこのシンプルさは維持してほしいところです。
ボタンに触れないのはCoke ON
ジハンピは、自販機の商品ボタンを押して購入する必要がありますが、
Coke ONは、自販機ボタンだけでなく、アプリ画面で商品選択が可能なため、自販機に触れる必要がありません。
非接触なだけでなく「自分でボタンを押したいけど届かない」子供も、スマホ画面で商品の選択が出来ます。
商品をスワイプして購入できる近未来感はCoke ONならではです。
初回キャンペーンはジハンピがお得
Coke ONには紹介制度があり、こちらのリンクからアプリをダウンロードすると3スタンプもらえます。
また、時々初めての人、久しぶりの人限定で「1本買うと1本無料」キャンペーンを実施しています。
一方ジハンピは、本記事作成時点(2024.12.17)で、アプリダウンロード&支払い方法連携で3本無料の激アツキャンペーンが実施中です。
例えばサントリー自販機では「伊右衛門特茶(190円)」を3本交換することで最大570円分お得です。
こんなにお得なキャンペーンはサービス始動直後の今だけだと思われます。
近隣にジハンピがある人はすぐに登録しましょう!
自販機を良く使う人はCoke ONがお得
Coke ONはお得度に違いはあれど、常時なんらかのキャンペーンが開催しているくらい、お得なキャンペーンが目白押しです。
一方ジハンピは初回キャンペーンが圧倒的にお得ですが、本記事作成時点では無料期間終了後のお得なキャンペーンはありません(2024年12月19日時点)。
今後、ジハンピが広まってくると、何かしらのキャンペーンの実施が考えられますが、Coke ONにはお得なサブスクや豊富なキャンペーンがあるため、駅や会社、学校などで日常的に自販機を利用する人にはかなりオススメのアプリです。
とりあえずどちらのアプリも登録しておけば、サントリー自販機しかない、コカコーラ自販機しかない場合にも活用できますので、お得なうちにインストールしておきましょう。
おわりに
キャッシュレス自販機アプリの代表格「Coke ON」と、サービス開始直後のサントリー自販機専用キャッシュレスアプリ「ジハンピ」を比較してみました。
個人的に使いやすさや、始めやすさは「ジハンピ」に軍配があがりますが、設置台数が多いのは圧倒的にCoke ONのため、どちらのアプリも状況に応じて併用したいと思います。
当ブログでは他にも「北海道に関すること」や「様々な商品・サービスのレビュー」を多くまとめています。
宜しければご閲覧ください
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