非接触の推進や効率化、人手不足などを補うことを目的とし、スーパーだけでなく今やコンビニや飲食店でもセルフレジや注文時のタッチパネルが導入されています。
当ブログでも以下の代表的なチェーン店で、セルフレジやタッチパネルの実践をしています。
- セルフレジ
- タッチパネル
- レジカート
- スマホレジ
大手チェーンのイオンでも、セルフレジやセミセルフレジやキャッシュレス専用セルフレジの導入をしていますが、中でも最新かつ画期的なのが一部店舗のみに導入されているレジゴーです。
しかし、私の住む北海道にレジゴーはありません。
そんな中、イオン北海道に「iレジ」という新たなサービスが登場しました。
本記事では、実際にiレジを使った流れや支払い方法、メリット、デメリットについてまとめています。
イオンのiレジとは
イオンのiレジは自分のスマートフォンの「iAEONアプリ」を使用して、商品のバーコードをスキャンするサービスです。
レジまたはスマホ上で会計が出来る、非接触・時短のサービスでもあります。
本記事作成時点では北海道内でしか導入されていない、レアなセルフレジサービスとなっています。
導入店舗
対象店舗はこちらから確認できますが、本記事作成時点(2025.1.10)では北海道内の以下12店舗で利用可能です。
- イオン札幌平岸店
- イオン札幌旭丘店
- イオン札幌清田店
- イオン札幌厚別店
- イオン札幌西町店
- イオン札幌手稲前田店
- イオン旭川春光店
- マックスバリュ北26条店
- マックスバリュ宮の沢店
- マックスバリュ苫小牧清水店
- ザ・ビッグ元町店
- ザ・ビッグ福住店
新店、またはリニューアル店に導入されているようです。
スマホアプリ必須
iレジは「iAEONアプリ」内のサービスのため、アプリのインストールが必須です。
しかし、iAEONアプリには、
- クーポン配信
- イオンペイ
- オーナーズカードの連携
- イオンラウンジの予約
- WAONステーション(WAONの残高確認、チャージ等)
など便利な機能が多く、元々多くのイオンユーザーが利用しているアプリのため、iレジのためにわざわざ新しいアプリや新規会員登録をする手間が無いのが魅力です。
事前準備
基本的には通常のイオン、マックスバリュ、ザ・ビッグでの買い物と変わりありませんが、買い物に行く前に以下の5点をセットしておくと会計までが非常に楽になります。
- 位置情報の許可
- iレジ利用店舗をiAEONアプリの「お気に入り店舗」に追加
- 目ぼしいクーポンを「Myクーポン」に追加
- オーナーズカードの設定&適用(対象者のみ)
- AEON Pay支払いのチェック
オーナーズカードの電子化についてはこちらで詳しくまとめていますが、オーナーズカードの提示をする人はiAEONアプリに登録しておくことでiレジを最大限便利に利用できます!(後述します)
同時に、イオンペイ支払いをする人は会員コード下部の「AEON Pay支払いをON」にしておくことで、一瞬で会計が終了します(後述します)。
オーナーズカードが無く、イオンペイも利用しない人は「iAEONアプリのお気に入り店舗に追加」しておくだけでOKです。
実践!入店~退店までの流れ
iレジを体験すべく、早速導入店舗に行ってみました。
数台ですがスマホをセットできるiレジ専用カートがありました。
また、ベビーシートタイプは1台だけがiレジ仕様でした。
まずは、iAEONアプリのホーム画面を「利用店舗」にしておき、赤枠の「iレジ」をタップ(iレジ非対応店舗では「iレジ」ボタンは表示されません)し、
「お買い物をはじめる」をタップします。
この画面になったら読み込み開始です。
「スキャン」ボタンをタップしてから、商品のバーコードを読み込むと、「商品名・価格・合計金額・税込合計価格」を一瞬にして表示してくれます。
割引商品もこの通り、ちゃんと「割引価格が適用になったこと」を分かりやすく表示してくれます。
また、複数個購入した場合は通常のセルフレジと異なり、何度も読み込ませずに画面上で個数変更が可能です(割引商品の数量変更不可)。
100点まで登録可能なので、まとめ買いもiレジで簡単です。
また、お客様感謝デーなどの割引はレジを通した際に適用されます。
登録した商品の取消
1度登録した商品も赤枠の「-」をタップするだけで削除が出来ます。
バーコードの無い商品は?
ブロッコリーやばら売り果物などのバーコードの無い商品は、「バーコードの無い商品」をタップすることで、
自分で個数の入力が可能です。
レジ袋は?
レジ袋自体にもバーコードが付いているため、必ず「会計前にレジ袋のバーコードをスキャンする」必要があります。
会計時に「レジ袋の有無を選択するボタンはありません」ので後から購入する場合は別会計になってしまいます。
会計の流れ
全てのスキャンが終わったらセルフレジに向かいます。
私の行った店舗では現金対応セルフレジとiレジは同じ端末でした。
まずはトップ画面で「セルフレジ」または「iレジ」を選択します。
今回は「iレジ」をタップしたため、「会計用のQRコード」が表示されました。
今度はスマホで「お会計に進む」をタップし、
レジ画面のQRコードを読み取ります。
すると、アプリ内の買い物情報がレジに送信されます。
驚くことに、この時点で既に
- オーナーズカード読み込み済み
- クーポン適用済み
となっていて、あとは「お支払いスタート」を押すだけです。
今回は「イオンペイ」を選択しました。
レジ画面からの選択も可能です。
本来ならここで「イオンペイバーコードをスキャンする」手間があるのですが、今回は事前準備で「AEON Pay支払いにチェック」をしていたため、
何もせずに会計が終了していました。早すぎてびっくりです。
あとは通常通りにレシートを受け取って終了ですが、
アプリで「レシートレス」設定にしておくことで、電子レシートが発行されるため、レシートの取り忘れや紛失を防ぐことも可能です。
オーナーズカードやイオンペイを連携していなくてもiレジの利用は可能です。
ただ、それだと従来通り「オーナーズカード」や「会員コード(クーポン)」読み込みをレジで行うため、若干の手間が発生します。
万引きに間違われにくい
iレジは、商品をカゴに入れるタイミングでスキャンする違いはあれど、会計時には通常通りレジを通過します。
使用するレジは、通常のセルフレジと同様のものなので、「万引きしてると思われたら嫌だな」という人には向いているサービスと言えます。
レシートや領収証、または電子レシートが発行されるため、ちゃんとレジを通した(スキャンした)証拠にもなります。
支払い方法
支払いは通常レジと同じく、クレジット、電子マネー、QRコード、現金、WAONポイントなどが利用できます。
商品券等を利用の場合は「係員呼出」で対応してもらいましょう。
スマホで瞬時に会計が出来るのはイオンペイのみです。
クーポン・割引券・株主優待・オーナーズカードは?
今回のように、
- オーナーズカードをiAEONアプリに登録
- クーポンを事前選択
しておくことで、レジにて転送後、オーナーズカードとクーポンが自動で適用済みになります。
実際、私は初めてiレジを使用した際には、誤ってオーナーズカードとAEON Payが未登録の端末を使用してしまいました。
それでも、通常レジ利用時と同じように「iAEON会員バーコード」や「オーナーズカード」を手動でスキャンすることでクーポンなどが適用になりました。
私は「iAEON会員バーコード」を毎度上手くスキャンできないため、iレジの自動読み取りがとても良かったです。
割引、キャンペーンは適用される?
iレジ読み込み時には反映されない「お客様感謝デー」や「アプリクーポン」「キャンペーン」もレジを通した際に適用されます。
そのため、アプリ上の合計金額とレジで表示された金額が異なる可能性があります!
対象商品が無く、今回は検証できていませんが「3つで〇円」などの合わせ買い商品もちゃんと反映されるようです。
iレジで買えない商品
以下の商品はiレジ非対応のため、通常レジに並ぶ必要があります。
- 医薬品
- タバコ
- 書籍
- ダウンロードカード、ギフトカード
他にも店舗によって登録できない商品があるようです。
どれくらい時短になる?
オーナーズカードをiAEONアプリに登録し、同じ端末のAEON Payで支払えばレジの滞在時間は数十秒です。
通常のセルフレジであれば「センサーエラーでスムーズに進まない」「うまくバーコードが読み込めない」「セルフレジの手際が悪く、有人レジに並ぶのと結果的に差が無かった」などの時間ロスも付き物ですが、iレジならレジでの操作がほぼありません。
しかも、商品をスキャンしながらの買い物は意外と苦でないばかりか、
- 同一商品はまとめて打ち込み可能
- カゴに入れた商品が一目で分かる
- 金額を計算しなくても良い
等のメリットにより、結果的に時短になっていると感じました。
ただし、初めから「マイカゴ」や「レジカゴ用マイバッグ」をセットしての利用は禁止されていますので、これ以上の時短はできません。
iレジを使うメリット
使用して感じた「iレジを使うメリット」は4点です。
- 買い物途中に合計金額が分かる
- AEON Pay支払い時のみ購入履歴が見られる(レジ画面からAEON Payを選択した場合は履歴が残りませんでした)
- オーナーズカード、会員コードの読み込みが不要
- 同一商品の数量変更がワンタップ
今まで利用したセルフレジ、レジカートの中で最もストレスフリーで時短でした。
今後、iレジ導入店舗では絶対にiレジを使用するほど気に入りました!
iレジを使うデメリット
正直、もっとデメリットがあると思ってiレジを利用したのですが、良すぎました。
強いてデメリットを挙げるとするならば…
- 導入店舗が少ない
- 初めてだと戸惑う
- マイカゴ禁止のため袋詰め作業がある
- 利用時間が限られる
くらいなものです。
実際、私の行った店舗は24時間営業でしたがiレジは9~21時のみ利用可能でした。
AEON PayよりWAON支払いをする人が多いため、WAONも連携してくれるとより便利になります。
株主優待+イオンカードセレクトで19.5%オフ
イオン系列で最もお得なのが、イオン北海道の株主優待+イオンのオーナーズカード+イオンカードセレクトの併せ技です。
この3つを組み合わせることで最大19.5%OFFが叶います。
イオン北海道株主優待
イオン北海道株主優待は1,000円に対し100円オフされる「100円引き券」です。
これを利用すると、単純計算で10%オフの効果を発揮します。
イオン北海道の株主優待の詳細はこちらでまとめています。
イオン オーナーズカード
次に、イオン北海道の親会社であるイオンの株主優待である「オーナーズカード」です。
このカードをイオングループのお店で提示すると、利用金額に応じた3%以上のキャッシュバックが受けられます。
オーナーズカードについてはこちらで詳しくまとめています。
イオンカードセレクト
「イオンカードセレクトでWAONオートチャージをして、WAONで決済する方法」が還元率が最大1.5%になるためオススメです。
- イオンカードセレクトでのWAONオートチャージ:0.5%還元(電子マネーWAONポイントが貯まります)
- イオンでのWAON決済:1%還元(WAON POINTが貯まります)
イオンカードセレクトのオートチャージはWAONチャージでポイントが貯まる唯一のクレジットカードです。
お近くにイオンがある人には必須のカードです。
さらにお客様感謝デーと併用する
イオンと言えば「20日・30日 5%オッフ〜♪」でお馴染みのお客様感謝デーがお馴染みですよね。
この5%オフは優待割引券およびキャッシュバック特典と併用が可能です。つまり…
- 100円割引券10% + キャッシュバック3% +イオンカードセレクト最大1.5%⁺ 感謝デー5% = 19.5%オフ
※実際には端数の兼ね合いからオフ率はもう少し下がります
20日と30日に限られてしまいますが、上記のように19.5%オフを実現することが可能です。
食料品に限らず、衣類・雑貨も対象なのも大きいですね。
5%オフにはイオンカードやWAONが必須です。お持ちでない人は1枚持っておくと便利です。
イオンカードセレクトに限らず、クレジットカードを作成する場合は、必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事作成時点(2024年12月13日)では、Powlというポイントサイトを経由してイオンカードセレクト(ミニオンズ)を作成で公式特典とは別に3,500円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
iレジとレジゴーの違い
最後にiレジとレジゴーの違いについてまとめました。
- 対象地域の違い(iレジはイオン北海道)
- レジゴーはスマホがレンタルできる
- iレジの方が支払い時の手順が少ない(オーナーズカードや会員コードの読み込み不要など)
- レジゴーはマイカゴバッグの使用が許可されている
個人的にはレジの通過がより早そうなiレジがタイプですが、マイカゴやマイカゴバッグの使用も認めてもらえると有難いです。
またレジゴーは新規にアプリを入れなくても済んだり、スマホを持たない人でも使えるメリットがあります
おわりに
イオン北海道の店舗で導入されている「iレジ」を利用してみました。
正直「結局時間がかかるのは会計なんですよ」と思っていましたが、オーナーズカードやAEON Payを連携している場合は、レジ滞在時間が一瞬で、想像を上回る快適さに感動すら覚えます。
もちろん、WAONなど別の支払方法を選択することも出来ますが、とにかくスムーズに、時短最優先の方は事前準備をしたうえでiレジを利用することをお勧めします。
最初は戸惑う点もありますが、1度使うとiレジ以外は考えられないほど便利です。
当ブログでは他にも「イオンに関する記事」を多くまとめています。宜しければご閲覧ください。
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